日記一覧
┗575.iは存在してはならない(1-5/162)
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5 :
山_姥_切_国_広
09/23(水) 09:03
最初は非番など何をしていいかわからなくて、いらないと思っていた。それが。あんたが共に過ごしてくれたおかげで、こんなに思い出深い数日に変わった。
山へ行ったり街へ出たり、人のように過ごした。美しいもの、悲しいもの、可愛いもの、一緒に沢山見た。なぜ人がこうして時間と場所を共有したがるのか、漸く理解できた。
夜は閨で交わった。蕩けるような痴態を晒すあんたと何度口吸いをしたんだか。唇が少しひりつく。自惚れだとはわかっているが、気位の高いあんたは俺以外にはあんな姿を見せないだろう。そう感じて嬉しかった。
四六時中まるで恋刀にするような態度をとるから、どんな顔をすればいいのかと困った。自制がきかなくなりそうでああいうのは怖い。
過ぎてしまえば夢幻のように遠くなってしまうのかもしれないが、完全に消えてなくなることがないように、こうして記しておく。
刀の身からすれば贅沢すぎることだ。
だから。
時がこのまま止まるようにと願ったことはあんたには話さない。
09231519
「この世界背景から考える人生のパートナー選び」について今なら論文とやらが書けるな。
たとえ写しを望む者が少なくとも、ただ一口あんたが拾ってくれた、言葉を交わしても身体を重ねても相性がよかった、これ以上のことなどないだろう。
身に馴染む相手に出会う。それは万人が支持する者になれば叶うというものではない。
あんたが見つけてくれてよかった。
09240048
だんだんあんたの速度に乗せられているような気がする。俺は写しなんだから、きちんと身の程を弁えて距離を取らないと駄目だ。
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4 :
山_姥_切_国_広
09/22(火) 13:31
写しの身を求められ、その手で慈しむように触れられ、歓ぶのは愚かだ。
あんたの口が上手いのは知っているが、それ以上はやめてほしい。手放しにあることないこと褒めても俺にはどうせ何も返すことが出来ない。応えられないのが辛い。わかっていてそうしているのなら随分と酷いな。
陽射しも空気も穏やかだ。洗濯物がよく乾くだろう。
あんたも嬉しそうにしている。
何も不足がない。こんな日はきっと二度と来ない。
09221823
ああ、夢みたいだ。
過ぎた願いだとはわかっているが、あんたが欲しい。
09222034
きちんと分かりやすい距離が必要なんだ。身の丈を忘れないよう。己の存在意義を見失わないよう。
09222100
俺は、俺たちは刀だ。戦うために主の力で肉体を得ただけの、この熱も想いも全て仮初の、ただの道具。いつか失うのなら大切なものなど持ちたくなどない。あんたにはいつだって笑っていて欲しいんだ。
09230126
困った。上手く振る舞えない。あんたが相手だとどう触れたらいいのかわからない。どうしたら喜んでもらえるのか、満足してもらえるのか。
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3 :
山_姥_切_国_広
09/21(月) 18:58
送った文を見返せば、その度に不備が色々見つかるが今回は特に酷い。自分から動く気はないのかと叱責をくらっても仕方がないほどの稚拙さ。
あんたは俺なんかを褒めて、楽しんでるから気にするな卑屈になるなと言うが、写しの俺では釣り合っていないことなど明白、満足させられるか常に不安でいる。特にこうして待つ間は。
昨日文を書いていたら、兄弟から「見地への配慮、言葉選び、長い状況説明、好み。本当に色々気を遣って書かなきゃいけないんだね。僕には向いてなさそうだよ」と言われた。
俺なんかを選んでくれた、優しくて魅力あるあんたのためになら自然にしたいことばかりで、苦痛などあるはずもない。
早くその顔が見たい、などと世迷い言を直接言うつもりはない。積もり積もった感情が変化する前にここに吐き出しておこう。
09211912
理想に固められた志などなんの役にも立たないな。
09220001
紡がれる言葉が綺麗なのも振る舞いがあまりに理想に合っているのも勿論だが、あんた自身がこんなにも心地良いから、俺みたいな写しがつけ上がって夢中になったりするんだ。
……笑顔で迎えてくれてホッとした。
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2 :
山_姥_切_国_広
09/21(月) 03:58
俺たちについて
写しの俺が何を綴るか気になるなんて、物好きしかいないだろうがな。代筆を引き受けた手前、必要なことは伝えておく。
分かったと思うが俺はこの帳面の持ち主の代理だ。他の刀も俺が忙しいときに顔を出すことがあるだろう。その中に持ち主がいるかもしれないが、俺には関係のない話だ。
綴る内容には様々な視点、世界軸が存在する。持ち主は俺たちの主に指示されて動いているからな、主の感情そのままが反映されることも大いにあるはずだ。それが苦手なら見ない方が身の為だろう。
本来なら俺たちはここにはいられない存在だ。だから起きたことをそのまま記すわけにはいかない。虚言や妄想と現実を混ぜるから、矛盾が生じるとしたらそのせいだ。
それから、俺たちは身も心もただ一口のもの……だと思ってる。おこがましいのはわかっているが、事実そうとしか言いようがない。写しなど横に並び立つのも許されないような名刀のあいつに実際どう思われているかは知らないが。……だが、極力周囲との交流は避けてあいつと俺だけの変わらない世界に居続けたい。
もちろん指摘や注意は歓迎する。その場合は遠慮せず言ってくれ。
万が一これがあんたの目に留まり、心当たりがあるとして。
不快ならすぐやめる。耐えることはしないでくれ。極力配慮したつもりだが、償いはいくらでもする、という伝言だ。
以上だ。所詮は写しの俺の口から語れることなどこの程度。疑問があるなら他の刀を呼んで聞いてくれ。
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1 :
山_姥_切_国_広
09/21(月) 03:47
i は 存在 しては ならない
―――それは のために
◆注意書き 詳細
>>2半完虚実混在(主視点含)
同性愛・りば要素あり
交流非推奨
乱入不可ここは
>>>575
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