・***、・


アンタはアンタだった。
そんな事がただ、嬉しかった。

　・BATON、・


生きているという事は＿＿＿＿。
生きていくという事は＿＿＿＿。

自分の言葉で下線部の部分を埋めよ。

:

見ちまった人は拾ってみてくれりゃア嬉しいねェ。
坊やは強制参加で御願いすンワ。

:

生きているという事は《涙を流す事》。
生きていくという事は《其の涙を拭って、前を向いて歩く事》。

生きているという事は《痛みを識る事》。
生きていくという事は《其の痛みを優しさや慈愛、及び、しなやかさを携えた強さへと変えて往く事》。

生きているという事は《夢を見る事》。
生きていくという事は《夢は叶った其の瞬間から『現実』に成ると云う重みを識る事》。

生きているという事は《唯、其れだけで尊い事》。
生きていくという事は《其の尊さを他人と分かち合う事》。

生きているという事は《此の世に生まれ落ちる事を許された証》。
生きていくという事は《『自分』が『何者』で在るかを明らかにして往く過程》。

生きているという事は《無条件に愛される事を前提とした存在として『生』を受けた 証拠》。
生きていくという事は《誰かを無条件に愛する悦びを肌で識る事》。

生きているという事は《時に死線を目の当たりにする事》。
生きていくという事は《其れを潜り抜けた者だけに与えられる深みを身に着ける事》。

生きているという事は《飯を食う事》。
生きていくという事は《其の飯を如何に美味く食すかを模索する事》。

生きているという事は《心臓が確かに動いて居ると云う現実》。
生きていくという事は《其の心臓を感動や情熱に躍らせる事》。

生きているという事は《其処に存在する事》。
生きていくという事は《其処に価値を見出す事》。

生きているという事は《痛みを憶える事》。
生きていくという事は《其の適確な手当ての仕方を学ぶ事。そして時として其れを他人に施せる様に成る事》。

生きているという事は《感情が本能の儘に溢れる事》。
生きていくという事は《其の感情にすら優しく素直にOKを出して有りの儘の自己を容認してあげる事。又は飼い馴らす事》。

生きているという事は《呼吸を繰り返す事》。
生きていくという事は《其の呼吸が逸る程に熱く成れる何かに傾倒する事》。

:

ーーさて。坊やならどの言葉が一番心に響いたカシラ。
そして…坊や目線じゃア何れが一番其の御兄サマ像とやらに近ェかね。

:

俺ァ、個人的にゃ、１番目と３番目。其れから最後と最後から２番目、かね。
ーー回答、THX.

　・愚、・


ただの馬鹿かも知れねえ。
分かってる。…ああ、分かってる。

:

#生きているという事は＿＿＿＿。
#生きていくという事は＿＿＿＿。

#自分の言葉で下線部の部分を埋めよ。

生きているという事は、環境に生かされているという事。
生きていくという事は、自分と向き合い、また超えて行くという事。

だとしたら、俺は生きて行きたい。
くたばるのはその後だ。やるべき事をやり遂げた後、ちゃんと笑って、全てを終える為に。
その割に眠ってばっかりじゃねェかっつうオキマリの苦情はNo thanxの方向で。
たまに起きるだけ、まだマシだろ。

:

ドッチも一番最後のヤツ。
死んで堪るか、と思った瞬間。

・143、・


happy birthday 2 someone special.
u were perfect the day i met u, but u just get better every year.

　・彩、・


還ろう、光の中へ…――

:

自分の似合う服に、着替えよう。
俺らしく。
背筋を正して、顎を引いて、真っ直ぐ前を向いて。

溢れる光の中へ、帰ろう。

　・太陽の匂い、・


霧が晴れた、気がする。
滞って居たモンが動き出した。

:

新しい風穴から、気が満ちる。
プラスのエネルギーが浸透してくる、柔らかで温かな感覚。
懐かしい、手触り。

:

俺は、守られて、居る。

有難う。
矢張りこんな場所で終わる訳にはいかねェ。

生まれ変わろう、何度だって。

俺に必要なのは細胞の入れ替えだ。

気持ちを晴れやかにしてくれた、野郎に、感謝。
俺は生かされて、居る。

:

――昨日の自分は、他人なんだ。

:

死ぬ程。笑った。
カナダのファーストフード店で腹が捩れる程。
涙流す程に笑い合ったのは久し振りかねェ。

苦しかった。楽しかった。
サンキウ。
俺の事を正確に理解してくれて。
そして、風穴を開けてくれて。

―――――

有難う、坊や。
御前を愛せて、俺は倖せだったよ。
今は酷く、凄く懐かしく感じる。
此れで完全に想い出に、限り無く愛おしい想い出に、成った。
御前に出逢えて…良かった。御前に出逢った事で、貰ったモン、味わった気持ち、本気で守りてェと思った事、眼窩の奥が熱く成る位ェに大切な存在だった事、成長出来た事、感謝を挙げたらキリが無ェ。
あんな気持ちに成れた事、あの気持ちすらも今では遠く愛おしい。

心からの有難うを。

如何か、倖せに…――

俺も、倖せに、成る。

優しく、オヤスミ…


( エイエンに、愛してンよ。)

　・sleepy、・


試合後は充電が切れる。
つうかその“オイbuddy、背中がお留守だぜ”ってのは何だ。毎度思うがオろされてェの。なァ。暑苦しンだけど。

結果、モーレツに眠ィ。
ついでにテメーのbuddyになった覚えは、ねェ。

:

もうスッカリ春ネ、…オニイサマ。

:

瞼が揺れる。
残像。

:

…バァカ。

　・Lotus、・


蓮は泥より出でて泥に染まらず。

:

御前が何に怯えてるか。
其奴は御前の病的にも近ェ回避性傾向が強過ぎるが故の、逃げの姿勢に対して、じゃアねェかね。

逃げても、逃げても。結局御前は自分が本当に欲してるモノは諦められねェ真っ直ぐな野郎だ。俺は本音に忠実な御前に惚れたンだよ。

なァ、俺は御前を逃がす積もりは無ェだなんて、格好つけた科白はさらさら吐く気は無ェ。
逃げるも逃げねェも御前次第だ。御前を鎖で縛り付けンのは正直簡単だ。
だが、御前は御前の意志で。本能で、此の俺を選ンだ。心底望ンで、心底欲して来た。人間、自分の“本気”から逃げる事なんざ出来無ェンだよ。

御前は自分の本音から逃げる事、本音から目を背けちまう事、其奴に怯えてる。其れが答えだ。

:

蓮は泥より出でて泥に染まらず。

御前が逃げようとも、俺は、逃げない。

　・泥、・


沈む気で居たら蓮の葉が浮いて来た。
俺はただ茫洋と眺めて、それを掴まずに居た。

諦めは早い。

:

何に怯えてンだろうな、俺。
アンタに？…もし自分に、だとしたらもうアンタの声、聞けなくなる気がして。
こんなに想われててイイ訳が、ねェだろ。…冗談じゃねェ。

雨ン中、結局は逃げ出す。
遠く。もっと、遠く。