純粋に恋をしていても抱えてる気持ちは純粋な愛だけじゃなくて、嫉妬心とか独占欲とか、寂寞感とか劣情とか。一種の厭悪みてえな感情だとか。もしコレが物質だったらとても背負いきれねえくらいの感情を抱え込んでる。好きとか愛してるとか、そんな言葉じゃ到底表しきれねえくらい複雑。単純な好意だけじゃいられない。好きすぎて苦しい、好きすぎて虚しい、寂しい、憎い。好きだから、好きだけじゃいられねえの。何よりも大事だけど、傷付けたい。オレだけが許された場所に、オレだけが歯を立てて引っ掻いて、オレだけがお前の特別だって実感したい。
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ねえ。愛してる。
やっぱりさ。死ぬ時は海で死にてえなって思うんだよなぁ。
……。腹が減って、減りすぎると虚無になるっつーか、空腹感が落ち着くんだけど。こうなっちまってから飯を食っても、満腹中枢がイカれてるのか腹がなかなか満たされねえんだよな。
人間が泳ぎながら息継ぎをするみたいに、内緒話をするみたいに、授業やラウンジのシフトの合間に恋しさをお前に少しずつ投げるのが好き。お前から投げれられた言葉から、今頃すげえ退屈そうな顔してるんだろうなって想像しては堪らねえ気持ちになる。…お前と離れてる時間も、案外楽しめてるんだよなぁ。お前を想う息苦しさなら、寧ろ楽しくて愛しいんだよ。
互いに予想外に惹かれ合って今に至ってるけど、もしかしたらそういう運命だったのかも。予定調和を厭わしく思うお前だけどオレの言葉なら受け止めてくれるよな?アハ。
もっと強く、死んじまいそうなくらい握り潰してよ。お前の掌に預けたモノ。
0820
オレ頑張った2回目。まだ直してえところばっかりだけど、弄るの飽きたからまた気が向いたらやる。
つーか態と読みづらい構成にしてるんだけど、文句があればドーゾ。オレの可愛い片割れ限定で聞き入れてあげる。