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256.いつか貴方と手を繋ぎたい
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祗王夕月
2010/05/16(日)23:13
僕が貴方を初めて知ったのは、世間が新年へ向けて慌ただしい年末の12月。
年始の年賀状を書く為にスタッフ全員の住所録を見た時でした。各施設の役職順に載っている名前を何気なく見ていたら、貴方の名前が載っている頁でめくる手が止まったんです。役職のある方は大概、それ相応に年端のいった方ばかり、そんな中での貴方の名前は僕と近い歳なんじゃないかと思わせる程にインパクトがありました。
当時まだ別施設だった僕は貴方と逢った事が無く、声も聞いたことがない為に貴方がどんな人なのかというのは返ってきた年賀状の文面からしか判らなかったんです。
そんな僕の所に来た突然の転属の話。
行き先は貴方の居る施設でした。
その時の挨拶で僕は初めて貴方の声を知ったんです。程よく低音で落ち着いた物腰、優しい口調に僕は一瞬で好きになってしまいました。
覚えてますか、貴方と初めて逢った日
貴方は忙しいのにも関わらず、白衣のまま行きがけに迷った僕の為に大きな通りまで一緒に出てくれた事。
嬉しくて、本当に嬉しくてこんな素敵な人と一緒に仕事が出来るんだと。
今でも思ってます、幸せだなって。
貴方と一緒に過ごせて幸せだって。
だけど少しだけ欲張って、手を繋いで、抱きしめられたらキスがしたい。
…少しだけじゃないですね。笑
貴方には確かに言えるんです。
今までの恋人には決して言えなかった
「 ア イ シ テ ル 」
ゆっくりで良いんです、
いつか二人 手を繋ぎ、笑いながら
隣で一緒に歩いて行けますように。
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