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┗91.マリルイ学園CGR(201-220/1000)
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201 :げらっち
2020/07/29(水) 21:35:30
CGRは魔法ものだが現実的な世界を舞台にしているからな
ロリコン?
し、知れたことを
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202 :すき焼きのタレーライブキッズ
2020/07/29(水) 21:39:19
なんかゲス男にころされかけてて腐
った死体
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203 :黒帽子
2020/07/29(水) 21:45:44
スーパー戦隊テイストの魔法少女集団を描くんだったらこっちを参考にしなっ!
www.youtube.com
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204 :げらっち
2020/07/29(水) 22:02:39
迅とやった後すきタレの小説とのコラボもしてみたい…かも
ロカVとのコラボは先述の通り辻褄が合わなくなるのでナシ
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205 :迅
2020/07/29(水) 22:05:26
タレっちも小説やってたんだ、ゲラフィで開催してる?読んでみたい
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206 :すき焼きのタレーライブキッズ
2020/07/29(水) 22:22:23
>>205もうすぐ開始するかもというところ
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207 :超ウルトラハイパーグレートキングクリボー
2020/07/29(水) 22:37:46
コラボっていいですよね!
僕のもいつか他の小説とコラボするのだろうか
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208 :げらっち
2020/07/29(水) 22:39:30
>>207 センガクジャーとしただろうが健忘栗坊
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209 :超ウルトラハイパーグレートキングクリボー
2020/07/29(水) 22:41:34
あ、それ以外にそれ以外に(日本語ミス)
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210 :すき焼きのタレーライブキッズ
2020/07/29(水) 23:06:57
草草草くさくぱんだ
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211 :げらっち
2020/07/30(木) 21:34:37
一応最終回までの構想は練ってあるけど、第5話推敲に時間がかかりそう。
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212 :黒帽子
2020/07/30(木) 21:39:02
まさかクロボー師のモデルのキャラにブラックエクスプレスが混ざってたりして?(邪推だがウザキャラつながりで)
というかCGRの皆さんはリッチヅノーとの元ネタでの絡みがほぼないからどうすることやら?
ゲラッチが最終決戦のきっかけを作るのか?
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213 :げらっち
2020/07/30(木) 21:49:06
第5話
こちら、富士山頂上。
ここにはいつからか4本の銀色の機械の腕のようなものが建っており、ガッチリと山頂の岩肌を掴んでいた。
そしてその腕の上部には銀色のオカリナのような形の円盤が乗っかっていた。
ここがメンズスターのアジトである。
スクリーンに今までの怪人の戦闘の様子が映し出されていた。
キノボー落伍…
キノボーがゲラッチたちに置いてけぼりにされた後、土下座してCGRの仲間になる映像。
ユメチビ敗北…
ユメチビがルルの怒りの炎で倒され、ガス状になって敗走する映像。
タコゾウ敗北…
タコゾウが元の蛸の姿に戻り、海に帰る映像。
ハローデス&ノッコ敗北…
ハローデスが爆散し、ノッコが電撃で打ち倒される映像。
レモーン敗北…
クロボー師「おいゲラッチ!これまでの作戦は軒並み失敗じゃねーか!お前の幼女誘拐の記事を週刊誌に書かせてやろうか?それともCGRに寝返ってメンズスターをブッ壊してやろうか?選べよ」
迅「超正論ですねぇ。」
何やら内輪揉めのご様子。3幹部が「サロン」と呼ばれるアジト中央に位置する円形の薄暗い部屋で対峙していた。
ゲラッチ「うるさい、黙れ!まずはこの私に勝てるようになってから言うことだ★それに次の怪人は既に呼んである。いでよ!」
「登場ピコ💛」
迅「ナン…ダト!メンズスターに女の子が居たんですかね!それならそうと、早く言ってくださいよ叔父貴ィ!」
クロボー師「ゲラッチのやつまーた女児誘拐を…」
ゲラッチ「あはっはっは…どうかな。」
クロボー師「目には目を、女には女を、というわけか。だが少し心配だぞ。今回は俺も同行する。」
動きがあったようだ。2つの影がサロン中央の転送機「オートフォーカス」から地上に送り込まれた。
一方ルルは、とある喫茶店に座っていた。
ルルの前の机にはコーヒーが湯気を立てていた。
そして向かいには、雪華とキーが座っていた。
なにこれ緊張する。
2人は気さくでとても良い人なのに、こうやって年長2人だけがそろって私の前に居るのは不思議な気分だった。
きっとタレ先輩達が居ればこんなにドキドキはしなかっただろう。
3人だけの空間が、三者面談のような異様な空気を作り出していた。
ルルの緊張を見透かしたのか、キーが言葉を発した。
キー「緊張しないでどうぞ召し上がってください(❁´ω`❁)」
ルル「は、はぃぃっ」
ルルは言われるがままにキーがおごってくれたコーヒーをすすった。
苦い。
雪華「ルルちゃん、これを、見て下さい。」
雪華が何か薄い冊子のようなものを取り出した。ルルはカチンコチンになりながらそれを受け取った。私の今までのCGR成績表のようなものだろうか?
