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ふたりでできるもん侍
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274 :
千石清純
2010/07/11 02:50
ひとりどころか2人で眠るにも広い、高級すぎるベッドの感触を名残惜しむ。
世の中にこんなふかふかなベッドが存在するのだということを、この部屋で初めて知った。
まるで自分の部屋みたいに通い詰めて、勝手に私物を持ち込んでは怒られた。
それでも、マーキングにように少しずつ俺の気配に染められていく室内を、言葉とは裏腹に満更でもなさそうな主の顔を見るのが嬉しくて堪らなかった。
最初は夜中に忍び込もうとするたび、番犬に追い回されたりした。
いつの間にか誰にも咎められずに部屋に入れるくらい、俺がいることが自然な風景になっていった。
数え切れないくらい、一緒に眠ったベッド。
願わくば、俺の匂いが長く残っていますように。
跡部くんに、別れたみたいに誤解されるだろ、と怒られた(笑)
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