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47 :芯海の英雄(ヒーロー)第一話(2)
2008/03/14(金) 23:00:34

>>46
「で、で、でっかいプポル?」
何とか倒れた馬車の残骸から這い出した俺の目に映ったのは独特の丸っこいフォルム、愛らしい瞳のプポルそのものだった

ただソイツを見下げることが出来るかどうかという点が違っていた


「忘れてもらっては困るな」


いつの間にそこに上ったのやら、オッサンが腕を組みつつ馬車の残骸の上に立っていた
「この島でもう使ってしまうのは不本意だが…仕方ない!!Shape My Own Destiny!!」

オッサンはそう叫ぶや否や、胸の前の短剣の形をした首飾りを高々と掲げ、馬車の残骸から飛び降りた
オッサンの体が光に包まれ、気がつけばその体は昔の特撮ヒーローのような衣装をまとっていた
「いくぞ超亜獣!」
オッサンはそう叫ぶと颯爽とその巨大プポルに襲いかかった

…しかし
「プううううポおおおおおっ!」
ペシッ

…余りにあっけなくオッサンは地に墜ちた
ちょっと年の差を感じさせるあの衣装もまた短剣の首飾りにその形を戻してしまった

「プうポぉ?」
遂に巨大プポルがその大きすぎる瞳をこちらに向けた

――やられる!

(ez/W51T, ID:xHXGyh/cO)
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46 :芯海の英雄(ヒーロー)第一話
2008/03/14(金) 22:33:56

―特に代わり映えのない人生だった


そんな自分を変えたいと乗り込んだフローリア諸島だったが結果は大して変わらなかった

ある日偶然立ち寄った酒場で変な二人組と喧嘩になったところにこれまた変なオッサンが余計なお節介をしてくれたお陰で今軍の護送用の馬車の中にいる

――コイツがスキルなど使わなければここまで軍に目を付けられることもなかったろうに…

俺は精一杯の恨みを込めた目付きでソイツのことを睨み付けた

その時だった

「プうううポぉぉぉぉお」
「な、何だアレ?う、うわぁぁぁ」

およそプポルの物とは思えないその重低音の唸り声が響いた後地響きとともに馬車(ryが倒れた


「もうランドリートでも超亜獣が?早すぎる…」

隣りにいた件のオッサンが何かをブツブツ呟いていたが、俺にそれを気にしているような余裕は無かった
何故なら


続けるかも

(ez/W51T, ID:xHXGyh/cO)