日記一覧
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1 :忍足侑士×跡部景吾
2009/06/02 22:45




が 出逢い 恋 を した 。
Black and blue together forever.






× 


結婚・夫婦表現有り
交流・私信・バトン大歓迎
検索:Schwarz und blau、黒と青




Since:09.06.02

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500 :跡部景吾
2012/05/19 22:13


まずは、これまで私信をくれた人、
それから目を通してくれていた人、
貴重な一冊を貸して下さった管理人様、

全ての方々にありがとうを。


今朝、あいつからまた連絡があって、今日、正式に俺達は終わりを迎えました。

長く、辛く、けれど嘘偽りなく幸せな日々だった。


日記の最後の一ページを綴るのに相応しい日は今日しかないと思ったから、
この恋と一緒に日記も終わりを迎えさせる事にした。


もしかしたら違う形でと願う日もあった。
でもそれも今日を境にキッパリと捨ててしまおうと思う。
今日までの全てを捨てるのではなく、これまでの思い出は全部俺と共に長い眠りにつくだろう。



確かに、恋でした。

一世一代の恋をしました。

大切な存在に出会えたのは俺が俺であったから。
出会って、不器用なりに不格好でも一生懸命恋をしました。
愛し愛された時間は無意味なんかじゃなかった。
報われない事も確かに沢山あるけど、それだけじゃないと教えてくれたから。

ぎこちなく、歪な形の、けれど俺なりに真っ直ぐな愛であいつを愛し抜きました。
あいつは俺を確かに愛してくれました。

永遠はなくとも、確かに唯一を手に入れる事ができたんだ。

それは本当に、美化したりした訳じゃなく、俺達なりに全力で愛した証。

だから後悔はしていない。

愛する喜びを
愛される幸せをくれたたった一人の存在を、忘れはしない。

本当にありがとう。侑士。

強いて言うなれば、幸せにする、たった一人の存在になれなくてごめん。



今日、長い永い眠りにつきます。
沢山の大切な思い出と、想いと共に。

俺達はいなくなるけど、この街や、この世界の恋人達が幸せであるように。
かけがえのない出会いなんだと笑顔になれるように。




さよならは言いたくねぇから。

だから、

ありがとう。
おやすみ。



跡部景吾
(2012.05.19)
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499 :跡部景吾
2012/05/15 01:53


良い天気だった。

気持ち良いくらいの天気だった。


空は青くて、風はほのかに冷たく心地好かった。



ただそれだけのこと。


だけど一時期色を忘れた俺には大切なことだ。


今日、この1ページを書いてしまえばいよいよ次で最後になる。


長かったな…。


相手をなくした交換日記も、やっとすべてを埋められる。


結論から言えば永遠はなかった。
けど、それに匹敵するくらい大切なものを沢山貰えた。

だからこれで良かったのだと俺は胸を張って言える。

胸が張り裂けそうになる日もあった。
寂しさに泣いた日もあった。
素直になれないもどかしさに苦しくなる日も、
伝わらない気持ちに震えた日も。

だけど同じくらい、嬉しさに満ち足りた毎日だった。


全部消化しきっちまえるまで随分掛かったけど、
本当はまだ未消化なものだってあるかもしれねぇけど。

あと1ページ分の余力だけだいて。



.
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498 :跡部景吾
2012/05/05 20:52


さて、この日記を書けばいよいよ残りは2ページ。


また変な癖で(気づけば癖になってたな…)書こうとしてはやめて、日記のページを白い状態に戻してを繰り返してた。

なんだかんだ、寂しいんだと思う。

あいつとの思い出が唯一残るこの日記も、
この街も、人も。
全部大切で、無くしてしまうには名残惜しいと、思ってしまった。

当初の予定通り、この日記が終わりを迎えた時、俺は俺であることを辞めて、この世界から姿を消す。
それは変えるつもりもねぇし、万が一。
あいつがまたこの世界に戻りたいと考えた時、
どこかで俺がまだいるんじゃないかとビクビクしたり、嫌がるような、気持ち悪がるような…
そんな真似は、したくねぇ。

…って…、
また気づけばあいつの話題だ…。
いやまぁ、読んではねぇだろう、けど。


この日記と俺はきっと同じ。


.
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497 :跡部景吾
2012/04/27 01:12


久しぶりの日記。


最近はあんまりあいつの事考えねぇようにしてる。

膨れ上がった気持ちは圧縮して、蓋をして。
もうちゃんと一人で立てるようになった。
泣く事も、しなくなった。

いつまでも伝わらない想いが、決して無駄だと思ったからじゃない。
新しい誰かにベクトルを向けた訳でもねぇ。

ただ、そうする事しかできなかった。

追っては逃げて、向かい合えない俺達にはピッタリなような気がした。

桜は散って、
夏が来たって、
終わりを迎えたあの秋が来ても、
きっと俺は変わらずあいつが特別だと思う。

恋人じゃなくても、ただ、その景色を一緒に見られたら…。
そんな願いすら叶わないけど、
俺はもう十分だ。


だから、

笑って。


.
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496 :跡部景吾
2012/04/01 16:25
今日はエイプリルフールだな。


