片恋。 - 日記帳

4 :セバスチャン・ミカエリス
2008/04/13(日)23:52

坊ちゃんが眠るまでの間は側に居て差し上げるのが私の最後の仕事。
…と言えれば良いのですが、坊ちゃんがお眠りになられた後も仕事はたんまりと残っているのが少々苛立ちますね。さっさと片付けてしまいましょう。

今日は忙しさにかまけて余り坊ちゃんとの会話の時間を取ることが出来なかったのが心残りです。
最後も明日お見えになるお客様のために用意したケーキをこっそり食べるものですから寝室では説教ばかりしていた気がします。
坊ちゃんは気を悪くしてしまったでしょうか。…分かり切ったことですよね。
ファントムファイヴ家の執事たる者がこのようなことではいけないと知りつつ、ついつい坊ちゃんには冷たく当たってしまう。何故だか分かりませんが。

坊ちゃん、愛しています。
それをきちんと形にすることの出来ない私で、申し訳ありません。
私は執事失格でしょうか。

ああ、もうこんな時間ですね。
早く明日の用意を済ませてしまいましょう。

…明日、おはようございますのキスをさせて頂けるのでしょうか。

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