しかし、そこには手描きの丸文字でこう描かれていた。
C G R 強 化 合 宿 ♡
ルル「きょ、強化合宿ですかあああああ(⊃ Д)⊃≡゚ ゚」
ルルは驚いて立ち上がった。相変わらずのオーバーリアクションだ。
雪華「反応カワユス(笑)」
キー「そっそんなに焦らなくていいですよ∑(๑oдo๑)!!これはCGRの恒例行事なんですよー( ́•ω•`๑)」
ルル「こ、恒例行事…?」
ルルは着席した。
キー「前回行ったのはルルちゃんの来る前、タレちゃんもりんごちゃんも潤ちゃんも大はしゃぎでしたよo(≧ꇴ≦*)o」
雪華「そう、あのお馬鹿3人が…」
キー「まあ強化合宿という名のお泊り会みたいなものです!」
雪華「こら。」
お泊り会…✨
冊子のページをめくるとおいしそうなごちそうや気持ちよさそうな温泉、ベッドの絵などが目に入った。これは合宿のしおりだったようだ。
大好きなCGRのみんなとのお泊り会。
ルルは目を輝かせ、しおりをじっと見入っていた。
雪華「ルルぅ~?」
キー「ダメですね、完全に自分の世界に入っちゃってます:(´◦ω◦`):」
そこに、誰かが近付いてきた。
「はじめまして、コミュニティガールズレンジャー!」
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214 :げらっち
2020/07/31(金) 00:51:25
そこには高校生くらいの娘が立っていた。
「はじめまして、私は芒果ピコ。よろしくピコォ~💛」
ルル、キー、雪華の3人は返答するのも忘れただその娘の方を向き沈黙していた。
娘は綺麗な顔をしていたが、それは可愛いというよりむしろ不気味で胡散臭かった。背が高く猫耳のようなものを付けており、首には機械で出来た首輪のようなものが嵌められていた。
雪華「えーと…ピコさん、私たちがどうしましたか?」
芒果「どうってピコはただCGRのファンとしてあいさつしただけだよ。雪華司令💛」
雪華は表情1つ変えずに座っていたが、明らかに娘を不審がり歓迎していなかった。
キーは横目で雪華を見た。
キー(こいつ、何で私たちのことを知っているんでしょう…)
雪華(決まっています、こいつはメンズスターの手先か、報酬をもらうなどして動いている一般市民です。メンズスターに女性はいませんから。)
2人は目で会話を交わした。しかし、ルルはついつい口を開いてしまった。
ルル「私たちのファンなんですか?」
キー「ばっ…!」
ピコ「ピコォ…💛」
ピコは目を細め、怪しいまでの笑顔でこう言った。
「ピコもCGRに入るピコォ💛え、嫌だ?仲間外れはいけないことピコ……💛」
ルルは自分を激しく責めた。
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215 :げらっち
2020/07/31(金) 00:52:42
翌朝は雨が降っていた。
CGRのメンバーは雪華の運転する車で旅館に向かっていた。
助手席にはキー、2列目にはタレ潤りんごがぎゅうぎゅう詰めで座り、最後列にはルル、隣には芒果ピコが座っていた。
ルルはあの時自分たちがCGRであることをバラしてしまった自責の念に駆られていた。
何故ならピコは10秒おきにルルに話しかけてきたからだ。
「景色がキレイピコォ~💛あれ、ルルちんどうしたの?元気ないの?合宿楽しみって言ってなかったっけ?ほら、笑顔でピッコピッコピー💛」
うざい。
CGRのメンバーだけの楽しい合宿になるはずだったのに…もう帰りたい。
ルルは雨の滴る窓を向き涙をこぼした。
その時だった。
ルル「あれは………先輩っ、」
キー「敵襲ですっ!!」
雪華「!」
車の左側に真っ黒い車が猛スピードで突っ込んできた。雪華は咄嗟にハンドルを切りそれをかわす。
