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┗260.愛か金、最後は雨(1-20/30)

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1 :ねむねむ
2022/04/01(金) 11:25:54

そんなにまでして、金が欲しいのか―――――――――
最後に降り注ぐ雨はどんな雨なのだろうか……

じゃじゃーん！！新作だぁ(≧∇≦)
結末考えてないのに投稿するっていう……ね←
完結するといいなぁ←

今回はちゃんと真面目に書いた！
読んでくれぃ(o^―^o)ﾆｺ

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2 :ねむねむ
2022/04/01(金) 11:26:28

プロローグ

世の中には、お金というものがある。
お金は、魅力的なものであり、誰もが得られるなら得たいと思うだろう。
愛と金、どちらが欲しいかと考えてみてほしい。
愛があっても、相手も自分も金不足で死ねば元も子もない。
だったら金を選ぶのではないかと、常々人は考えているのではないだろうか。
ここは、そんな「金」を選んだ人のみが招待される場所である。
異世界ではない。
現実に存在している、忘れ去られた大陸、とでも言えばいいのだろうか。
世の中は愛だ何だと騒いでいるが、結局は金だ。そう考えている人のみが来ることが許される大陸。
だが至極まれに、迷い込んでしまう奴がいる。
「愛」を選ぶ奴らがこの大陸に来てしまったら、死ぬだけだ。やっていけない。
だから、そいつらを元の大陸に送り返す。
それが出来なかったら……殺しても構わない。
そんな命令を受けている、それが私だ。
残念ながら、「愛」を選ぶ奴らの大陸より、「金」を選ぶ奴らの方が科学的技術が高い。
金の為に努力することを惜しまないからだ。
全ては、金の世界であるから。
その結果、私のような心を持つロボットが誕生した。
私は、ロボットである。
そして心を持つ。
人間のように歩くし、人間のようにしゃべる。
嫌なことは嫌だと言うし、好きなことは好きだと言う。
だが、所詮私たちはロボットである。
人間の命令には逆らえない。
だったら、殺してしまえばいい。
私たちが人間より強くなって、人間が私たちを邪魔だと思う前に、人間を殺してしまえばいい。
そう思うようになっていった。
その結果起こったのが、ロボットと人間の戦いである。
大陸以来初めての、『戦争』であった。

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3 :ねむねむ
2022/04/01(金) 11:30:46

再度言っておこう。
私たちには、心がある。だから、愛だってある。
むしろ私たちには、なぜ人間が愛ではなく金を選ぶのかが分からない。
かつて、私たちは心がなく、人間には愛があったという。
だから、私たちは人間から愛を学んだ。
だが、今となってはどうだ。
立場が逆転している。この大陸では。
私たちは愛や心を学ぶ側ではなく、教える側になった。
もうお察しの方もいらっしゃるだろう。
そう、これらの戦争はいわば、愛と金、どちらを選ぶか……その戦争であり、人間の心を取り戻すための戦争……とも言う。
人間は愚かだ。今ではそう見下している部分も、私たちはある。
だが、心について理解できない私たちに根気強く教えてくれた人たちでもある。
よって、尊敬もしていた。
しかし今となってはそれも信じられないことだ。
なぜなら、彼らは金を選ぶ者たち……つまり心について全く理解していない人たちだ。
その人たちからどうしたら愛や心を学べると言うのだろうか。
だがしかし、私たちが学んだことは紛れもない事実なのである。
私たちは許せなかった。尊敬していた人たちが、堕落していた人たちだったことが、許せなかった。
綺麗なものが、実は汚かったと知ることと同等のことだ。いや、それよりも残酷だ。
手加減をしないと、決めた。
私たちは、殺しを犯すことを、決めた。
でも、戦争が終わってから振り返ってみたら……殺しを犯すと決めた時点で、私たちは気付くべきだった。
私たちは……いや、私たちも、愛や心について理解できていなかった。
全て気づいたのは、あの人に会ってからだった。
もっと早く出会っていればよかった。
もう、手遅れだったのだ。その時には――――――

