気づいたらすっごく日にちが経ってた！とりあえず、今は確保だけ。

惰眠
　書きたいことも、ここに追加したい要素もいくつかあるんだけど、その……気付いたら、寝ちゃってるんだよね。うう、別につまらないとか、そんなんじゃなくてさ。どうにも小さい文字の羅列は、私にとっての子守唄らしい。……まあ！こうして休むことも剣士として重要なこと。下手に張り切ったところで、怪我でもしたら元も子もないんだから。
モエチャッカファイア － 弌誠

疲労
　前回の続き。結局、手を繋がれたあとに「悪趣味だどうこう言ったけど、君のおかげで元気を取り戻すことができたのは事実で…何より、君なりに気にして元気付けようとしてくれたのが嬉しかったから、その。…これからも、少しでいいから気にかけてくれると嬉しいなって。」とかなんとか、改まって言われた。まあ、１番驚いたのは、私の勘が当たってた、ってことだけど。ふふ、本当に疲れてたみたいでさ。いろいろ分かりやすかったことを伝えたら「あー…なるほど。だとしたら嫌な思いさせちゃったよね、ごめん。無意識とはいえ態度に出してしまうなんて…情けない。もっと精進しないと。」って言われたけど、…正直、無理さえしなければ何でもいい。…それに、これを通して、彦卿が結構態度に出やすいってことを知れたから、私としてはいい経験になったと思ってる。だって、こういうのって結構……誤解に繋がることが多いでしょ？だから、これはいい学び。彦卿はよく分からないやつだけど、相手への理解は私が一歩リードだね。ふふん！
ダーリン － 須田景凪

手
　私と彦卿の間には、ひとつだけ決まりがある。それは〝手をつないでいる間は、揶揄わずに話を聞く〟っていうもの。これは、素直に頼み事ができない私を見兼ねて、勝手に設けられた決まりなんだけど……昨日、急に彦卿が「……雲璃、手。出して。」って言ってきたの。でも、私は別に頼み事もないし、素直になる必要もなかったから「お願いしたい事なんてないんだけど。」って返したんだ。…彦卿は、頼み事に関しては凄く素直だし、物は正直に言える人。だからこんな決まり、私にしか意味がないはずなんだよ。でも、彦卿は「…手を繋いでいる間は揶揄わずに話を聞く。そして今、僕は君にお願いをしている。あとは察してくれないかな。」って言ってきた。……正直、まっったく分からない。むしろ、これだけの情報で察せる人なんているわけ？まあ、とりあえず…断る理由もないし、好きにしてって返したけど。はあ、いったい何を言われるんだろ。…ううん。

再会
　ねえ、昨日すっごく嬉しいことがあったんだ！ふふん、実は、久しぶりのお友達と再会できたの。私たちの縁って確かに繋がっているけど、いつどこで切れてしまうか分からない脆い糸でしょ。おまけに、一度切れたらもう戻らない…なんてことも多いからこそ、こうしてまた会えたことを嬉しく思ってる！私の恥ずかしい過去を鍵として出してきたのにはびっくりしたけど……、まあ。それもまた、友情の証として、今回は見逃してあげることにした。ふふ。

昨夜

　実は一昨日、…いや、これはどこから話したらいいんだろう？ま、まあ、簡単に言うと…私と彦卿はこの前、手を繋いだの。正しくは、握られたの方なんだけど、その時に私がびっくりして少しだけ……その、いや。急に、予告もなしに握られたから！私だって一応女の子だし…それなりに、恥ずかしくて。それで、照れてるところをしっかり彦卿にも見られたってわけ。そしたら彼「もしかして君、照れてるの？」とか言ってきてさ。図星だし、なんかムカつくし、でも彦卿は調子に乗って揶揄ってくるし！挙句の果てには「いずれ僕に揶揄われない程度に慣れるといいね、乙女な雲璃さん。」とか言われて、はあ……私、案外わかりやすいのかな。ううん、もっと気を引き締めないと。それで私「こんな美少女が乙女で何が悪いの」って返したの、その時にはもう朝方だったかな。彦卿も眠そうにしてて、たぶん…眠くて頭が回ってなかったんだろうけど「誰も悪いだなんて言ってないじゃないか。僕はただ乙女で可愛らしい一面もあるんだと思っただけ」って、それだけ言って眠っちゃった。私、彦卿から可愛らしいって言葉が出てくると思ってなくて、凄くびっくりして。その日はあんまり寝付けなかったのを覚えてる。…でも昨日、一晩休んで昨夜のことを思い出したのか、彦卿すっごく慌てて弁明してきてさ！私が好意的に捉えてたらどうしよう〜って、焦ってたみたい。そんな大袈裟に焦らなくとも、私は変な勘違いなんてしないのに。それとも、本当は言うつもりもなかった、とかかな。…ふふ、まあどっちでもいいけど。