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春眠
┗362-363,367-370
362 :
仁王雅治
2008/12/25 01:23
与えられた期間、一週間。其処に全身全霊を注ぎ込む、初詣の賽銭は一万程入れたら叶えて呉れるだろうか。其れでも、夜空に浮かび上がる月を追い掛けて星屑の階段を登って手を伸ばす。今年のサンタは、冬を乗り越える為に必要な暖かさをプレゼントして呉れた。(冷蔵庫の中のホールケーキ、母親からの電話に驚愕した事実。)
# 1225
姉貴の鼻歌が自室より聴こえる。そう言えば帰宅時に態々俺の部屋迄来て彼氏から貰ったクリスマスプレゼントを自慢しに来てたなァ。戴いた物を使うと豪語した後、直ぐに勿体無くて使えンと云う女心が男の俺には分からンわ。弟と言えば両親から新作ゲームのプレゼントを貰い御機嫌。クリスマスには笑顔が溢れるモンだと俺は信じとうねェ。
#1226
ナナと蜘.蛛と一日遅れのクリスマスパーティ。チョコフォンデュにケーキ、こどものびいる付き。恋愛の話から一年の振り返り迄終わり良ければ総て良し、其れを望んでチョコの甘さに酔い痴れた夜。
『あなたの行く所に必ず日がさしますよ。だいじょうぶ、だいじょうぶ』一枚の葉書に筆で綴られた其の文章に思わず弛んで仕舞った日。其の日(陽)が、月明かりだったら良いのに。
#1227
最近胃痛が酷い仁王雅治クン15歳。晩飯抜いてる所為か余り食わ無い所為か分からンけど兎に角そンな訳で。学校の掃除当番で今掃除してたンだが、スゲェ疲弊感。部活引退してから妙に怠けてる気がするわ。加えてイーライラ、疑問ばかり過ぎる。王子には今年もう会え無ェのかと(!)
#1228
途轍も無く長い時間、唯其の行為だけに意識を集中させて夢中に成る。爛れる程の熱を、生温かな温もりを、分け与えられる。重ねた唇から双方どちらか分からない吐息が一つ零れたと共に、彼の人の目尻からは一つの雫が零れ落ちた。(夢見放題、欲求不満なのか夢迄こンなの何て、)
#1229
大切な友人との別れ、其の別れに涙する君。中々送れぬ返信を持て余しながら、綴る今ですら彼へ手向ける科白を巡らせた儘で。某御方の発言に俺迄眸を潤す結果に、ホンに責任を取って貰うわ。サヨナラ、其れは抱えきれぬ程のモノが詰まった言葉。
#1230
姉貴がケーキ作りする姿を横目で眺める冬休み。チョコを砕いたモンを摘み食いする俺を咎める姉に対抗してグラム数を減らして教えて遣った。(其の分、摘み食いの口実が増えたと言うオチ)
#1231
大晦日。大掃除をしながら、幾度無く交わし合う言葉。777のナンバーと大きな大きな青空が此処に。境界線の真ん中でどちらにも行かぬ様にバランスを保つ。ミステリアスコンビと独り身ダブルスを将来。お賽銭は未だ入れられず、其れでも有意義で少し痛みが苦しい一週間だった。
そして物語は2009年へと続く、
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363 :
仁王雅治
2008/12/27 13:34
# 2008年、最後に残す文。
今年一年の日記を読み返すと、本に恵まれた一年だったンや無いかと憶う。昨年は此の町に顔を出す機会何て滅多に作れない程の多忙で、如何にか其れを抜け出した四月。其処から丸で取り戻すかの如くハイスピードで過ごした日々。其処で出来た新たな友人に、再び仲を紡ぎ始めた友人に、心から此の町で過ごせた時間に感謝しとる。此れからも何時までも、続く限り此処で温かに緩やかに過ごして行きたいと。
様々に入り乱れた感情を持て余す俺が居て、笑顔も涙も苦悩も憂いも総て此の日記に詰まって居た。何度か焼却して仕舞おうかと血迷った事も有ったが、今此の掌に有る事がとても倖せだ。完走迄の僅かを、来年に成ってからも一番近い場所で綴って行きたいと思うけェ、如何ぞ宜しく御願いします。
本に色々有った今年、来年も笑顔溢れる日々にして行きたいと、そう憶う。皆様、一年間有り難う御座いました。
# 2008.12.31、春/眠
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金糸雀を何時も膝に置いて居た彼の人、毎日餌を与え惜しみない愛情を注いで呉れた或の人へ。
金糸雀は其の想いを詩に乗せて想い紡ぐ、感謝の詩を。
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367 :
仁王雅治
2009/01/05 20:21
明けましておめでとう御座います。昨年は町に出る機会も増えて沢山の人々と巡り合い、色々な事を学ンだ年やった。此れからも、此の町で大切な人達と共に笑顔を共有して過ごして行けたらと思うけェ、宜しく御願い致します。
一つ一つ乗り越えて、抱えたモンを投げ出さずに大切に咀嚼して、前を向いて歩き続けて行きたい。時々後ろを振り返ったとしても、笑顔で背中を見守ってくれるダチが居るからこそ俺は前も向けるンよ。大切な気持ちを与えてくれた彼の人に、其の大切さを教えてくれた彼に。心からの感謝を。今年も、宜しく。
明日から学校開始、短い冬休みも今日で御仕舞い。色々と有った一週間だったが、本に充実した日々だったと思う。
* * * * * * * *
旅立/ちの/唄、さァ何/処へ/行/こう?