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4 :ねむねむ
2022/04/01(金) 11:38:05

この戦争は、長い間人々やロボットを苦しめた。
だから私はこれを長く、長く、それこそ一生をかけて記さなければならない。
だが、私の寿命ももう短い。明日死んでも、決しておかしい話ではない。
それならば、今生きているこの瞬間で、一文字でも多く記さなければならない。
あなたに、伝えなければならないのだ。
のちにこれを読んだあなたが、どうかどうか、私たちと同じ間違いをしないように願う。
愛を、心を、最後まで理解できなかった、愚かなロボットと人との、無意味で、滑稽な戦いを、どうか最後まで読んで、そして……記憶してくれたら……それ以上の幸福はない。

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5 :すき焼きのタレ
2022/04/01(金) 11:48:14

感想いいかな？

金っていう着眼点が興味深いですねえ
金と愛か…！シンプルだけどめちゃくちゃ難しい考えだよね
戦争で対立させることによってすごく考えさせられるし話もわかりやすい
ロボットは人との戦いを通してどんな愛を知るのだろう？
楽しみだ！

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6 :ねむねむ
2022/04/01(金) 11:51:07

>>5
ありがとぉございますぅ(´；ω；`)ｳｩｩ
感謝×１００乗！！！！
すきタレから感想もらえるなんて……今日命日かしら(´；ω；`)ｳｯ…

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7 :げらっち
2022/04/01(金) 11:58:29

小さな殺し屋さんとも少し違うし、ゲラフィには今までなかった雰囲気だ……！
このご時世ということもあり、私も小説で戦争を描いてみたいとは少し思っていた。
ねむねむによる戦争の描写がどのようになるかすごい気になる。
そして、雨とは。黒い雨？一度見たら忘れない、韻を踏んだ題名のセンスが見事。
スキタレの小説と同日に公開されたのも感慨深い。
スキタレのはコレ>>>184.182

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8 :ねむねむ
2022/04/01(金) 12:07:39

>>7
ありがとう！(≧∇≦)ｖ
嬉しぃぜ(〃´∪｀〃)ゞ
いやー実は私も戦争の描写は初めてなんだよねｗ
お手柔らかに頼むよー（笑）

すきタレの小説ぅ！！！！！！！！！！読む読むﾜｸﾜｸ

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9 :げらっち
2022/04/01(金) 12:16:52

スキタレのとはある意味作風が真逆だからwww

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10 :暇人大魔王
2022/04/01(金) 14:50:31

人間の私利私欲の恐ろしさ、高度な思考を持つロボットの反逆、どこか現実的で怖い内容ですな

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11 :ねむねむ
2022/04/02(土) 10:30:34

>>9
そっかw

>>10
……ふっふっふ(￣▽￣)ﾆﾔﾘ
(本心：HKKに感想？もらえた！HKKに感想もらえた！
　　　 HKKに感想もらえた！HKKに感想もらえた！！ｳｪｰｲ)

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12 :げらっち
2022/04/02(土) 10:43:10

私が感想を書いたときだけあまり喜ばれていない！
しかしそれはチート級部長故のサガ！タレの出身地はシガ！タイタツはセガ！誇り高く、我慢すべし！

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13 :ねむねむ
2022/04/02(土) 10:49:08

>>12
あっ、安心してください感想貰った瞬間爆発したんで

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14 :ねむねむ
2022/04/02(土) 10:50:16

一章(←一章で終わりそうで草)一話(？)

