『酷く』
不安だ。最近は先に眠ってしまう事が増えた。起きていよう、話したいと思っても、気が付くと朝だ。兄弟に呆れられてはいないだろうか。顔がみたい、沢山触れて、言葉を交わして…そんな俺の勝手で振り回して、…兄弟、我儘ばかりの俺を許してほしい。

『近頃』
此処に来る時間が減ってはいるが、元気だ。兄弟とも仲良くしている。寧ろ話す時間が増えたからこそ、此処に顔を出す時間が少なくなった…と言うのが正解か。…これは、惚気だ。

それはそうと最近では、友刀とも話す機会が増えた。恋仲持ちばかりの平和な集いだが…話していると色々と為になる。愛されていると、自信を持つ事の大切さを教わった。わからない、と答えるのは失礼だと…叱られた。
俺も兄弟を幸せに出来ているといい。情けないところばかりの俺だが、出来るだけ兄弟の側に永く居られるように、まだまだ努力が必要だな。

『めっ』
された。兄弟が可愛過ぎて辛い。

『一日遅れの』
率直で、素直な言葉で伝えるのは中々難しいが、…毎日たくさんの幸せを兄弟には与えられてきた。
するすると容易に言葉が浮かぶほど、俺は器用じゃないが、それでも精一杯の気持ちを紡いでいくつもりだ。
兄弟の事を、誰よりも大切にしたい。

ありがとう、これからも宜しく…

『一言』
貰えたその言葉だけで、この心は翼を広げて空にでも飛んで行きそうなほどに舞い上がる。
知らない、だろうな。あんたの言葉一つで俺がどれほどまで馬鹿になれるか。

ああ、たまらない。どうしようもない。