黒い車は水を跳ね上げ急旋回した。
ルル「ケツに付かれましたっ!」
すると黒い車の運転手はこちらに向けて発砲してきた。窓ガラスが割られ雨風が吹き込んだ。
りんご「わーっ」
タレ「ぴえーん!」
雪華「ルルちゃん、交戦しなさい。」
ルル「は、はい!コミュニティアプリ起動!」ルルは初めて座位で変身した。
ピコ「ピコォ…」
ルル「スパイラルフレアー!」
炎の旋風が窓ガラスを突き破り、黒い車に襲い掛かった。
タレ「やったか?」
しかし、黒い車は燃えながらスピードを上げ突進してきた。
ルル「いいやー!」
雪華「みんな変身して!!」
黒い車に跳ね飛ばされ、ルル達の乗った車は横転し大爆発を起こした。
ルルは車外に投げ出されたが、変身していたためケガはなかった。
他のメンバーもルルの傍に倒れていたが無事なようだ。
ルル「そうだ、雪華司令は?司令は変身できないはず…」
雪華「私は大丈夫です。」
車の破片の下から雪華が姿を現した。白く発光していた。無傷のようだ。
雪華「私には氷のパワーが…」
潤「ん?そういえばあの娘は?」
「何故…こんなことを…ピコ」
炎上する2台の車の前にやけどを負いズタボロになった芒果ピコと、黒い車の主クロボー師の姿があった。
ひざまずくピコにクロボー師は銃を突き付け撃った。
弾はピコの首輪にガチンと当たった。首輪が破壊され吹き飛び、地面に落ちた。
「おい!これは作戦なのに。ひどいことをするやつだ!」
それはまさしく男の声だった。どうやら首輪は声を変える装置だったらしい。そして雨に晒されピコの顔は醜く歪んでいた。
クロボー師「お前のやり方では気に入らん。さっさと退場しろ。」
クロボー師が発砲、弾は今度こそピコの脳天に当たり、芒果ピコは落命し水たまりに横たわった。
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216 :げらっち
2020/07/31(金) 00:56:02
ルルは目の前の光景を見て唖然としていた。
メンズスター幹部の1人、クロボー師。黒いシルクハットと黒いスーツに身を包み、真っ黒なグラサンをかけている。幹部の中でも特に悪そうなイメージがあった。
そんなクロボー師があのクソうざ女を射殺した。
クロボー師がこちらを振り向いた。CGRのメンバーは一斉に構えの姿勢を取り彼を取り囲んだ。
「待て!やめろ、俺は敵じゃなーい!」
ルルはさらに驚いて口をぽっかりと開けてしまった。クロボー師がいきなり情けない声を上げバンザイのポーズをとったのだ。
タレ「ふざけるな。>>6で私たちを殺そうとしたくせに。」
りんご「メンズスターは容赦なしだよーwwそれっ、」
タレとりんごがそれぞれのエレメントを発動させ、対極からクロボー師を攻撃しようとした。
「俺はメンズスターを辞めた!!」
タレ・りんご「「え」」
2人は攻撃の手を止めた。
クロボー師「元々あの誘拐犯のやり方は気に喰わなかったんだ。未来が変わろうと変わらなかろうと、明日くらい変えようよ。俺はCGRに味方するぞ。」
ルルの頭の中は短時間であまりにも多くの驚きが起きたため驚きがインフレを起こしたようで、もはや思考停止していた。変身さえも解けてしまった。
他のメンバーも変身を解いていたが、全員怪訝な表情をしていた。
雨はいつの間にかやんでいた。
[返信][
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217 :げらっち
2020/07/31(金) 00:57:57
「えいっ、えいっ!」
「弱いぞ!わはははは。」
「くぬぅぅぅっ(>_<)」
「ぴよぴよいっぽんぜおい。」
「いいやー!!」
ドーン!
