日記一覧
┗206.二人静の断片(6-10/238)
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10 :
燭/台/切/光/忠
06/28(日) 15:29
某日
君は裏側ではたくさん微笑んでくれるから困るよ。
そこで触れてみたって、ねえ。
舞台の裏方みたいに真っ暗くてちょっと秘密めいて格好良い、そっちの裏側ではなく、物語を書きかけた本の裏表紙…いや、その下に敷かれた、机を汚さないための下敷きみたいな?
そんな場所で君に会っていると、とても楽しくて、少しだけ恋しくて。早く続きを綴ってくれと、筆のなぞる優しい振動が待ち遠しいんだ。
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9 :
燭/台/切/光/忠
06/28(日) 15:28
独白
きびきびとスマートに動く人を見ると、格好良いなあと思う。
でも普段から無駄を少なく効率優先、てきぱきと動いているのを見ていると、何でそんなに急いでいるのかなと思ってしまう僕は、のろまなんだろう。
さっさと終わらせて有効な空き時間を作るより、時間を目一杯使ってのんびりと進める方が好きだな。
予想外の事が起こったら、その時考えれば良いやなんて、こんな風だから時々痛い目を見るんだよねえ。
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8 :
燭/台/切/光/忠
06/28(日) 15:27
独白
鶏なら肉より軟骨が好きだし、れもんなら汁より果肉が好きだし、蟹なら身より味噌が好き。あ。あと、魚もえんがわの所が一番好き。
それとは関係無いけれど、目立って中心的な人物と一緒に僕は、横や後ろに控えているひとにも憧れる。
何かを発明した誰かと、その誰かを支える奥さん。
組織を作って大きく成長させた誰かと、その下で単純作業をする多くのひとたち。とか。
偉い、凄いと語り継がれる人は、その代わりすごく重いものを背負っているから、称賛されるのはいわゆる御褒美の一つ…というと言い方が悪いけれど、つまり目立つ事はその人にとって喜ばしいわけだろう?
それぞれ自分に出来る形で、生きているわけで。
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7 :
燭/台/切/光/忠
06/28(日) 15:24
独白
唯一のひと振りが欲しいと、
居ない時には思う。
ほんの軽い気持ちだから、いっそ一夜限りの甘い夢でも見ようかと思うけれど、それすら実行に移さないほど淡い淡い願望。
可愛いものを可愛がるのは好きだよ。
ただ、君とみる長い夢の方が楽しみだ。
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6 :
燭/台/切/光/忠
06/28(日) 15:23
某日
今日、僕は怪我をした。
それも出陣中じゃない。この本丸内で、だ。手合わせにも関わらず、相手にも怪我を負わせてしまって。
戦をしている只中の匂い、刃先が斬り結ぶ感触、音、飛沫の温度、それらに触れたこの肉体はひどく喜んで、僕は刀そのものと一体化してしまう。
人間で言うところの理性、という制御回路は、僕にはまだ上手く働かないようだ。
君は、脚を引き摺った格好悪い僕を見て、呆れながらも手を貸そうとしてくれたのに、僕はそれを断ってしまった。君に凭れるのは一秒だって耐えられなかった。
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