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543.花鳥雲月
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33 :
D・スペード
2012/08/30(木)06:25
彼は何時も私のことを気にかけて、何時も私を支えてくれています。
彼は優しい。
外側は素っ気ない言葉を放ったりつれない態度を取る事も多いですが、中身はとても甘くて優しくて温かくて芯が有って。
揺るぎなく私と向き合ってくれる、そんな彼の傍はとても安心するのです。
なのに、彼の事を私は傷つけてしまってばかりだ。
彼が与えてくれている幸福の分、少しでも私も彼を幸せにしたいと思うのに。
上手く行きません。
私の過去を全て消してしまいたいと改めて思いました。
過去など有ってもデメリットしかない。
彼と出逢う前までの色恋沙汰の記憶など全て消滅してしまえばいいのです。
彼を傷つけてしまう要素を持つ“わたし”は不要だ。
全て消えてしまえばいい。
一度色を付けたキャンバスはもう二度と元の白には戻れない。白い絵の具を無理矢理塗り付けても其の下には薄汚い色が潜んでしまっている儘なのだ。
もしも今眠りに就いて目覚めたら彼の居ない世界かもしれない。
彼を傷つけてしまったから、もう美しい彼は私の傍から消えてしまうかもしれない。
そんな事を考えてしまったら矢張り今日もまた眠れませんでした。
とても怖い。
彼を失ってしまったら私はどうなってしまうのか。
其の先に在るのは恐らく奈落。
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