二人の傷痕､それは「証」

96 :紀田正臣
2011/02/13(日)01:46

携帯のライトがやけに明るく感じる｡瞼も頭も､まだ重たい…こんなに泣いたら､頭って痛くなるもんなんだな｡はは､情けない姿だったぜ。
でも､あんなに泣く程…臨也さんに会いたかったんだな｡どうしても､どうしても会いたくて…会えるのに､会えないって…本当に辛かった｡これを言ったら､臨也さんは離れるんじゃないかって怖かったし､もう…どっち共大切だから､どうすれば良いか考えても整理出来なくて｡
ちゃんと､自分の事を考えて…理解しなくちゃいけないんだろうけど､今は正直言って考えたくない｡そのくらい､ちょっと疲れた…まぁ､あんだけボロボロになりゃ疲れるか｡
でも…臨也さん｡俺達の気持ちは分かってくれてました｡ちゃんと､こう…何て言うんだ…｡画面や電話越しではない､会って…俺達の関係を本物にする｡ちゃんと､人との付き合いをこれからも築いていく…その本気は､ちゃんと伝わったって､言ってくれました｡
一般的な出会い方とは少し離れてるけど､こうゆう出会い方もあるって､俺は納得してもらいたかった｡否定､されたくなかった…臨也さんとの関係を､分かってほしかった｡
だから､少しでも俺の気持ちは分かってくれて嬉しかったです｡まぁ､俺の方から行くのは当分無理そうですけどね…本当に､すみません｡やっぱり､俺は子供でした｡
こんな､俺を…受け止めてくれる臨也さんが､大好きです｡今も変わらず､傍にいてくれて本当にありがとうございます｡

臨也さん…電話で名前を呼んでもらえるだけで、俺は凄く嬉しいんです｡これ以上欲しい物なんて無い…臨也さんがいたら､もうそれだけで幸せなんです｡
本当に､臨也さんを愛してる｡そんな臨也さんを愛してる自分も…なんだか好きになれそうな感じです｡

臨也さん…これからも傍にいてください｡お願いです…俺の傍から離れないで。俺にとって臨也さんは生き甲斐なんだ…臨也さんがいないと､何を頑張って生きていけば良いか分からない｡
明日も､頑張れる。毎日､頑張れる。だって､頑張ったら臨也さんが居るから。そのために…臨也さんのために俺は頑張る｡

臨也さん…愛してます。俺も､眠くなってきました…臨也さん､明日も俺の名前を呼んでください…毎日､毎日呼んでください……おやすみなさい…。

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