光は、無欲で謙虚やということが、この日記を始めて初めて解った。この子は、思いやりに溢れとって、他人に優しく出来る子。それが、光なんや。俺なんかより、ずっとずっと温かいんや。そんな子が、何で俺なんかと付き合うてくれるんやろ。世の中には、俺よりももっとずっと素敵な奴が居るやろに。光の見る目が、なかったとしか思えへん。そないなこと言うても、光を手放すことは出来へん。ええ子過ぎるで。俺には、勿体無いんやけどな。光の我儘なん、聞いたことあらへんし。会いたいとか、話したいと思うのは、当然なんやから、そんなん我儘には入らんわ。毎日言うてもええ。俺も、時間作ってなるべく会いに行くし。光の我儘も聞きたいわ、と言うんが、俺の本音。光から、あれがしたいとか、これがしたいとか、言われたことあらへんし。例えば、何処かにデートしたい、とか。俺は、光に色々してやりたいわ。エッチな面だけやなくて。光が、幸せやって、思うこと全部。大好きすぎて、ええ子すぎて、愛しすぎる光が、心から幸せやって、思えることを。

なんなんや、この子。無欲すぎるやろ。構ってくれるだけでええとか、ホンマ…愛しくなるわ。もう、可愛すぎて悶えそうやん。いつもいつも、待たせて堪忍な。健気すぎる光が、待っててくれるから、帰ってくるんやで。愛しすぎて、ついつい光を虐めまくってまうんやけどな。光を抱く度に、光がかわええことしてくれるから、毎回気絶必須になっとるんは、ほんま申し訳ないんやけどな。もう、とにかく大好きや。

光と出会って、どれくらいの月日が経ったんやろか。俺は、ホストとして、接客した訳やけども、いつの間にか光の可愛さに惹かれて、のめり込んでしもた。いつも話せるわけやないけど、光にたくさんの愛情をあげて、貰っとる。いつも、俺に合わせてくれる光。俺が日記やりたい言うたら、戸惑いながら合わせてくれた。いつも光には、感謝でいっぱいや。どないしたら、この気持ちを伝えられるか、そう思ったら日記を書いてたくさんの言葉を綴って、光に伝えたい。それに、光も思うところがいっぱいあると思うんや。会われへん日でも、会いたくなったらここに書き込んでええんやからな？俺は、光の言葉が聞きたいんや。面と向かって言えへんことも、あるやろ。思っとること、ぶちまけてくれてええんやで？光は、俺の大事な恋人なんやから。光の不満も、聞くんは恋人の役目やろ？