こんなに四六時中離れることなくお前とふたりで過ごしてたら、明日からの学校生活に支障が出る自信しかねえわ。……、今日が終わっても傍に居て。
オレの真上から少し西寄りの夜空。一直線に落ちていく引っ掻き傷みてえな白い光の筋。
──ジェイド、流れた。……って、急いで落とした視線の先、オレと対に絵取られた瞳は静かに伏せられてて。あと一分だけ起きててくれたら、はしゃぐオレが見られたのにな。好きだろ、オレが楽しそうにしているところを見るの。……なんて、話題の中心は流星のはずなのに自分のことばっかり聞きたがっちゃってさ。お前も大概だけど、そんなお前の視線も心もオレを一番に見ていてほしいんだからオレも重症だよな。今更治す気なんか皆無だし、寧ろこのまま如何にでもなっちまいたいくらい愛してるから、目が覚めたら一番にオレを見て。
去年よりも深くて色濃い日々を、最愛の番と過ごせるように。
記念に。
順調に、着実に沈んでる。プランクトン並みの不安が潮流に揺れるのを視界の隅で捉えてるけど、目を瞑っちまえば何も見えない。眼裏に浮かぶのは、直に触れる熱は最愛ただひとりで、それが最高に気持ち良くて死んでも手放したくねえくらい肌に馴染んで。ああ、すきだな。って思う。ただひたすらに心の奥底から絶え間なく込み上げてくる。お前が好き。