ルルは思い切り畳に打ち付けられた。
ルル「いっだあああー!!」
タレ「どーんまいちゃちゃ」
旅館の一室ではルルとタレが組み手をしていた。
本来は外で魔法の特訓をする予定だったのだが、庭はまだ雨露で湿っていた為急遽変更になったのだ。
もちろんCGRとしての戦いには変身しない状態での体術も重要になるため、これはいい訓練になる。
しかしルルは一方的に負けていた。
ルル「・・・って、そりゃタレ先輩は年上で大きいから当たり前ですぅぅぅ!!」
タレ「にしてもちょっと疲れて来たな。」
タレの首筋にタレもとい汗が滴り落ちる。道着を着ている2人は既に汗だくになっていた。
タレ「おーいHKKー!バヤリースアップルもってこーい!」
ルル「HKK?」
タレ「超ウルトラハイパーグレートキングキノボーのこと。長いからそう呼んでるんや。」
そういやそんな奴いたっけ。
HKK「は~~い!3話ぶりの出番です笑笑えー、このたびは車のトランクに隠れて旅行に同行していましたが、車が炎上した時は危うく焼き茸になりかけました笑笑笑それとバヤリースアップル料金は10000000円でーす」
タレ「遅い上に話が長いカウンターパンチ(o ゚∀゚)=○) ́3`)∴」
HKK「ギャー許してタレ様」
タレは笑顔でHKKを凹した。
タレ「( ∩ ̇- ̇ )⊃きのこはたたくとおいしくなるよ!」
ルル「(▪-▪)」
その時、急にふすまが倒れてHKKが下敷きになった。
HKK「ギャー!」
タレ「な、何や?」
倒れたふすまを踏ん付けて真っ黒い長身の男が入室してきた。
タレ「くろぼーし!」
クロボー師「てめーら何をさぼってやがる!あーこれだからインスタやいじめばかり横行してる最近のJSは…これでも見て居ろ!」
クロボー師がリモコンを振りかざすと部屋の隅のブラウン管のTVから特撮ドラマが流れ始めた。
東葛第5局地警備団、通称ローカルファイブとはこの警備団のことであった。警備団長は平和台アカギ。19歳ながら優秀な人材として迎え入れられた。副長は若葉シゲル。力のアカギに対して知のシゲル。農業学、植物学の天才ではあるがほかの部門についてもいろいろと知っている。そしてあと3人ほどスカウトした団員が来る予定だったのだが…アカギ「シゲル、今日やってくるという3人はまだか?」シゲル「よくわからんがそろそろ彼らを乗せた列車がやってくるだろう。」アカギ「でももう待
ピッ
タレ「つまらないじょ。ヒロインアハでミア見る。あとわしJSじゃなくてJC。」
クロボー師「だーーっ!!教養の無いお前らはこの俺が稽古を付けてやる!ぶっこわパーンチ!」
クロボー師はルルとタレを殴打し始めた。
タレ「ぴえーんぬ」
ルル「やめてーっ!」
HKK「クロボー師さん落ち着いでください!」
ふすまの下からHKKが這い出して来た。
クロボー師「のわーってめえは裏切坊主!メンズスターの斥候時代はピンポンダッシュばかりしていたな!裏切者はぶったおーす!」
HKK「ギャー!」
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218 :げらっち
2020/07/31(金) 01:02:52
ルル「う・・・ひどい目に遭いました・・・」
タレ「ルル大丈夫か・・・」
HKK「大丈夫で・・・す」
タレ「おまえには聞いてない・・・」
クロボー師が去った後には、3人(2人と1匹)が畳に這いつくばっているという奇妙な光景が広がっていた。
そこに潤とりんごがやって来た。
潤「2人とも大丈夫ー?」
ルル「あっ潤先輩!鼻血メッチャ出ました…」
りんご「タレー!ほいバヤリースアップル。」
タレ「ぴえん」
よく見ると、潤もりんごも体中に絆創膏を貼っていた。
ルル「まさか、先輩たちも…」
りんご「そのまさかだよーwww僕ちんと潤パイセンがいちゃいちゃしてたらさー、」
ルル「いちゃいちゃ!?」
潤「いや、違うwりんごが私にポテチあーんしてくれただけw」
タレ「そんなことしてたんか。」
りんご「そしたらサボるな!って言われてプラレールの線路で叩かれた。クロボー師まじ許すまじ」
潤「稽古って言ってたけどこれはやりすぎだよね…(´・ω・`)」
「「「「ハァ…」」」」
4人はため息をついた。
タレ「でもそろそろお風呂の時間だじょ\(^o^)/」
りんご「そうだ!この旅館名物のおんせん!!♨」
ルル「お、おんせん✨マジすか!」
潤「マジだよー( ̄▽ ̄)」
4人は小躍りして喜んだ。
ルルは生まれてこのかた友達と一緒にお風呂に入るようなことはした試しが無かったので、何故かちょっとドキドキしてしまった。しかし。
「ルルちゃん。」
ぴた。
ルル「ひいっ」
冷たい手。
振り向くとそこには雪華司令の姿があった。
「ルルちゃんは合宿は初めてだし、まだ未熟ですからね。雪ちゃんの特別レッスンを受けさせてあげますよ……(笑)」