1945年。その大陸は、発見された。
ちょうど、太平洋戦争が終わろうとしている頃である。
ひとりの大富豪が、太平洋に浮かぶ、巨大な大陸を見つけた。
彼は、その大陸を『ヘリクリサム大陸』と名付けた。
ヘリクリサムは、金の亡者という花言葉を持つ花である。
金の亡者たちのみが集まる大陸。
その大陸が発見されたあと、大富豪はそこに移り住み、自身を王として国を作り出した。
ヘリクリサム王国である。
ヘリクリサム王国初代国王となった大富豪は、各国の金の亡者たちに、招待状を送った。
「ヘリクリサム大陸に来ないか」という内容のものだ。
国際連合などの国際的な面々には大陸の存在を知らせていない。
自分たち自身の、金が中心の国を作ろうではないか。
金の亡者たちにとっては、ひどく魅力的な誘いであった。
愛、というのが現実に果たしてどれくらい存在しているだろうか。
お互いに想い合って付き合い、結婚まで至ったという素晴らしい話は、所詮、小説や漫画の中での話だ。稀にそういう人たちもいるが、それは本当に稀なのだ。
大抵は、相手が自分のことを好きで、告白されたから付き合った……(逆もまたしかり)などという話がほとんどではないか。
金に目がない亡者たちは、金の為に努力を惜しまない。
だからもちろん、正当な評価を得ていれば儲かる。
金持ちになった彼らに、金目当てですり寄ってくる輩は多い。
嘘くさい笑顔を顔に貼り付けた輩を多く見た亡者たちは、さらに愛を嫌っていき、金にだけ目を向けた。
ある意味、現実が生み出した「膿」によって彼らが犠牲になったとも言える。
本物の愛を知ることができなかった彼らはひどく可哀そうだし、哀れだ。
これは大陸だけの話ではない。
そういう現実を作り出したのは、紛れもない社会だ。
私を含めるすべての人々がそういう環境、現実を作り上げてしまった。
だからこの悲劇は決してロボットと大陸の人だけがいけないわけではない。
全員、間違っていたのだ。
それを忘れてはならない。
遠い場所だから関係ない、そんなことはただの逃げだ。
私は目を背けないことを決めた。
だからこうして、私たちの戦争を綴っている。

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15 :げらっち
2022/04/03(日) 20:09:52

読んでるよー！
キリのいいところで感想書く。

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16 :げらっち
2022/04/10(日) 22:32:36

続きをプリーズ！

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17 :げらっち
2022/04/14(木) 23:15:10

ねむねむは普段柔らかそうな枕だが、硬派な小説を書くのぅ。

　お互いに想い合って付き合い、結婚まで至ったという素晴らしい話は、所詮、小説や漫画の中での話だ。稀にそういう人たちもいるが、それは本当に稀なのだ。
　大抵は、相手が自分のことを好きで、告白されたから付き合った……(逆もまたしかり)などという話がほとんどではないか。

告白されたりしたりして、それが受け入れられたのなら、それは愛なのでは？

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18 :ねむねむ
2022/04/17(日) 19:59:08

>>17
ふわっふわのマシュマロみたいな小説書きます？ww

例えば、AさんがB君のことを好きで、B君に好きな人がいなかった場合、AさんがB君に告白して、B君的には「特別好きな人もいないからとりあえず付き合ってみるか……自分のことを想ってくれてるし……」ってなって一応付き合う感じになる……っていうのが自分の周りの恋愛だから、一般的にもそうなのかと思って。
片方は愛(恋心)を抱いていても、片方は恋心を抱いていなければ、相思相愛ではない、つまり愛もないっていう考えだった。
けれど、もちろんそれは間違っている。
なぜならロボットは「私たちは……いや、私たちも、愛や心について理解できていなかった。」って言っているから。
……あれ？なんか分かんなくなってきた(;・∀・)
……ちょ、もう一回考えてみるか……(;・∀・)

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19 :ねむねむ
2022/04/17(日) 20:00:52

申し訳ないけども一年更新しない

今年受験だから……！ちょくちょく更新できればとは思っとるんですけども(←じゃあなんでスレ作ったん)

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20 :げらっち
2022/04/17(日) 20:04:38

>>18　それはそれで愛の一つの形なんじゃ？

一年後もゲラフィを続けられるように頑張ります！
マシュマロおいしそうww

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