触れあった後の話。じゃれている時にまるで愛おしさがあふれだしたみたいな勢いで、赤井はよくキスマークをつけてくれる。その法則に気付いてからは今日はつけてもらえるかな、そういう気分じゃないかな？と密かに気になってしまう僕がいます。昨日は耳の下でした。僕は痕をつけてもらえるのは嬉しいけど、赤井以外の人にそれを見られてしまうのはすこし恥ずかしいなと思ってしまうタイプで。普段の赤井は髪や服で隠れて見えない位置を選んでつけてくれるので、気持ちを汲んでくれるのが嬉しいしスマートでかっこいい大人の男だよなってときめちゃうんですよね。(でも以前やきもちを妬かせてしまったことがあって、その時は思いっきり隠せない位置につけられました。たまに強引なところもものすごく好きだ。)
必然的に平日よりもオフのほうがゆっくり触れあう時間がとりやすいから、週のはじまりの日はつけてもらった痕を気にしながら浮かれて家を出ることが多いという惚気です。ちなみに僕は鎖骨につけ返したのであいつがシャツのボタンを開けすぎないように虎視眈々と見張っています！見てるからな、赤井。今日も世界でいちばんかっこいい。

フロイドは僕のかわいくない一面を見ても大好きなままでいてくれる。これだけ共に過ごしているのだからある程度は、ある程度は彼がとる行動の予想は付きますし（たまにどんな思考回路をしているんだ？？という突拍子もないこともやらかしますが。）、何をしたらどんな反応をするのかということも理解しています。たとえばイデアさんやジャミルさんならば「アズール氏、やばいですな…（ドン引き）」「アズール…それはさすがの俺でも引く。（蔑んだ目）」なんていった風に僕から一歩距離をとるドン引き案件だったとしても、フロイドは「したたかなアズールも大好きだよ、すごく愛してるっ…！」と何度もキスしてくれる。こんな風に特別扱いされて甘やかしてもらえるのはとても気分がいいし、彼にならば受け入れてもらえる、という自信を持てることがどれだけ幸せなことか。ああ、ジェイドですか？ジェイドならば「さすがの僕も引きますね、アズール。悪徳商法にも程があるのでは？」なんて嫌味のオンパレードになるでしょうけど。双子なのにどうしてこうも違うんだお前たちは。そんなところもかわいいですけどね。

「ふむふむ、これは…。赤井くん、きみは重度のれいくん大好き病ですね！」

専属の降谷先生に診察してもらったところ、覚悟していた不治の病を宣告されてしまった…っ。せめて苦しみを和らげるためにはずっとれいくんのそばにいないとだめなんだそうだ。一生零くんのそばにいてふたりで幸せに暮らしていくことを改めて決意した。しかし…さみしさで苦しくなることはないが、そばにいてあまりの愛おしさに毎日胸が苦しくなるのはどうすればいいですか？その件については次回の診察でお薬をよろしくお願いします。
れいくん大好き病が悪化したのには理由があるんだ。今朝の零くんが信じられんほどかわいく、とてもではないがここには書けないほどにエッチで…少しだけしたたかで。あんな君を目の前にしてキッチンに行かせられるわけがない。悪化の一途だな。

遠慮なく上にのしかかってくる君を抱きしめるのが好きだ。君にとって安心して体重を預けられる男になれて嬉しいよ。今日も君を愛してる、零くん。

作りたての朝ごはんと一緒に恋人を出迎える作戦を遂行できませんでした。赤井と恋人関係になってからあらゆる方面の欲望に弱くなった気がするんだけど気のせいじゃないですよね。でも赤井は僕に甘いから朝食がブランチになっても許してくれると思うし、あんないたずらをされても怒らないと思う。エッチなことをされて怒るあいつもきっとかわいいからちょっぴり見てみたい気持ちもありますけど。…というかセックスした翌朝にあんなに無防備な恋人を放置して、すんなりシャワーを浴びてキッチンに立てる人なんているんですか？？反省会と銘打っておきながらまったく反省していない僕がいます。
眠る前にとろけた声で「さみしいよ」「まだここにいたい」なんて言ってくれる僕の恋人が愛しくて愛しくてたまらなかった。赤井と一緒にいて、「時間がとまればいいのに」と思った回数は計り知れないな。今日も愛してる、秀一。