日記一覧
┗287.墜落(21-25/264)

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25 :鶯/丸
09/12(土) 01:19




緩やかに背面から落ちて漸く、天の高さを知った。




天の高きこと。手を伸ばした所で彼れに届く事はないと疾うに解っているのでな、最初から伸ばそうともしなかった。
彼れは、眺める位が調度良い。斯うして馳せる位で、屹度事足りる。


ひとの身を得なければ、顔を上げるなんてことも知らなかった。




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24 :鶯/丸
09/10(木) 00:32




橙を灯した祭囃子が、ゆっくりと遠退いて行く。
彼れは何処へ行くのだろうか、——今と成っては、訊ねる事も出来ないが。


彼れは鏡花水月。
何度声を手向けた所で、頷くことは無い。




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23 :鶯/丸
09/09(水) 12:47





別に、そんなものだろう。





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22 :鶯/丸
09/07(月) 19:38




主に教わったんだ、と嬉しそうに声を弾ませる赤い指先で丁寧に作られた笹舟が川を下るのを眺めながら。


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反応不要との記載もあったが、各々に礼を言わせて貰おう。
礼故に其れこそ反応は御好きに、


朝な夕な藹々(>>>403)の、素直さがまるで蒲公英の綿毛のようだなあと。恋仲との仲睦まじさに、和みを憶えた。書架に加えてくれて、感謝する。


朝顔日記(>>>473)、恋仲に対して忙しない感じが好きだ。何時か其方の恋仲が日記で見られる日を期待している。愛読の記載に、礼を。


秘色の朝露(>>>435)の楽しげな日々を応援したい。此れが夫婦か、と言わんばかりの様子を此れからも是非眺めていけたらと、本棚への追加に礼を言う。


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比翼之鳥(>>>476)でましろのゆめ(>>>453)の三/日/月に。どちらへ返すか迷ったがどちらも並べてしまえば良いと横暴に走るを許して貰いたい。
あれは違う口のだったか、…とは言え記憶に残るくらいだ。其方にとっては大事なことなのだと俺は見受けた。
答え探しが必要なら其の抹茶を片手にのんびりと見付けるのも良いだろうな、此方は茶請けに羊羹でも拵えておこう。新居への引っ越し祝いも兼て、恋仲との穏やかな日々を願いつつ。




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21 :鶯/丸
09/06(日) 22:35




彼の花弁が向かった先には蓮の花が咲いているのだと、夢で知った。
それなら斯うして空を見上げて蜘蛛の糸を探すのも、此処が沼の中であるような息苦しさを覚えるのも間違いではないのだろう。
まあ此処が地獄だとは少しも思ってはいないが、糸が降りてきた暁には迷い無く其れを手に取ろうか。
屹度其れは、役目が終わるのだという彼の花弁からの手向けなのだから。



四十九の蓮の花が、彼れを迎える。






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