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スレ一覧
┗かむろひの(32-41/61)

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41 :一/期/一/振(刀/剣/乱/舞)
2015/10/21(水) 19:03

貴方の刃生に少しでも色を添えられたならば、それが一番嬉しい事ですな。どうか貴方が心穏やかに、幸せでありますよう。

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40 :今/剣(刀/剣/乱/舞)
2015/10/20(火) 17:27

どうかしあわせでありますように。
 
おおわきざしのあなたに、ばびゅーん!
>>36

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39 :石/切/丸(刀/剣/乱/舞)
2015/10/20(火) 03:37

私が縁側で夜風に当たっていると、不意にどんと湯呑みが二つ置かれ、遠慮なく隣に腰を下ろす影があった。
 
へ/し/切/長/谷/部。
主に近しい刀の一振にして、私が所属していた部隊の副隊長でもある。ちなみに、隊長は和/泉/守だ。勢いのある大味な隊長に対し、細やかな気配りのできる副隊長。いくさに関しては素人の私でも、よい割り振りだと思っているよ。
 
「お前はいつまで休んでいるつもりだ。怠慢は許さんぞ」
 
開口一番、棘のある言葉とともに鋭い視線が向けられる。藤色の瞳が、私を逆さに映している。怠慢では、と口を開こうとするが、彼はそれを読んでいたかのように矢継ぎ早に言葉を続けた。
 
「お前は、お前の意志で主に口を出し、外れたのだと聞いている。主命に逆らってまで押し通したいものがあるのか」
「…逆らう、という訳ではないけれど。ただ」
「ただ、何だ」
 
長/谷/部が湯呑みを掴んで茶を啜る。
 
「私は、いくさの専門家ではない。私に求められたのは、人を癒す事で……そうしてずっと、過ごして来た。本分を思い出せないままにいくさ場を任された今、私は…」
「ふん、下らんな」
 
鼻で笑い、長/谷/部は真っ直ぐにこちらを見た。睨んだ、という方が正しいかも知れない。
 
「主の命があるというのに、何を迷う必要があるんだ。お前が何を悩んでいるのかは知らんが、さっさと部隊に戻れ」
 
一息に湯呑みの中身を飲み干すと、長/谷/部は用が済んだと言わんばかりに立ち上がり、踵を返した。元いた部隊に戻れ、と。彼は私にそう言った。
 
「空いた穴は、同じ形でないと完全には塞がらないものだ。……これは主命でも何でもない、一刀の意見だがな」
 
振り返った時には、もう彼は廊下に消える所だった。
いくさに戻る事に意味はあるのか。幾度となく繰り返される戦いの意味を見出せずにいる。それでも私達は……道具なのだから、彼の言う通り、主の命に従えば…それはそれで、正解なのかも知れないね。
 
目を落とせば、緑茶が湯気を立てていた。

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38 :今/剣(刀/剣/乱/舞)
2015/10/17(土) 01:26

しゃきーん!さんじょうのかたなをなめてはだめですよー!
 
小/狐/丸がいなりずしをたべていたのでもらおうとしたら、てをはたかれてしまいました。おおきなからだのくせに、こころはちいさいんですね!そう岩/融にこぼしたら、なんと岩/融がいなりずしをつくってくれました。
ごうほうらいらくにみえて、岩/融はきようでこころやさしいかたなです。きっと、べんけいもそんなおとこだったのでしょう。ぼくはよしつねこうのことしか、あまりおぼえていません。
 
「岩/融は、どうしてぼくにやさしいの?」
「うん?おかしな事を聞くな、お前は」
「ぼくは岩/融におかえしをできないから…おいしいいなりずしもつくれません」
「今更何を言うか。俺が小さくてすばしこいのが好きで、お前を気に入っている。ただそれだけだ。見返りなぞ、下らん事を言うな」
 
そういうものなのでしょうか。ぼくがさらにたずねると、岩/融はいつものようにわらって、「当たり前だ、俺は返しが欲しくて構うような面倒な真似はせぬぞ」といいました。
ううん、だけど…ぼくもそうかも。うーん、うーん……かんがえていたら、おなかがすきました。きょうはぼくがなにかつくってみましょう。

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37 :歌/仙/兼/定(刀/剣/乱/舞)
2015/10/14(水) 20:12

