ご利用前に必ずINFOをご一読ください。
※色見本  ◇WHITE ◇WHITE2 ◇WHITE3
スレ一覧
┗1065.ラストノートがわからない(178-182/182)

||次|1-|||
182 :タルタリヤ
2025/01/14(火) 00:11

🐳🏹龍の居ぬ間に回想

漸くつまらないデスクワークがこなせるかどうかくらいには回復したんだが、戦場に出られないのは勿論筋トレも儘ならないのはどうにもフラストレーションが溜まる。この数日間で食べられた固形物を思うと戦士として余りに情けない。
とは言いつつネガティブな事をここに書き残しても仕方がないから、明るいことを書き残しておく。

去年の今頃は何をしていたっけと振り返っていたら真っ先に璃月まんを食べ比べる先生が目に付いて笑った。
今の先生はすっかりわんちゃん要素が強くてそれはもうギャップと相俟って可愛らしいのだけど、キッカケを見るとやっぱりお互いの公認で両片思いをやっていた期間不意に俺がポロッと零した──いや、そうなって欲しくて言ってみたかった「恋人」呼びが強かったと思う。
ぎこちなく恋愛のテンプレートをなぞってみたり、柔らかさを意識した物言いの学びのために俺の言葉を真似てみたり……繰り返した先に浮かび始めた鍾離先生の笑顔は堅物とは真逆の緩んだものだった。
友人だった頃の振る舞いがなくなったんじゃなくて、あくまで格段に増えたというだけ。
この前不意に思い出したからmurmurにも残したけど、恋愛初心者とは思えない誠実で存外いちゃらぶ嗜好のあの似非凡人に種を撒いていたのは俺だったらしい。

六千と少し生きてきたあの生き物に人肌の温かさと名前を呼んで振り向く甘さ、封印しなくてもいい逢えない切なさを渡せたのは俺。
根雪の下の岩肌に咲いていた花の美しさを知ると同時に神経に滑り込んできた香りの未知に知らず誘われたのも俺。
……振り返る度に恋しさを根付かされたなぁと考えていたら鍾離先生が帰ってきた。ここまでにして寝かしつけてこよう。


[削除][編集]

181 :ニィロウ
2025/01/10(金) 21:17

  • 🪷💃🏻ゆりもどし、ふたり

    アルハイゼンさんが私のベッドサイドにナイトテーブルを持ち込んでくれて書き物作業や読書をしてくれる時間が好き。
    新年からとっても嬉しいくじ引き結果の代わりに体調不良が重なっちゃって、お友達へ書く手紙もちょっと滞り気味なんだけど……それでも、アルハイゼンさんには寄り添っていて欲しいの。
    「どこに下っても俺はついて行くから観念するといい」
    アルハイゼンさんのちょっぴりの傲慢を含んだ、それでも優しい愛情。
    沢山の愛情に包まれて弾んだ恋の音が、ページをめくる少し乾いた音と重なって私の心を動かすの。
    まだまだ体調が良くないところもあるけど、それでも変わらない暖かさが私の中にあってくれる日常が大切。

    いつもありがとう、アルハイゼンさん。治ったら美味しいご飯を一緒に沢山食べようね。

    🪷
    眠る直前にきゅんとさせないでアルハイゼンさん…っ!また夢に出てきちゃうよ。


    [削除][編集]

    180 :シロネン
    2025/01/03(金) 22:44

    🐆🛼メロコア

    確保だけしに来た直後にマーヴィカからじきに帰るって連絡が来るの、マジなんなんだろ。あんた読心とか持ってないっしょ?

    ナタ五幕の本筋じゃない箇所とちょい本筋にあたる箇所のネタバレを含んでるからマーヴィカは覚悟して開くこと(いつもの感じが95%)
    大戦が済んだ後プラス年末年始となるとナタ全土はそりゃあもうムラが出来る。
    ウチも新規の依頼は停止して今ある案件の設計図を組みかえたり、資材を提供してくれる業者に挨拶したり、昼寝したり新しいCDを買ったり昼寝したりテペトル仔竜をもちもちしたり昼寝したりして……必要な休憩だってば。ほんとに。
    マーヴィカも漸く肩の荷が降りたせいか、完璧主義者な一面から自我が滲むようになってきた。
    双駆輪の十四回リテイクやらサングラスの無茶ぶりオーダーとかは未だに根に持つし許してないけど、ウチとそーいう仲になってからのマーヴィカの物言いは何だかカワイイ。
    「君だから頼んだんだ、許されるのが好きだ」「私たちは日々頑張っているのだから褒めあって寄り添って生きていこう」……なんてさ、自分の努力を見せない気高い炎神サマが責任感を少しだけ下ろして、ウチらだけのひみつ基地で甘え方を理解した人間の女性に戻る時。色んなものを抱えたままウチに寄り添ってくれる時。
    全部大切に抱きしめてあげるよ、マーヴィカ。あんたの過去の痛みや喪失、新しく執行官が来る噂も聞いてるし日々感じる責の重さを理解しきれないけどそれでも頑張ってきたあんたが報われ切る、その日まで。
    いや、報われ切った後もあんたの我儘はウチだけがこなしてあげるから。ウチが鉄を撃つ火はあんたが守っていて。新しい年でも愛してるよ。

