きすして、だいてほしい。もっとぼくをひつようとして。
ひとがたりない。
かまってほしい。ぼくをみてほしい。こえをかけて、だきしめて、なでて、それから。
なんてわがまま。なんて我儘。そうやって沢山と話す機会を増やしたとて、僕に都合のいい奴なんてそう簡単に居る筈もあらへんのに。好きになって欲しくて、好きにさせて、そうすると何だか嫌になる。俺なんて好きになる訳ないのに好きだなんて簡単に吐くから、突き放してまう。
僕なんかを好きな御前が、きらい。
どうしようもない嫌悪感と共に突き放して、気持ち悪くて嫌いで仕方あらへんくなるのに、少し経てば寂しくなって甘えて強請って、ずぶずぶ依存しとって。それは僕も、彼奴も。
ねえすきだよ、こんな俺をすきだなんて軽々しく言って抱く御前がだいすき。でもそれと同じ位気持ち悪くてだいきらい。
あいしてくれ