嘘でも良いから俺に都合の良い言葉が聞きたい。
とかつい思っちまった。


一年で嘘のついていい日。何か嘘をつきたくなるな。

まぁ、だからってきっと特にはつかないんだろうけど。

残り4ページ、

さくさく終わりそうだな。
寂しいような、虚無感のような…。



大丈夫。
もう好きなんかじゃねぇから。
何にも感情は、ない。


…なんて…。
ついた嘘に自分で首を絞めてるみてぇ…。心臓が、イタイ。
我ながらつまらねぇな…


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495 :跡部景吾
2012/03/28 01:24


案の定、あいつからアクションはない。

当たり前と言えば当たり前だし、予想はしていたからまぁ、ダメージは少ないが…

きっとこのまま、何の言葉も交わさずに最後までいくんだろう。

…寂しいけど。な…


きっと、これが望みだろう。
だから、いい。
多分これが一番いい方法なんだ。
だからもう催促じみたアクションは起こさない。

どの道あと5ページ分の猶予だ。
もう、悪あがきはしねぇよ。

散々後悔させた。
だから俺がまたあいつの中に存在する事は許されない。

悲観でも後悔でもない。
諦めにも似てるが、これは列記とした感謝の気持ちだ。


きっと、喜んでくれる。そう考えれば、清々しくもあるくらいだ。


だから。


バッドエンドも喜んで受け入れてやる。それすらお前との大切な思い出だと思える俺は、とっくにイカレてる。
.
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494 :跡部景吾
2012/03/26 23:24

ズルズルと完結を先伸ばしにしちまったこの日記。

日記の終わりは自分の中で区切りと決めていて、だからこそどこかでまたあいつと新しい道をと望んじまったせいで踏ん切りがつかなかった。


でも昨日のあいつの言葉に、やっと書き進めよう、って…そう思えたんだ。俺の居場所は、もう1㎜もねぇと、
やっと、気づけたんだ。
バッドエンドしかないんだと、
やっと分かったんだ。
俺がいるだけで、お前は不幸せになるって。
思えば、また話しをしてくれただけでも俺には信じられない出来事で。
それなのにそれ以上を、と望んでしまった。一秒でもいい。もっと一緒にいたいと。
願ってしまった。



後悔したと、あいつは言った。



後悔をしている、と。



あいつの発する言葉だから、受け入れたかった。もう傷つく場所なんてこの心にはないと思っていた。
だけど。思いのほかショック、だった
素直にできそうになくて。


だからこの日記をきっかけに、踏ん切りに、しなきゃいけねぇと思った。



きっと今日も、帰ってはこないだろう。だって俺はもうとっくに帰る場所じゃなくなっていたんだから。

だから、おやすみ。
直接は言えねぇけど…
居なくなるまでにせめて、
あと一度でもおはようやおやすみが言えたなら、それで…なんて。


.
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493 :跡部景吾
2012/03/26 03:23


あいつが帰ってこなかった事。例えそれが故意だとしても、単純に体を壊したとか何かあったんじゃないってだけで、それだけで安心した。


ただ、どうしたってあいつは悲しむし、どうしたって後悔させちまう。

悔しい。
悲しい。

笑ってて欲しいだけなのに、俺がいる事はやっぱりその妨げになるみたいだ…。
どんな奴なら、あいつを笑わせられるんだろう。

どんな奴なら、あいつを幸せにできるんだろう。


だから、また日記を再開しよう。
止めていた時間を進めて、あいつを幸せにしてやりたい。

後悔させた事、
なかったことにはならないだろう。

けど、もう二度と俺の事で後悔させないように。


俺の願いは、もうそれだけ。
ただ、幸せにしてやりたい。

ただそれだけ。好き、だと。
伝えるのももうやめたなら、安寧をその手に握らせられる?同じ想いだったと、伝えなければ。

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492 :跡部景吾
2012/03/16 13:56

あいつがまた、俺の前に戻ってきてくれて、
それから、最後の『おやすみ』からもう一週間。

あいつがくれた気持ちに真剣に向き合ってきたけど、やっぱりあいつは俺にとって大切で、掛け替えのない存在だ。

でも、あいつは…
あいつ自身も答えの出ない気持ちを抱えて、苦しいだろうな…。

俺の答えがあいつを今よりもっと苦しめないか。
そればかり考える。


だからせめて待つ事しか出来ねぇけど…
どんな答えでも、待つからな。


.
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