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ごめん。
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300 :
千石清純
2010/10/11 18:50
お腹いたい。分量飲みすぎたかな。
でも幸せだよ。仁が傍に居るからね。
今年の夏は暑かったから、仁と何回も海に行ったよ。
単車の後ろ乗せて貰って、ヘルメットが一個しかないから、仁は俺に貸してくれて。
砂浜が熱くて変な歩き方になっちゃって、笑ったっけ。
足だけ濡らすつもりだったのに、俺がオマエに掴まるから倒れちゃって、びしょ濡れになっちゃって。
オマエの髪がヘタっちゃって、かわいかった。
あんまり楽しかったから、何回も繰り返したんだ。
単車に乗って海岸線を走って海が見えたら歓声上げて砂浜走って海に飛び込んで体当たりと殴り合いでふざけて笑い合って
でも、繰り返してるとちょっと失敗しちゃうんだよね。バグってきちゃうって言うか、やっぱり俺は、上手く出来ないから。
『仁』は、俺に汚されてなんかいなくて、俺なんかに傷付けられたことも無い、完璧な仁じゃないといけないのに。寂しそうに笑うとことか、泣かせちゃうとことか、皮肉ぶった冷たい顔なんて、有っちゃいけないのに。
俺は馬鹿だから、俺が仁を好きで居ること自体がオマエを汚してるって知ってるのに、
妄想して、妄想の中でさえオマエを泣かせて。
ごめんね。
もっと、楽しいことをしようね。
学校帰りにどっか寄ってさ、飯でも食った後テニスコートに行って試合しよ。
普通の中学生みたいに、家に遊びに行って優紀ちゃんと一緒に皆でお茶でも飲んで。
繰り返さなければ、きっと上手に妄想出来るから。
オマエに実際に会う時は、ちゃんとイイコで居て、いいオモチャになるから許してね。
薬で酔ってる間は、夢ん中に居させて。
七夕に、仁が俺のことを短冊に書いてくれてた気がする。きっとそれも夢だ。
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