おや、僕に何か聞きたい事があるのかい?疑問に思っている事があるのか、単純に気になる事なのか。
僕に分かる範囲でなら答えるよ。
 
…何故分かったかって?君がもの言いたげな顔をしていたからだよ。心は読めずとも、機微を察する目はある。目利きも得意さ。目も、感受性も悪くない。むしろ雅を解するならば、優れているともいえるけれどね。……ふふ、何か言いたげだね。気のせい?ならば良いんだが。
 
さあ小/夜、言ってごらん。僕の気が変わってしまわない内に。
秋の空は変わりやすいというだろう?それに倣って心の赴くまま、気の向くままに振る舞ってみるのも、また風流なのさ。
 
 
 …なるほど。怯えられているような気持ちがして、上手く出来ない。意思の疎通が出来ないと、そういう事かい。
そうだね、生き物は気紛れなものだ。
だけれど、気紛れでも何でも、嫌われてしまわない限りは話し相手くらいになれるんだよ、小/夜。ひとも、刀も、動物も変わらず……これは僕より、君の兄君…江/雪君の方が上手いかも知れないな。馬当番は僕の仕事じゃあない。

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36 :石/切/丸(刀/剣/乱/舞)
2015/10/13(火) 13:38

禊いだら落ち着いたよ。
濁りと穢れを溜め込んでいては、御神刀として問題だからね。
 
 
 
 
#---10/16
 
運に任せ機を逃すなら、呼び付けてしまっても良いか、とは思うんだけれど…さて、どうだろう。
 
それにしても……なかなか良い耳をしているね。…ああ、今更か。無代の、といわれる刀はその中にあったかな。
書庫でおかしそうに口ずさんでいた打/刀の声を聞いたのか、それとも…いつの記憶だったか、曖昧になってしまったよ。
 
あまり無理はさせたくないけれど、乗ってくれるのは嬉しい事だね。また予定を見ておこう。
 
#---10/18
一日を振り返りつつ、「欲しいのだろう」と問われて、素直に「そうだね、欲しいんだ」と答えたらどんな反応をするのだろう……と、ぼんやりと考えている内に縁側に影が下りてきていた。勿論、機会の話だけどね。
 
君がそうして応えてくれているから、その内話せるだろうという気持ちもあるんだけれど……どうも、…天命かな。まあ、これは置いておこうか。
何にせよ、急がず機を待つのが吉かな。忙しいならば、無理はせず。
 
紅葉も、雪も…どちらも楽しめるものだとは思うけれど、冬に川に出るのは少し寒々しいかもしれないね。
 
#---10/21
偵察力と、そういったものを察する力というのは等しいものなのか…私はどちらも疎いものだけれど。…機動の事は言わずにおこうかな。
 
雪を被った玉砂利というのも、誰かの言葉を借りれば風流というものなのだろうけど…やはり少し寒そうだ。
来週の火曜辺りなら空けられるはずだよ。この所肌寒いから、風邪などひかないようにね。

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35 :に/っ/か/り/青/江(刀/剣/乱/舞)
2015/10/11(日) 03:28

>>ほぼ全てが捏造の作り話
 
 
僕の前の主の話をしようか。
 
……なんて、僕は転々としていたからあまり主に対して思い入れはないんだけれど。…フフ、僕が気になるのかい?良いよ、言ってごらん。恥ずかしがらずにさ。
 
僕はずっと、戦場で生きてきた。そこが僕の居場所だったんだ。ああ、経験は豊富なのさ。前からも後ろからもやられてしまった事はあるし、無理矢理にだって……戦の話だよ。
僕はずっと戦場に生き続けるのだと、そう思っていたよ。けれど、人の命なんていうものは思ったよりも儚くて弱々しいものでね。…いや、わかっていた事だ。代替わりしていく様を見ていればさ。主が移り変わる中で、殿中差しを務めたりと、色々あったけれど。
 
僕の最後の主は、病に負けた。戦ではなくて、取り憑いた病魔に負けて、いなくなってしまった。
そうして僕はめでたくお蔵入り……なんてね。そんなに悲観している訳でもないよ。なるべくしてなった事……むしろ散々斬り殺しておいてこれが結末なら、諸手を挙げて喜んでも良いくらいの甘い甘い結末だ。あとは朽ちるのを待つだけ、そんな風に思っていた時期もあったねぇ。
 
