今日は俺の生まれた記念日だ。日付変更と共に贈られてきた愛しい不二からのお祝いの鳩は眠りから覚めた俺の枕元に寄り添っていた。温かい、けれど少しだけ肌寒い秋の日差しに包まれていた小さな愛は封を開くと同時にじんわりと俺の中へと染み込んでいった。その愛が生まれた瞬間を見る前に眠ってしまったことに少し心残りがありながらも、誕生日という１日を不二と一緒に過ごせたことの幸せは尽きない。

本当に、素敵な誕生日をありがとう。不二と出会い、生まれてきた今日に感謝の気持ちを。また来年もこうして幸せな１日を２人で過ごせるように。

これから不二とまた、今一度寄り添っていきたい。俺の都合で不二には毎日寂しい思いをさせてしまっていることだろう。以前のように不二がもっと幸せに包まれている日々を届けたい。俺と不二の幸せを、不二と一緒に。

以前、此処に思いを綴ってから早２ヶ月。暫くぶりに埃を払いに来た。ずっと来られなくてごめんな、またちゃんと２人の幸せを綴りに来るから。…―今まで彼に伝えられなかった事実を漸く口にした。きっと傷つけただろう、呆れられもしただろう。様々な感情を彼に負わせたことだと思う。…それでも彼は、やはり今でも俺の隣に居てくれている。笑顔で頑張ってね、と俺を支えて居てくれる。こんなにも俺を愛してくれる人間は他にいない。俺自身の為に、そして不二の為にも俺の夢を叶えたい。…―やがては、２人一緒に。

此処に筆を走らせるのは随分と久しぶりのことになるな。日常に追われ不二との時間も徐々に削られていく現状。それに伴ってくるこの連鎖から早く抜け出したい。不二から貰う愛も送る愛も以前より少なくなっていることは明らかだ。…そんな中で迎えた俺のもうひとつの誕生日。俺を待つ間揺れる睡魔に耐えながら綴ってくれたお祝いのメッセージ。こんな現状の中でも忘れず祝福を送り届けてくれたことを嬉しく、そして幸せに思う。…―ありがとう、不二。不二からのお祝いがあるだけで最高の誕生日になる。愛してるよ、不二だけを心から。

愛しい不二と上がる幸せを此処に感じながら今日も思いを紡ぐこととしよう。

此処数日、日常で待ち構える大きな催し事に時間を費やすこととなっている。その為、不二との時間は激減し寝落ちすら繰り返してその貴重な時間の不足がとてつもなく著しい。あまりにも続き過ぎてるこの習慣にもそろそろ限界が訪れそうだ。耐えきれん。…そんな辛い日々も今週で漸く幕を閉じる。少しでも早くその時を取り戻したい。

そしてまた俺たちの幸せを祝福してくれた者たちへ。改めて私信として返させてもらうな。本当にありがとう、心から感謝している。

季節の変わり目だからだろうか。そればかりが理由とは言えないが悔しくも流行り病に体がやられてしまった。気づいた後もすぐ対処したが病状は悪化するばかり。回復までの過程に起こる病状は変化しつつあるしあわよくば今日一眠りした後、明日には全快を迎えていれば良い。自己管理不足なのは理解しているが病魔のおかげで不二との時間がまともに過ごせなかったのはつらい。随分と前の話になるが風邪に侵された時、不二には浮気だと言われたことがあったな。…まさしくその通りだ。あまりに不本意この上ないが。早く治して俺のすべてを不二に尽くしたい。病魔にやられている時間など本来ならばひと欠片もありはしないのだ。早く完治させるからな、不二。それまで後もう少し待っていてくれ。愛してるよ、不二。

新しい新居に身を構えてから少し。俺たちはまたひとつ、特別な幸せを見つけられた。それはこうして新居を立てたことから感じられた幸せである。それは俺たち２人の中で生まれただけのものではない。…俺たちを見守ってくれていた町の皆から贈ってもらった幸せだ。

カバだって走るんです。:天根ヒカル
２人で完走が出来たのも、不二の協力のおかげなんだ。それが無ければこうした２人の新居もまだ立てられていなかったかも知れない。その時を溢れるほどの祝福をくれたことを心から嬉しく思う。本当にありがとう。また此処での俺たちもどうか見守っていてほしい。

行雲流水の如く:白石蔵ノ介
祝辞の言葉、心より感謝する。少しでも俺たちの綴るものが、見た者が心穏やかに感じてもらえてるのなら本当に嬉しいことだ。これからもそんな日々を綴れるよう、毎日を素敵なものにしたいと思う。

データノートの砂糖漬け:乾貞治
こうしてちゃんと話すのは初めてのことになるんだな。俺の方こそ、密かに覗かせてもらっている。そんな最初の貴重な言葉が俺たちへの祝福であることすらこの上ない幸せだ。本当にありがとう。

天雫銀月:跡部景吾
祝福の言葉をありがとう、跡部。また以前と変わらず俺たちの日常を楽しみにしていてくれることが嬉しい幸せだ。またこれからもどうぞよろしく頼む。

ししゃも29%:鳳長太郎
早速の新居名での愛読入りにありがとうを。２人ともに名前を並べられている幸せに胸が溢れるものを感じている。これからも俺たち２人を見守っていてくれたら幸いだ。

２人の離れた距離を縮め…そしてお祝いの言葉をも貰えたことも。他にも囁かに俺たちを祝福してくれた者へも本当に感謝している。記入漏れがないよう願うばかりだ。皆のおかげで俺たちは皆から祝福される幸福を知れた。俺たちは本当に幸せに恵まれいる。…本当にありがとう、心から感謝している。

今日から新しく始まる２人の日常を綴る分身たちの人生。３年目を迎えた俺たちの幸せな日々。２つの新たなスタートが同時に迎えられると言う幸福を俺たちは以前から計画と努力を重ねて今此処に達成しようとしている。

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