■必ず 僕「疲れた時に必ず見る夢とかってありますか?」 鶴「そうだなあ…俺は大抵、審/神/者に怒られる夢を見るな!」 僕「へえ、審/神/者に?貴方、悪戯ばっかりしているからじゃないですか?」 鶴「はは。それもあるかもしれんな。色々な理由で怒られて目を覚ますんだ。」 僕「嫌な寝起きですねえ。人の身体というのは面倒な事ばかりです。」 鶴「君は何か、疲れた時に見る夢はあるのかい?」 僕「そうですねえ……あるにはあるんですが。」 鶴「お、あるんじゃないか。聞かせてくれよ。」 僕「まず、僕はG/L/A/Yのメンバーなんですけど。」 鶴「おっと大前提から覆して来たか。」 |
■ 愛してるという言葉が存在しなかった頃の日本に戻りたい。 何度裏切られるのか。 虚しい。 |
■眠い一日 僕「長/谷/部、布団を借りて良いですか?」 長「…は?何故貸さなければならん。」 僕「僕の布団は今、小/夜が干してくれているので無いんですよ。貴方どうせ主命で働いていて布団なんて使わないでしょう?」 長「まあそれはあるが…。」 僕「ではお借りしますね。夜まで寝て来ます。」 ~数刻後~ 僕「長/谷/部、布団有難う御座いました。返します。」 長「任務にもつかずこんな時間まで眠るとは良い身分だな。」 僕「いい身分なんですよ。ああ、寝過ぎて風邪気味です。」 長「鼻を啜っているじゃないか。主の刀としての意識が低すぎる。早くかんでおけ。」 僕「別に良いですよ。貴方の布団でさっきかんでおいたので。」 長「なんて?」 |
■玉の輿の由来はお/玉が部屋子からお腹様になった事から 燭「宗/三さん、ちょっといいかな?」 僕「はい、なんでしょう。」 燭「君って徳/川に長く居たんだよね?良ければ大/奥の事を教えてくれないかな。ドラマで興味持っちゃって。」 僕「そうですねえ…全て語ると長くなるので、僕が好きだった側室のお/万/の/方の話なら良いですよ。」 燭「お/万/の/方!ドラマにも出てきた美しい御側室だよね。どんな人だったの?」 僕「春/日/の/局に目をつけられ、尼から還俗させられた上に髪が伸びるまで監禁されていました。」 燭「そんな辛い目に遭って大奥に入らされたんだね…さぞ落ち込んだだろう?」 僕「いえ。部屋子のお/玉の支えもあり、上/様の寵愛もあって気を強くもってらっしゃいましたよ。お褥滑りされた後は春/日/の/局/の/死後、大/奥/総/取/締になられて奥女中の皆に明るい日々を贈っていました。」 燭「それは凄いね!きっと心が強い、清く美しい女性だったんだろうな。君はどう思っていたんだい?」 僕「そうですねえ…お/万/の/方の名前ってちょっと角度を変えるといやらしい名前だな、と。」 燭「んんんんんん!?」 *お腹様=将軍の子を孕んだ側室 *還俗=俗世を捨て坊主・尼になった者を何らかの手段で人間に戻す事 *大/奥/総/取/締=大/奥の最高権力者。大/奥の全ての事を取り仕切った。春/日/の/局は表の政治にも口を出す程の権力を持っていた。春/日/の/局は過激、お/万/の/方は温厚、右/衛/門/佐は策士、瀧/川は厳しかった、というのが一説。絶対的権力がある立場なので、普通は側室がこの身分になる事はなく、お/万/の/方と右/衛/門/佐(側室ではないが側室候補として大/奥入りし、策を重ね御心を掴んだ)は異例中の異例。 *お褥滑り=閨事を今後一切辞退する、という事。年齢で決まっていたとか、自分の意志だったとか、色々な理由で。 僕「歴史の裏に女の影あり、ですねえ。」 燭「そういえば、なんでお腹様は御側室ばかりなんだい?」 僕「正室は京の朝/廷から貰うのがしきたりでしたが、間に子が出来るとその子がおのこであれば跡取り、すなわち朝/廷に力を持たせる事になってしまいますので。」 燭「うん…?つまり、あくまで全ての権力は徳/川が持っていたかったって事かな?」 僕「それもありますね。それに、徳/川と朝/廷が同じだけ力を持つと権力争いからの戦、等も起きますから。大名を束ね、泰平の世を維持する為には必要だったんです。」 燭「じゃあ、正室も大名の息女から選べば良かったじゃないか。」 僕「そこは朝/廷の顔を立てるといった意味合いがあるのではないかと。あくまでも朝/廷を尊んだ上で世を仕切っていますよ、と。」 燭「そういう建前で?」 僕「じゃないですかねえ。」 |
■ 肩に口付けて寝かしつけてくれる存在がいないだけで不幸というなら、 僕は多分もう不幸という物になってしまったらしい事。 |