いつか貴方と手を繋ぎたい

80 :蓬莱黒刃
2010/07/04(日)00:43

悪かったな気付かなくて…"貴方"は今日機嫌が余り良くないとは感じていたが、調子が悪かったのか。
気付かないまま仕事が夜の時間帯になった時、彼女が耳打ちで囁いた。
｢具合、悪いみたいだね●●…｣

…そういえば声が普段より低かった、普段の"貴方"も程よく低音で、僕はその僅かな違いに気付けずにいた。

彼女には"貴方"の不調を感じとる事が
出来ていた、僕はあんなに傍にいたの
に"貴方"の不調に全く気付けなかった
。なによりも"貴方"と彼女の付き合い
の長さを感じて嫉妬していた、僕は。

"貴方"の一番になりたい
最も愛される存在になりたいと

僕がこんな風に言うのは可笑しいか。
…ｱｲﾂにこんな話を聞かせると嬉しそう
にﾆﾔついて聞くから嫌なんだ、べ別に
聞いて欲しいとか思ってないからな。

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