日記一覧
┗575.iは存在してはならない(141-145/162)

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145 :山_姥_切_国_広
01/28(月) 02:14

不穏な頁で筆が止まっていたが、相変わらず仲良くやっている。
あんたは俺を、俺はあんたを間違いなく愛している。
断片的に知るあんたの主も今の俺たちにとっては大切な人間になった。一振と一人がずっと俺たちの傍にいてくれるように、願ってやまない。

少し前に文箱を替えて、あんたと出会った頃に交わした手紙を全て失ってしまった。とんでもない失態だ。この日記帳を読み返すと、思い出せないやり取りが既に多いことに気付かされる。寂しいな。

そろそろ本気で引っ越しを考えなくてはならない。
ここが無くなったらもう記憶を遡ることもできなくなるからな。あんたとのことは極力忘れずにいたい。

今日も心からあんたを想っている。

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144 :山_姥_切_国_広
11/03(土) 22:46

この頃、あんたとすれ違っている気がして怖い。
時間が合わなくて物理的に、ならいい。心がすれ違っているとするならどうしたらいい。

恋の期限は三年というそうだ。
あんたに出会って三年と二ヶ月、惚れて約三年。
俺たちの恋も三年で区切りがつくとしたら……それは寂しい。あんたがいない未来を想像しただけで怖い。
俺たちが共にあれなくなったら主同士が友人にと約束したが、それは互いに納得づくで離れた場合だろう。昨日まではそうなると信じていた。今は自信がない。


今日は友である大般若と主を交えて会った。
京の町で楽しく過ごせたと思う。
主同士は性格が似た型とは思わないが、気の置けない友になっていけたらいい。

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143 :山_姥_切_国_広
08/01(水) 01:08

引っ越しを先延ばしにしてしまっている。怠惰だ。

あんたが好きで好きで堪らない。
普段も勿論気持ちに変わりはないが、好意が心の器に収まらず爆発しそうな時がある。またその周期が廻ってきたらしい。
任務があってよかった。そうじゃなければあんたを抱き潰してしまっていたかもしれない。

あんたと出逢わなかったら、きっと俺は勿論、主の人生も違ったものになっていただろう。
どちらがよりよかったとは比べようもないが、あんたと過ごしたことで得たものを失ってまで何かを取り戻そうとは思わない。
このまま行き着ける果てまで、あんたと共にありたい。
腕のなかで眠るあんたがいつまでも幸せであるように祈っている。その幸せの一端であれれば本望だ。

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142 :山_姥_切_国_広
07/10(火) 03:41

週末はあんたを抱いて、それこそ許されるぎりぎりの時間まで一緒にいた。……というのに、いまはぽっかりと穴があいたようだ。
……多分寂しいんだろう。この先のこと……あんたとのことじゃなく、主自身のことを考えて不安がつのってしまった。どの選択肢が正しいのか、選んだものは本当に正しいのか、わからない。愚かな問いだとも思う。幸福な道を誰かが知る筈もない。俺にだってわからない。出来るのはただいつかの未来に振り返って、間違いなく自分の責任で選択したのだと、覚悟をもって選んだんだと、そう納得できる事実を残すことだけだ。過去を悔やんでも変えることはできない。いま歩く道が未来となるなら、前を見据え進むことこそが俺に出来る唯一のことだ。
……そうわかっている。それでも時折ふと不安になる。足元がぐらつくような気がする。
先日の視察もいけなかった。心を引っ掻き回された。ここまで心乱されるとは思っていなかった。それから心も身体も浮いたようで、どうもうまく戻ってこられない。


あんたの布団に邪魔をする。よく眠れているだろうか。

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141 :一_期_一_振
06/21(木) 01:30

結局貴方に手紙が届いていなかっただけでした。
こちらは今生の別れまで覚悟したというのに、貴方の能天気具合といったら……。
本当によかった。今更貴方を失って私が私でいられるわけがない。


この事件に続いての災害。
長く共にいたというのに、私たちを紡ぐ糸は儚いものだと思い知らされた。
私一振りが折れるならばまだしも、天災に見舞われ海の底に沈んでしまえば最早貴方に声を届ける術がない。 傲りでなければ、きっと貴方は私の戻りを待ってくださる。私が折れたと知らぬまま手紙を何度も飛ばすのでしょう。
それは耐えられない。


もっと確実な方法を考えなければ。
貴方と離れることより、貴方を一振り残して暗い場所に縛り付けることのほうが怖い。

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