    🛼
    にしても、ウチのマーカーにネコ科の生き物のステッカーを重ねるのだいぶ見づらくない?なんか対策考えなくっちゃなー…だる。


    [削除][編集]

    179 :タルタリヤ
    2024/12/31(火) 00:00

    🐳🏹拝啓、世界で三番目に大切なあんたへ

    年の瀬生まれって狡いなと実は去年も思ってた。時節の挨拶を書き出そうとして必ず鍾離先生の顔を思い出す羽目になるの、新手の罠なんじゃない?しかも一年間の思い出付きで。
    でもそういう狡いとかあざといとかぶりっ子とか、凡人になりきれないだろうかと萎れてみたり……去年と比較して見せてくれた顔が更に増えたね。
    あれだけ色々な腹を割りあったのに喧嘩が起きない事は不思議で、離れたいだとか面倒だとか、あぁやっぱり俺は戦士として恋愛は邪魔だった───個人を選べるような生き方は出来なかったと頭に浮かぶ事すら無かった。
    生業が真逆だからおはようを最初に言えるかはまちまちだけど、それでもこの一年でおやすみを最後に出力する他人は鍾離先生であり続けていたし、俺もそうしたかったんだ。
    暗がりの森に彷徨う時も、糸が絡んで立ち止まる時も、俺達はそうしろとかお願いした訳でも無く自然と呼びたい存在としてお互いにあり続けられたよね。
    相変わらず家族は最優先だし女皇様のご意思は崇高そのもの。それでも、じゃあその次は誰?と考えるまでも無く先生の陽射し色の毛先が視界の片隅でちらついて、琉璃百合と線香っぽい凛とした香りが鼻の奥から消えてくれないんだ。
    俺がトップノートを選ぶ横顔を見つめる眼差しは眠そうににやけてて、ミドルノートで探り当てた俺の後ろ頭を呼ぶ声は弾んでいて、ラストノートを欲しがる指先はせっかち気味で、それらが抜けた後の残滓を恋しがる神経はちょっとの事でも鋭敏に俺を見ていた。
    恋から愛に切り替わることなんか無くて、行ったり来たり。曖昧なようでいて揺るがない芯で鍾離先生を強く思い続けている。
    俺の心臓の音に生を確認して胸元に埋もれたがる仕草に幼さを感じて、警戒心無く寄り添う体温を受け入れる度に心の裏側がむずむずするんだ。

    ねぇ、鍾離先生。四桁歳になって初めてまともに見つけたかもしれない恋と羨ましかった家族の営みは擬似的なものだとしても、楽しいかい?俺は答えを聞く度にあぁ今日も同じだと笑ってばっかりだ。
    この頁を手渡した後の顔はどんなだろう?用意したプレゼントにまたはしゃいでくれるかな?
    俺も大概恋愛脳かもしれない。公子殿、って甘く呼ばれたくて仕方がないんだ。
    だから今はここまでにして、後の言葉とお祝いは俺の肉声でちゃんと言わせてもらおう。

    誕生日おめでとう、鍾離先生。
    大切な俺の黄金へ、個人的な愛情を込めて。愛してる。


    [削除][編集]

    178 :ニィロウ
    2024/12/25(水) 22:34

    🪷💃🏻四等分のクリスマス、ふたり

    アルハイゼンさんと二人になることを選んでから二回目のクリスマス。
    とは言っても私はホリデーシーズンの公演、アルハイゼンさんも仕事納めにはなかなか遠くて色々考えた結果クリスマスパーティを四日間に分けてやることにしたんだ。
    美味しくて特別な夕飯をそれぞれ仕込んでその日の夕飯で出して、プレゼントとケーキとチキンは最後の日。
    アルハイゼンさんが仕込んでくれたローストチキン、すっごくびっくりするくらい美味しくて中から温野菜がいっぱい出てきたのは子供みたいにはしゃいじゃったんだ。
    一年と少し過ごしてきて、私たちはお互いの小さな好みを沢山交換してきたね。私の方から出した何種類かの料理から鴨肉の燻製とカプレーゼサラダもすごく喜んでくれて、同じ時間で共有した喜びとか楽しいがアルバムに増える度に胸が弾んじゃう。
    秘密の関係、だけど誰より大切な人。二人で過ごす時間のあたたかさ、時には歪さを見守り合う優しい距離のとり方はアルハイゼンさんが居てくれたから出来たことなんだよ。
    ありがとう、アルハイゼンさん。去年貰って嬉しかったから私からも渡したネックレス、踊り子の指先や身嗜みに独占欲を滲ませてくれたアルハイゼンさんから貰ったハンドケアセット、同じ形式のオーダーメイドの上着。
    宝物だねって笑い合う今が大切。
    贈り合えた愛情を、毎回奇跡って呼びたいの。大好きなあなたが私の手を取ってくれる毎日にありがとうを言わせてね。

    🪷
    そういえば新しく本棚に入れてくれた、巣の中にいるサッカー選手さんの日記ね、しんじゅく?で歌を歌っていた時からちらちら見ていたんだよ。えへへ。食卓を通して日常を大切にする在り方が似ているなぁって少し思っていたの。


    [削除][編集]

    ||次|1-|||
    [戻る][設定][Admin]
    WHOCARES.JP