日記帳 【弐】
┗46.水面に沈む、唐紅(6-10/189)

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10 :煉_獄_杏_寿_郎
10/27(火) 21:05



後輩にからかわれている。いや、いいんだ。あの子が楽しそうに笑っているのだから、それが一番!そして今更だが、俺の思い出へのネーミングセンスの無さが酷いな!これはあれだぞ、少年。全てに『事件』がつく!恐らくこれで当たりだと思う!!

どうせなら、事件に相応しい俺の思い出を披露していこう!


そうは言っても、自分では何が面白かったり癒されたりするのかさっぱりだ!どんな話をしたところで、きっと君は楽しんでくれる――俺はそう感じているし、信じている。君は優しい子だから、日々を頑張って生きているのだろう。だからこそ、ひとりの夜に色々な事を考えてしまうのだろうなあ。本来ならばもっと力になれたらいいのだが、君は俺を気遣って遠慮するだろうし、俺もあまり過干渉をするとお節介なのではないかと自覚している!あとは君が甘えるのが苦手なのではないかと俺が勝手に心配をしているだけなのだが、どうにも君の笑顔を見るとそこに潜む寂しさのようなものが気になってしまう。

願わくば、君がいつも――安心して眠りにつけますように。



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9 :煉_獄_杏_寿_郎
10/27(火) 15:38



非番ともあり、千_寿_郎と買い出しに街まで出掛けてきた!あの子と少し似ていて、千_寿_郎も最近あまりよく眠れていないようだったので、街で人気の香の店に立ち寄った。安眠効果のある物を包んで貰っている間に見ていたら、嗅いだ事のある匂いがしてな。
匂いと記憶というのも、なかなかに結び付くものだ。忘れていたはずなのにこうしてまた蘇ってくるのだから、本当にどうしようもない。

懐かしい、そう言うのが最善なのだろうか。





目を閉じる事が恐ろしく思える。瞼の裏に焼き付いた見慣れていた顔が、絵画のようで虚無を抱く。切り取られた一瞬がさも今のように見えたところで、過去は過去でしかないのだから。

変わらない想いと、今を生きる自分と。
果たしてどちらを選ぶべきか。

あの日から一度だって声に出してはいないし、きっとこれからもそうなのだろう。俺は認めるつもりは無い、だから事実は口にはしない。


背中さえ見えない君が、かなしい程に鮮明で。


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8 :煉_獄_杏_寿_郎
10/27(火) 10:32



今日は、最近気になっていた事について書いてみようと思う!

温度差についてなのだが、接していて感じる温度のようなもの。意識した事はあるだろうか?有難い事に慕って貰っていてな。楽しく過ごせてはいるのだが、どうにも熱意が凄い。その想いの熱さも、意外と行動力がある所も頼もしい限りだ!ただ、俺はまだ何も知らないのだ。先日配属されてきた者だが、向こうは俺の事を知っていたとしても、此方は初対面だ。最初から全力で慕われると、内心戸惑う!

今少し、俺という個にも触れてから判断して欲しい。



押しに押されて若干の緊張感があり、合間に友の元へ引き寄せられるままに癒されてきた!やはり彼はいい、圧を感じない自然なところが凄く良い。押されてきたばかりだからかもしれんが、恋情の絡まない今の関係が最適な気がする。そもそも俺には恋愛など難しい、その分なかなか安全な男なのではないかと自分をアピールしたいくらいだ!上記の事もあって接し方をどうするか考えていたのだが、良いタイミングで人との接し方などの話題も出て、本当に助かった。

俺の考え方は常に単純で、今の大切にしたい気持ちが増していき、互いの未来への責任が負えるのならば付き合いたいと思うのだろう。その責任には、簡単に関係を終えない努力もそうだし、互いの時間をかけた付き合いになるのだから一緒に過ごす時間を大切にする事だったり、半端な気持ちで交際なんてしない。
ただ実際は、周りのそういった事情を見ていると、交際してから離れる速度が凄いな!色々な事情もあるのだろうが、そもそも交際を決めるくらい好いた相手と一緒に居られなくなるくらいの何かってあるのだろうか?そんな簡単に気持ちが変わるものなのだろうか?

