――…唯一無二、




(後編、)

日記ン続き、至福ば綴りたかばってン、
――…頬擦り為たか熱の抑えられン、(笑)



ハハ、…偶に暴れ出しちまう此ン衝動の辛かァ。




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頬擦り専用んモンば作らにゃイカンとやろか…――、(笑、)




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好いとう、…愛しとう、
其ン奥ば愛しながら、御前だけに伝えたか。



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――…俺にゃ勿体無か、




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有限ン世界で視る“永遠”
御前ば恋う熱は、誰にも、何にも止められン。




――…御前と“永遠”ば誓うた日、



(edit、)

雨ン香の揺蕩う部屋ン中、
シーツば波立たせて最愛と溺れとる。
――…御前ば愛し過ぎちまって、幸せか程苦しか、




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最愛ば前に相変わらず理性ば保てンと只管欲情ば為て、奥迄欲しがっちまう。
唯単に性欲ば発散為たか訳でン、性欲ン強か訳でン無か。

唯只管、最愛ば愛しとう、

だけン、…“愛しとう”ち言葉に込められン想いば伝えたかち焦がれちまう。
聲に成らん想いば御前だけに手向けたか、
其ン衝動ば抑えられン。

――…心底、御前に惚れとる。


そぎゃん俺ば如何か、…嫌いに成らンで居って呉れっとだろか。




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腰に絡みよる御前ン綺麗か脚、
頚に感じとる御前ン甘か指先、
熱に蕩けとる御前ン眸と聲。

――…御前ン総てが俺ン心ば捕らえて離さン、





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愛しとう、…愛しとう、最愛。


今夜も俺ン眸に映る存在は御前、唯一人。

――…息ば呑むごつ、嚥下為とう“想い”

御前ば抱いて、初めて知る感情に心臓の引き裂かれるごつ、
身ば焦がしよる“熱”に魘されとる。


“今直ぐ、此ン腕に御前ば抱き締められたら、”



思考回路に絡み付いとる愛慾、
理性ば手放して、…此ン願いば叶えられとうなら、
――…そぎゃん、淡か夢に溺れとる。




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“寂しか、…恋しか、”




最愛ば困らせる事なン解っとうとに、…聲ば絡め合う至福ば願わずにゃ居られン。







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――…夜風に攫わるる色彩。

謳うた“熱”は誰も知らン侭、




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御前だけに、此ン想いば重ねたか、



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好いとう、…愛しとう。

――…御前が恋しか、

昨夜、倦怠感と頭痛の為ちょって体調ン優れんごたった。
だけン、留守番中に“先に眠りよる”ち最愛にメールば為よる後、…久々に独りで寝にゃイカン事実に心臓の締め付けらるる。
――…理由は如何でン、最愛の居らん夜は慣れン。


中々寝付けン中、帰宅為よらす最愛ン跫音。
ベッドん傍らで、…俺ン鼓膜ば擽る其ン優しか聲に慾の膨らみよる。


> “――…抱き締めたか、”


そぎゃん想いば抱えながら、心配と迷惑ば掛けちまう事ば謝りよる俺ン心臓に、…追い討ちば掛ける最愛ン聲。


『――寂しかってん、御前がもう寝る、て聞いて。
やから、少しでも一緒に居れる今が嬉しいンや、やから謝らンで。』


嗚呼、…こぎゃん優しか、可愛か聲ば手向けて呉れよる最愛ン只管愛しか、
益々両腕ン疼き、舌先ン熱に魘されちょって…――欲情。
眠らン侭、聲ば重ねる内、最愛に引き摺り出されよる本能が暴れ始めちまう。


だけン、此い以上欲情せンごつベッドに潜り込みよるとに、…其ン中で聴く最愛ン聲に心臓ば揺さぶられよる。


『御前ン聲だけでイきそうに成るンに、――腹立つわ。
此れ以上俺が盛って、御前に今直ぐ抱いてや、って駄々る前に眠るンが賢明やな。』



なァ、…此い以上、俺ば煽るンや無か、
――…今直ぐ、御前ン舌ば舐めながら奥迄揺さぶって、熱ン溶けちまう位抱きとう成っちまう。
其ン柔か内腿に又紅蓮と白ば飾らせて、…本能ン侭、御前ば奪いとう熱ば抑えられン。




――…只管、唯只管、御前だけに惹かれとる。







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“御休み”ば重ねた後も欲情為よる侭、最愛ン愛詞に又熱ば滾らせちょった。
ハハ、…幾ら時間ば重ねたっちゃ、御前相手に抱きよる熱は制御出来ンごたる。
――…本能が、御前ば恋うて欲しがっとる。




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俺もどきゃン仕様も無く、…御前ば愛しとう事ば知りなっせ。




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最愛ば愛し過ぎちまって、好き過ぎちまって、何故か苛立っちまった謎ン現象の起こりよる。(笑、)
ハハ、ほんなこつ、…御前相手にゃ理性なン無意味ばいねェ。

16ヶ月記念日デート、


> “――…本能が御前ば欲しがっとる。”




(edit、)