必/然メーカー。

日記一覧
┗必/然メーカー。(113-117/146)

117 :財前光
2012/04/15 02:24

此ンなン、悲観的以外の何でも無い。

―――

笑う彼の人を見て、泣きそうに成る。
感じて居た筈の愛しさが、苦しみにしか成らない。
噛み締める唇を誤魔化す様に、キスを為て。厭きる筈が無いと、笑う彼に爪を剥がれる様に指先が痛い。
辛い。

誰か、助けて呉れとは。言わ無い。けれど。

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116 :財前光
2012/04/08 00:32

> 体温云々、の噺。

昔程身体が弱い、と云う事も無いけど、俺は良ォ体調悪い時が在る。
其れは頭痛やったり風邪やったりと軽めのモンなんやけど、不眠症擬きやガタガタの食生活が相俟って拗らせて長引く事が多い。
最近、専らの敵は、低体温と低血圧遣ったり為る。此が中々に、辛い。

―――――

彼の人が、風邪(、？)を引いた。
と云うても、症状は訊こうと為たけども会話に流れて余り分からんかった。
俺が風邪引いても笑ってキス為て来た彼の人が寝込んどるて云う事実に、僅かに動揺為たンは此処だけの噺。

絶賛ネガティ部為とった俺は(因みに未だ引き摺っとったり為る。)、此の事実に少なからず如何にか為たらんと、て回復に向かって這った。
中々如何して、好きて云う気持ちは強い。
逢いたいて云う我が儘が有ったンは否めんけど、彼の人に看病を申し出て、手製の擦り林檎とプリン片手に彼の人の自宅に走った。

家人全員が寝静まっとる中、冷えた手ェに触れた額が熱くて、静かに泣きそうに成った。
荒い息で話す題は俺の体調についてで、否アンタが今病人や無いンか、て思い乍林檎を幾度か口に運んで。
身体良ォ凭れさせた昨日は、余程辛かったンか、て思う。
何も為て遣れん虚無感に口ン中噛み乍、寝静まった彼の人の布団正して帰宅。

一人、冷たい布団に入って、手首を噛んだ。

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115 :財前光
2012/04/07 00:49

俺の頭ン中には、蟲が棲んで居る。
蟲は非常に気紛れで、気の向いた頃、好き勝手に俺の硬い脳味噌を食い荒らす。ばりばりと、硬い音を立てて。無機質に、無感情に。
決まって俺はそんな時、此以上侵食を受けて成るものかと頭を抱えて身体を丸めて、低く唸る。
蟲に勝てる筈も無いのに。
在るのは、産まれるのは吐き気だけなのに。

蟲は、時折甘い産卵を為るのだと誰かが言った。

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114 :財前光
2012/04/03 17:31

矛盾為る位なら、消えて仕舞えば良ェ。
浅ましく伸ばす指先すら、見え無い様に。無かった様に。
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113 :財前光
2012/03/28 06:15

眠い。苦しい、辛い。眠れ無い。息が荒い。止まる。止まらない。
消えたい、逸そ。意味すら、見当たら無い。
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