この辺りがよくわからなくて恋仲というものを意識する事が無いのかもしれん、浮いた話が出ない訳だな!友とさえ離れるつもりのない俺からすると、恋仲なんてそれこそ添い遂げるくらいの覚悟をもって欲しいくらいだ。だが、そんな覚悟を背負わせるつもりは無いし、見返りが欲しいとは思わない。俺はただ自分の大切な者達を勝手に愛していくし、見守っていきたい!

今もまだ、自分の幸せが何なのかぼんやりしているが、不安は一切ない。あまり自身の幸せについて考えた事もなかったし、期待もしていなかった。そんな俺でも、かけがえのない友を得た!

人生、何が起こるかわからないものだなあ。



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7 :煉_獄_杏_寿_郎
10/26(月) 03:13



駄目だ、全く眠気が来ない!

疲労が抜けていないのはわかっていたが、困ったものだな。昨日は日中に地区を周り、昼食を済ませた。昔によく甘_露_寺と共に訪れた店で、昨日は一人で入ったんだ。初見で飛び込んだ際には俺達が沢山注文するものだから大変なご迷惑をお掛けしてしまって食事処に悩んだものだ。どうしたものかと悩んでいたら店主の方に声を掛けて頂き、沢山用意をして待っていますからと言って貰えて、それ以降お言葉に甘えて通い詰めた店だ。そこは丼がうまい店でな、懐かしい味がした。甘_露_寺も近くに行く時は寄ると聞いていたが本当らしい、俺よりも来ていたのには驚いた!

店に来るだけで楽しいし、飯もうまい。
いい事づくめだな!!


飯の話以外だと、最早友の話しかないな!纏う雰囲気というのか、うーむ。何なのだろうな?知らない事も沢山あるのに、全てが心地好いという確信めいたものしかないな。好ましさで出来てるのではないかと思う程に無条件で好意的にしか捉えられないのだが、この現象は何なのだろうか。漠然と好きだ、これに尽きる。

かけがえのない友が居て、心の拠り所になってくれた。

今までは任務と鍛錬に追われ、眠れば夢に見るのもやはり任務の夢ばかりで。気が休まる時が無かった反動で、どうしようもなく懐いている気がする。自分でも思うくらい無防備になってしまっている……よもやよもやだ。こんな者、手放せるはずがない。

君のその色も綺麗だが、何だか今日は無性に君の手を掴みたくなった。離したくないのだろうか、物理的に。

触れたこともないのに、何故だろう。
不思議だな!!


初めての感覚ばかりで驚きと不思議でいっぱいだ。
君は凄いなあ、


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6 :煉_獄_杏_寿_郎
10/26(月) 01:24



人にあまり使わないようにしている言葉がある。
誰しもがあるのだろうが、人を傷付ける言葉は当然だが、俺は褒める言葉も控えているものがある。以前は思った時に『可愛い』と褒めていた。薄々伝わったかもしれんが、まあ揉めたな!
別に気を惹きたくて言った訳では無い、だがそれでも期待させてしまうのなら言わない方が良いと思う。俺は誰かを口説いた事はないからわからんが、もし口説くなら好きだと直接伝える!文を綴るよりずっと伝えられる気がするんだ。少なくとも俺はあまり口が上手い訳では無い、言葉が足りなかったり選び方が極端な事も多々ある。

うーむ。伝えられる気がしないな!

こういう経験が多く、自分の気持ちを決め付けられる事も苦手だったりする。違うと言っても聞く耳を持っては貰えないのも困るな!俺本人の言葉よりも自身の想像が勝るというのも難儀な話だ、ならばそれで終いだろう。
話し合う事や、理解出来ずとも相手の考えを知る努力は必要だと思う。少なくとも、俺には必要だ。

上手く出来ているかは自信はないが、大切にしたい。


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