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219 :げらっち
2020/07/31(金) 01:04:20
雪華司令の個人レッスンは、クロボー師の稽古よりもさらに厳しいものだった。
ルルは和室の真ん中に座布団も無しに正座させられた。
そして雪華は退室し、部屋の電気が消えた。
真っ暗な室内に白いアイススモークのようなものが流れ込み、次第に冷たくなってゆく。雪華の声がこだまする。
「炎の勇者、ガールズレッド…その極意は、変身せずとも炎を生み出すこと…気持ちを集中させ、心に炎を灯すのです。そうすればアナタは、真の勇者になれます……」
わけわかんない。
ルルは目を瞑りガタガタと震えていた。
あまりの寒さに鼻水が垂れてきた。道着は汗が乾き異常に冷たい上、嫌な臭いがする。裸足の足は長時間の正座により痺れてきた。
クロボー師がマシに思えてくる…
「集中力が途切れているようですね。今日のところは、これで終わりにします。」
部屋の電気が点くと同時にルルは仰向けに倒れた。
雪華が入室してきた。
雪華「早くお風呂に入りなさい。」
お風呂、すっかり遅くなってしまった。
みんなはもうとっくに上がって髪も乾かしちゃっただろうな…
ちょっと残念な気持ちになりながら屋外の温泉に向かい、脱衣場で服を脱いだ。
誰も居ないのに関らずきちんと前を隠し湯に向かうと、そこはめちゃくちゃに荒らされていた。
塀はなぎ倒されあちこちにたらいが散らばっている。
ルル「な、ナニコレ…」
「これはですねぇ」
ルル「(⊃ Д)⊃≡゚ ゚」
ルルは死ぬほど驚いた。湯煙の中をじっと目を凝らすと、温泉にキーが浸かっていた。
ルル「キ、キーさん居たんですかっっ!!」
キー「僕おんせんでお酒飲んでお月見するのだいしゅきなんです。酒気だけに。わら」
キーは酔っぱらっていた。
ルル「あれ、キーさんて19…」
キー「こまかいことはきにしないでくださいー、それで、何があったかというというとですねー、」
タレ・りんご・潤の3人が温泉に浸かっている。すると…
「お風呂の塀をブッコワース!!」
タレ「くろぼーし!」
潤「ギャー痴漢!!」
「お前ら胸を大きくしろよお。牛乳飲まねえか?それともこの芋羊羹を喰わねえか!」
りんご「ほっとけー(💢・∀・)怒りのサンダー!」
タレ「アホ!おふろでやったらわしらまでしびれるやろ!!」
潤「あ゙ー」
ルル「…意味わかんないです。」
キー「ですよねー。ホラ、ルルちゃんも入っていいですよ(* ́罒`*)」
キーは上半身を湯から出しルルに手招きした。ルルはキーの大人びた体を直視してしまい赤面を通り越して気分が悪くなった。
そしてキーとはなるべく距離を取って岩陰に隠れて湯に浸かった。
一方、雪華は和室の木の机でノートパソコンを展開していた。
「ゆーきーはーなー!!」
そこにクロボー師が近寄って来た。
雪華「なんですか?クロボー師さん。」
雪華はノートパソコンの画面から目も離さずにそう答えた。
クロボー師「俺をCGRのブラックにしろ!」
雪華「…え?」
雪華はにやりと笑ってクロボー師の顔を見た。
雪華「…それ本気で言ってらっしゃる(笑)?CGRはコミュニティガールズレンジャー、女の子のヒーローですのよ?」
クロボー師「そんなことは知っていらあ。だが男でも変身できるはずだ!」
雪華「ええ、もちろんキズナパワーがあれば変身は可能ですよ。でもあなたには、キズナパワーが無いから、無理なんだな……(笑)」
雪華はしてやったりの笑顔だ。
クロボー師「ではゲラッチの重大秘密と引き換えではどうだ?ゲラッチのやつこれをばらされたら泡を吹いて倒れるなw」
雪華「残念ですが、」
雪華は真面目な表情に戻りきっぱりと言い放った。
「私はあなた以上にあの男のことを知り尽くしています。あなたがメンズスターを辞めるのは構いませんが、あなたの手は、借りません。」
クロボー師の表情が強張った。
「なら…ひとまず襲ってやる腐ったパイ女!!!」
クロボー師は強制退室させられた。
雪華は一人、ノートパソコンの画面を見て不思議な、何とも言えない表情を浮かべていた。
そこにはゲラッチの顔が映っていた。
つづく
[返信][
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220 :げらっち
2020/07/31(金) 01:14:02
話数またまた変更
第6話 合宿編 後編
第7話 追加戦士登場
第8話 最終回 前編
第9話 最終回 後編
番外編3 MÖBIUS-The next HERO-とのコラボ?
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