僕は幽霊を斬る事は出来たのに、主を冒した病魔を斬り伏せる事は出来なかった。幽霊を斬った呪われた刀には、そんな神様のような力はなかったんだ。
ああ……だから、気になってしまったのかも知れないね。あの、神剣様の事が。
刀としての本分を果たして、ありとあらゆるものを斬った。それなのに何故僕は神剣になれないのだろう?……そもそも僕は、何故自分が神剣になれると思ったんだっけ?
あの日、あの時、僕に神様のような、あの御神刀様のような力があれば、僕はまだ、最後まで、あの人と共にーー…?
 

 
「君は、神剣にはなれない」
「やっぱりかぁ」
「そもそも君は、本当になりたいと思っているのかい?」
「さあね、僕にも分からないんだ。…だけど、神社で一人寂しく暮らすのは御免かなぁ」
「おや、何故かな」
「だってさ。刀は使われてこそだよ」

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34 :加/州/清/光(刀/剣/乱/舞)
2015/10/10(土) 12:34

ふーん、近侍の俺を部隊長から外しちゃうんだ?何で?ねぇ、主。俺なんかした?
 
……なーんて、俺が出先で重傷負って、暫く戦線離脱しなきゃいけないからなんだけどねー。ホントなら手伝い札使ってすぐにでも手入れ部屋から出たいとこだけど、主が「頑張ってくれているお前には、少しゆっくり休んで欲しい」なんて言うから。
それは本音?……それとも、俺を外すためのタテマエ?…けど、応急処置で主がぽんぽんしてくれたから信じちゃおうかなー。
主愛してる。
 
>>
 
「お主が留守の間、ぬしさまの事は私に任せよ」
「お前が空けた穴は問題なく俺が埋める。だから安心して腑抜けていろ、俺がお側で主命を果たす」
 
却下却下却下!同担拒否!
 
>>
 
「俺にはお前だけだよ」よりも「俺はお前が良い」って言われたい。そりゃ、主を独占したい気持ちはあるけどさー。俺の他にもたくさん刀がいる中で、俺が良いなって思って貰えたら一番嬉しい。……まあ、言われた事ないけど?
独占欲なんて裏返せば嫉妬の塊で、それに囚われたら俺は俺じゃなくなっちゃうからねー。
だーかーらー…可愛くしてるから、大事にしてよ。ね。
 
>>
 
そーね、代わりの部隊長は……青/江が適任かなー。主もそう言ってたし。
練度もそこそこで手隙の刀って事なら、石/切/丸が出陣部隊から外れてる話も聞いてるけどさー…大/太/刀を夜戦に出すのは流石にね。

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33 :歌/仙/兼/定(刀/剣/乱/舞)
2015/10/09(金) 08:48

人間は、恋の歌を詠んで酔い痴れる。

雅だねぇ…こころも、気持ちも、何でも文字に書き著す。
僕も文系故、その気持ちは良く分かるよ。何にでも名前をつけたくなるし、歌を詠みたくもなる。
雅と風流を愛する文系名刀、それが僕さ。

その一瞬一瞬をことばにして、形にする。何気なく流れる時間の中に感じるそれが、風流と言うもので……まあ、きちんとした定義など作ってしまっては雅ではないからね。心に響くものがあればそうなのだと思うよ。

……何だ、騒がしいな。落ち着いて上の句を考えられもしない。
そういう不作法は雅に欠ける。
そう言って注意しようとした時、小/夜が駆けて来て僕の背後にさっと隠れた。
どうしたんだと尋ねると、鬼が来るのだと言う。
「鬼なんていないよ、小/夜。僕達付喪にとってはそんな…」
「見付けた!」

その瞬間、べたりと。僕の装束に土色の手形が付いた。
「次歌/仙が鬼な!」
厚君だ。畑仕事上がりなのか…土塗れの体を翻して走り去る。

ああ…雅じゃない!こんなのは僕の役目じゃないだろう…!
「来た!鬼だ!逃げろー!」
乱君の声を皮切りに、蜘蛛の子を散らすように小/夜も逃げ出した。まるで鬼でも見るような………いや、今の僕は鬼になってしまったんだろう。一振残らず捕まえて…仕置きだな!

