日記一覧
┗191.いろはに金平糖(1-5/44)

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5 :長/曽/祢/虎/徹
06/26(金) 13:09

 ✾* 幸


『また必ず巡り合おう』

その契りを寄る辺に、幾つもの生を繰り返した。
時におれは幼子で、あるいは異国の青年で……この世に生まれ落ちる度、たまゆら共に在ったあの、美しく青い瞳の輝きを捜したものだ。

四ツ辻を折れる度、春霞にたゆたう着物の裾を。
寝ぐらの灯りを落とす度、涼やかな風鈴の音に混じる穏やかな寝息を。
小間物屋の前を行き過ぎる度、冷たさを増した風に舞う艶やかな髪を。
寝ずの番の度、指折り数えた夜空の星を見上げる白い横顔を。

漸く、また巡り合えたお前の名は。
同じ音色を持ちながら様々な意味を成す、おれの愛した者の名は。


『ゆき』


待たせたな。おれも、待ち侘びた。
今宵、お前の元へ還ろう。
あの日数えた夜空の星を、小さく砕いた菓子を手土産に。

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4 :江/雪/左/文/字
06/25(木) 10:27

 ❅* 氷雨


…其れが過ぎ去り、幾夜待ち続けた事か。
憶えて居るのは竜胆色と孤月、…そして眩い程の金。星明かりと呼ぶには強く、朝陽と呼ぶには輪郭が朧げな温かな灯火にも似た光は瞼の裏を焼く程で、…唯々遠くに憶えて居ました。

再び相見えた現世の地、世に刀は必要無く私の望む世界が其処に。
然し其れは刹那の夢。広い背に残る幾つもの傷痕へ…そっと伸ばした掌の紅差し指に絡まる糸は今も未だ、貴方様に結ばれて居るのでしょう、か。

唇に触れた小さな星は溶け消えてしまったけれど、…胸に息衝く其れは今も尚。
嗚呼。はたりはたりと鼓膜を揺らす音が…また、


>(──氷雨よ、隠して欲しいと希う事が赦されるのならば。)
>(誰にも…誰にも見えぬ様に、)

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3 :長/曽/祢/虎/徹×江/雪/左/文/字
06/25(木) 00:25

 ✿* 栞

花を添えたら
✿ 「 影縫い。」
対極の華
耐冬花は夏の逃げ水に溺る.
✿ 其の日暮らし
古墨に愛惜を溶く。
桂花抄
✿ 鈍色奇想曲
今宵、月夜の下、縁側で。
瑠璃雨月
あやなしどり
夜亡き、
花曇


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2 :長/曽/祢/虎/徹×江/雪/左/文/字
06/24(水) 20:54


 ✿* 覚書

 ⇒完半混在 / 成人指定
 ⇒捏造から徒然まで多種多様
 ⇒✿交流歓迎×乱入禁止
 ⇒同性愛表現有
 ⇒二振による御伽草子

 ✿* 取扱

 ✿長/曽/祢/虎/徹×江/雪/左/文/字
 ❁蜻/蛉/切×太/郎/太/刀
 ❁小/狐/丸×三/日/月/宗/近
 ❁燭/台/切/光/忠×へ/し/切/長/谷/部

 ✿* 虎と雪

…其の虎、有惜夜に淡雪を掴む。

 ✿* 本丸

 「>>>191」 「金平糖」

 ✿* 栞

 >>0,003
 


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1 :長/曽/祢/虎/徹×江/雪/左/文/字
06/24(水) 20:34










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