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60.嘘つきピエロ
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15 :
兎丸比乃
2008/08/28(木)23:40
僕の手から零れた林檎は、
重量に逆らう術を知らずに落ちていく。
何処までも、何処までも。
誰かがその林檎を受け止めてくれる迄、或いは気の遠くなるほど遙か彼方の地面に当たって砕ける迄。
何処までも、何処までも。
ただひたすらに、
#落ちていく。
禁断の果実をかじった僕は、きっと愛することを知ってしまったから。
その手からソレを落とした。
口の端から伝う甘い蜜が、溢れ出した涙と混ざって赤い煉瓦に歪な愛を描いていた。
>(特に意味はないんだ)
>(なんとなく取り留めもなく思い付いたことだから、忘れないように日記に書いてみた)
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