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32 :山/姥/切/国/広(刀/剣/乱/舞)
2015/10/08(木) 08:46

本/丸から街に降りる途中には、一軒の民家がある。誰が住んでいるのかは分からない。…本/丸に近い場所に人が住むとは思えないから、多分人であって人でないようなもんなんだろう。少なくとも、俺はそう思っている。
 
そこには一匹の猫がいた。真っ白で、青い瞳の雌猫だ。そいつは俺が遣いに出る途中で家の前を通り掛かると飛び出して来る、よく分からない猫だった。ついでに変な鳴き方で……にゃー、とは言わず「ふなー」と……うるさい、こっちを見るな。
 
 
俺は人間じゃないのに、躊躇いなく腹を見せるそいつの考えが分からない。…いや、分かるはずもないが。俺には動物の言葉を聞く耳はないからな。鶯/丸や三/日/月なら……何となく、分かるんじゃないかとも思える。俺はそいつの腹よりも、薄くて柔らかい耳や喉の方を触っていた。腹の皮膚を通して感じる内臓の温かさが何となく恐ろしかった。
 
多分、俺が見掛けた当初から年老いた猫だったんだろう。俺が遠征の第三部隊に配属されて暫く、久方振りに民家の前を通り掛かるとそいつはどこか覚束ない足取りで垣根の隙間から転がり出て来た。いつもと変わらない変な声で、弱々しく鳴いた。
……写しの刀が、こんな思いをするなんてな。頑なに触らずにいた腹を撫でてやると、喉を鳴らして喜んだ。
 
>>
 
遠征部隊から第一部隊に戻った。主の一任だ。一度は離れたが、あいつらは何事もなく俺を出迎えた。
あれからあの猫は見なくなった。声も、聞かなくなった。壊れてしまった…のではないだろう、あいつは生きていたんだからな。「生あるものはいずれ祖霊のもとへ帰るものだ」と石/切/丸が言っていた。よく分からないが、まあ…俺の目が二度と届かない場所へ行ってしまったんだろう。
 
主に遣いを頼まれて、久々に民家の前を通りかかった。俺の眼の前に真っ白な塊が飛び出して来る。
足を止めて見ると、それはあれよりふた回りも小さい白猫だった。青い目をしていた。俺の方をじっと見ている。
……あまり、見るな。写しの俺を見ても、何もないぞ。
ああ、だが……こいつはよく似ている。
 
「……お前も、写しなのか?」
 
そいつは俺に応えるように、変な声で下手くそに鳴いた。

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36 :石/切/丸(刀/剣/乱/舞)
2015/10/13(火) 13:38

禊いだら落ち着いたよ。
濁りと穢れを溜め込んでいては、御神刀として問題だからね。
 
 
 
 
#---10/16
 
運に任せ機を逃すなら、呼び付けてしまっても良いか、とは思うんだけれど…さて、どうだろう。
 
それにしても……なかなか良い耳をしているね。…ああ、今更か。無代の、といわれる刀はその中にあったかな。
書庫でおかしそうに口ずさんでいた打/刀の声を聞いたのか、それとも…いつの記憶だったか、曖昧になってしまったよ。
 
あまり無理はさせたくないけれど、乗ってくれるのは嬉しい事だね。また予定を見ておこう。
 
#---10/18
一日を振り返りつつ、「欲しいのだろう」と問われて、素直に「そうだね、欲しいんだ」と答えたらどんな反応をするのだろう……と、ぼんやりと考えている内に縁側に影が下りてきていた。勿論、機会の話だけどね。
 
君がそうして応えてくれているから、その内話せるだろうという気持ちもあるんだけれど……どうも、…天命かな。まあ、これは置いておこうか。
何にせよ、急がず機を待つのが吉かな。忙しいならば、無理はせず。
 
紅葉も、雪も…どちらも楽しめるものだとは思うけれど、冬に川に出るのは少し寒々しいかもしれないね。
 
#---10/21
偵察力と、そういったものを察する力というのは等しいものなのか…私はどちらも疎いものだけれど。…機動の事は言わずにおこうかな。
 
雪を被った玉砂利というのも、誰かの言葉を借りれば風流というものなのだろうけど…やはり少し寒そうだ。
来週の火曜辺りなら空けられるはずだよ。この所肌寒いから、風邪などひかないようにね。