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Honey,honey...
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30 :
日吉若
2007/11/27 23:51
アンタの嫌いな闇の中、瞬きをして目を慣らす。
音を立てずに歩を進め、横たわる其の体の隣に気配を消して腰を下ろす。
規則的に揺れる胸、穏かな吐息。
そっと頬に手を伸ばして、撫でる。
>苦しいですか。
声に出さずに問いかけ、やはり、返事は来る筈もない。
>寂しいですか。
此処に、居ましょうか。
>不安ですか。
余計なことは、考えなくて良い。
>幸せですか。
俺は、幸せだ。
>俺のことを、想ってくれていますか。
答えは、いつも、同じなのは知っている。
そっと、布団に潜り込む。
うっすらと、アンタの瞼が開いたような気がした。
重たそうに体を此方へ向けられ、俺は迷うことなく片手を背に回す。
伝わる体温に瞼を下ろし、意識がなくなるまで、其の髪を鋤く。
傍に、居たい。満たされること等、無い。
>酷く、愛しい。
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