41 :
匿名
2007/09/08(土) 08:45:43
ー恐怖の旋律ー
とある町の学校の一室。
夏休みを満喫し気だるそうにする者、最後の日に宿題に追われ朽ち果てている者などが部屋に集まっている。
なかなかに騒々しい部屋に一人の婦人が…否、先生が入ってきた。
しかし、子供達は枯れる事を知らぬ泉が如く、話のネタが湧いてくるようでお喋りを続けている。
先生「今日は夏休みの宿題を提出する日です。持ってきたものを先生のところまで持ってきて下さい。」
先生の鶴の一声により、部屋は静寂に包まれ、宿題の提出が始まった。
「夏休みの友」を全て提出することにより、先生から評価を得た!
内申点10を得た!
「夏休みの日記」を全て提出することにより、先生から評価を得た!
内申点2を得た!
「自由研究」を全て提出することにより、先生から評価を得た!
内申点2を得た!
…ざっと一瞥され、はい、よくできました、と無表情で味気ない賛辞が送られ、どうにか受け取ってもらえた事に安堵した。
全員の提出が済んだところで先生は立ち上がった。
「みなさん、お疲れさまでした。また明日から頑張っていきましょうね。ぁ、A君、B君、C君、D君は後で職員室に来るように。」
先生がそう早口で言って颯爽と部屋を出ていった。
直後、振り返ってみるとー特に疲労困憊なのが一目で分かるー呼ばれた四人は青ざめていた。
心の中で深く同情しつつ教室をあとにした…
(i/N903i, ID:xo3k5KcDO)
53 :
匿名
2007/09/16(日) 01:22:45
ー食欲奮う時ー
迫りくる睡魔と戦うこと、数時間。
ようやく、生徒達は至福の時間とも言える、給食の時間を迎えようとしている。
室内は好物を狙う生徒達が喧々としているのを除けば、極めて穏やかである。
ふと、好物を禿鷲の如く狙っていた輩の中でも、一際(量が)目立つ彼、少年Dが山の様な戦利品の中の一つに、はっと驚愕の眼差しを向けている。
「―残さず食べないと昼休み抜きですよ。」
先生はその様子に気付いていた様で、いつもの如く、さして興味なさそうに、無表情に、無感情にさらっと忠告。
いただきますの合掌とともに、少年Dの自業自得とも言える戦いの開始を告げる鼓笛が(脳内で)鳴り響く!
BossMonster Encountered!
苦悩する食欲漢
VS
好物に潜む影
■胡瓜
嫌悪空間!
青臭い波動!
→少年D
食欲減退!
食べる気力ー10
捕縛!
□少年D HP10/10
■胡瓜 HP100/100
~Turn1~
□少年D
動けない!
■胡瓜
皿に座す!
→少年D
1のダメージ!
食欲減退
食べる気力ー10
~Turn2~
□少年D HP9/10
■胡瓜 HP100/100
□少年D
ふりほどいた!
■胡瓜
皿に座す!
→少年D
1のダメージ!
食べる気力ー10
~Turn3~
□少年D HP8/10
■胡瓜 HP100/100
□少年D
「明日になればカレーが食える!」
集中!
■胡瓜
皿に座す!
→少年D
2のダメージ!
食べる気力ー10
~Turn4~
□少年D HP6/10
■胡瓜 HP100/100
□少年D
自棄食い!
→胡瓜
85のダメージ!
胡瓜の逆襲!
堪え難きシャキシャキ感!
→少年D
3のダメージ!
体内から喚ばれしもの!
→少年D
2連携!
3のダメージ!
残り物のプレッシャー!
→少年D
3連携!
2のダメージ!
???
「諦めたらそこでおしまいだぜ!」
込み上げるものに耐えながらも、もう駄目だと諦めかけたその時、親友A、B、Cがかけつけてきてくれた!
熱い友情に涙しかけたが、何とかこらえ、再度胡瓜に挑む!
BossMonster Encountered!
熱き友情という名の絆
VS
食べかけの胡瓜
嫌悪空間!
青臭い波動!
→少年A
効かない!
→少年B
食欲減退!
食べる気力ー10
→少年C
効かない!
→少年D
食欲減退!
食べる気力ー10
~Turn1~
□少年A HP10/10
□少年B HP5/10
□少年C HP10/10
□少年D HP1/10
■胡瓜 HP15/100
キーンコーンカーンコーン…
無常にも昼休み終了の予鈴が鳴り響いた。
熱き友情という名の絆は敗北した…
(i/N903i, ID:xo3k5KcDO)