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543.花鳥雲月
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10 :
D・スペード
2012/08/08(水)00:46
今日ふと気付いたこと。
私には恐らく心から全てを話せる友人と謂う存在は居ないのだということ。
全てを話せる人物は居ないのです。
趣味を隠し性癖を隠し苦しみを隠し真実を隠し、上辺を取り繕い相手のタイプに合わせて自らの人物の色を変えて行くばかり…霧の術士としては上出来でしょうけれども本当の私を晒せる友人など一人も居ない。
別段其れに問題はありません。私は独りが好きです。
文の遣り取りなどは最も苦手とする物で…嗚呼、恋人は別としてですけれど。まぁ99パーセントは文の遣り取りを私の方から止めてしまう。
心許していない人間と毎日毎日文でダラダラと大して重要でもない会話をするような趣味はありませんし、正直に言うのならば興味の無い人間との交流が面倒極まりない。
後は最近気付いたことですが、どうにも私は他人から恋愛感情を微かでも抱かれていると理解すると恐怖感を覚えて逃げる癖がある様で。此ればかりは本能。自分から抱くならば兎も角相手から抱かれてしまうと逃走しか選択肢に無くなってしまいます。恐らく私は欠陥品なのでしょう。
文の遣り取りが苦手なことに話を戻します。
逢瀬や電話ならばその時限り仮面を被り愛想笑いをしていれば済むことな訳でして。そう、その時限り。長くても丸一日程度。しかし文をダラダラと毎日交わすに至っては何時まで経っても終わらないと謂うデメリットが強過ぎます。
終わらせ方が解らないのです、終わりを匂わせて就寝しても翌朝目覚めると続きの会話が届けられているあの絶望感。終わらない演技ほど疲弊を感じるものもないでしょう。そもそも友人、若しくは知人と毎日文を交わす意味が理解出来ぬのです。群れる気も過剰に慣れ合う余裕も本心を晒していない人間には到底抱けぬとの話。
故に、文を交わす友人…現代ではメル友と謂う類ですかね、兎に角そういった関係は苦痛でしかなく、私にとって継続する事は難しい。
私が相手に特殊な感情を抱かない限りは続けられない。だからこそ、言い換えるならば続く相手には特別な感情を抱けているということでして。
普段は苦痛に感じる行為を寧ろ好んで継続出来る愛しい恋人が居るのだと謂うことを改めて実感したならば、まあいざという時に心許せる友が居ないことも不幸ではありませんね。
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