ま/た、何/処かで/出逢え/るね。
取り/敢えず/「さよう/な/ら」
自分/が誰/か分/から無く/成る/時、君/に語/り掛/けるよ。
でも、若/し聴/こえ/て居/たって返事は/要/ら/ないか/ら。
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368 :
仁王雅治
2009/01/08 00:09
誰かの為に、が自分の為に成ると云う事。
其処で掴む大きな宝石を宝物にすれば良い。
今、君は笑えて居ますか。今、俺は笑えて居ますか。
笑って泣いて怒って、人は人間臭い程に魅力的で有り俺も亦然うで在りたいと願う。
然う、或の頃の様に。一番身近な場所で。
( 結局は、思惑通りに乗せられて居る単純な俺。 )
夕凪の様に穏やかで閑散とした中で、
フォルティッシモの様に強い憶いを抱えながら。
今降り立つ此の駅は、所望した終着駅かは定かでは無い。其れでも後悔等、し無いと、しては行けないと幾度も反芻し言い聞かせて来た。
唯、望みは変わら無い。俺は、君の周りに何が起ころうと其れから守る盾と成り、何時でも帰って来れる様な場所で居たかった。友愛で包み合え、御互い笑い合える場所に成りたかった。
此の偶然も、此の必然も、総て、総てに有り難う。
( 欺く事は簡単、自分自身もそう一声で。 )
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369 :
仁王雅治
2009/01/11 05:30
掌にふわり浮かぶ淡い形を、両手で包み込み抱き締めて。押し潰さぬ様に優しく柔和に。
幾日航海したとて、ただいまと帰れる場所が有る幸せを今噛み締めて。君は笑って御帰りと迎えて呉れるだろうか。
喩えば、尊敬の念と羨望の念を抱く人物が居るとする。其の人物を憧憬し過ぎて自分を卑屈に見る人間に輝きは見出せンらしい。逆に、其の人物に近付こうと憶う人間は輝いて見えると。幸福論を語る本を立ち読みしながら頷ける部分が有った。時折自分何て、と卑屈めいた考えを浮かべる俺は輝ける存在では無いと云う事で僅かでも改めて意識を改革すべきだと思った。
リラックス効果を得たくて、ルームスプレーを購入して部屋の中を気に入りの香りで満たす。紅茶のバラエティパックを購入し、様々な味を愉しみながら読み途中で放置して有った本へと手を出す。――其の落ち着いた雰囲気に身を委ねる事は荒れる心中を癒して呉れて、寧ろ無に近いのだと思った。
寝具に寝転がり雑誌に読み耽る中、腹部にもう一つ。「何を今更、」本当に其の通り、其れなのに幾度も確める俺は本に、
(彼奴の為にも、自分の為にも、)
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370 :
仁王雅治
2009/01/12 06:17
\ ほら、メモ帳の準備を! /
俺は敢え無くメモ帳をゴミ箱へポイ、緩い俺等だからこそ当初予定して居た会話をダストボックス行きにし其の会話の渦に身を任せた。
深夜、ブンと鳩を飛ばし合う中俺等は日々様々な口約束を交わして来て居るがスロースターターな所為か実行迄には僅か遠い。此処は一つずつ達成して行こうと先ずは町中で遊ぶ事に。余りの自分のコンディション否、テンションが良好だった様で若干ブンに笑われつ、纏まりの無い会話を繰り返す。
其処で、仕切りに出て来るインチャンの名前、まさか登場するとは思わず悠々自適に構えて居たら見知らぬ人の入室記録が。突然のサプライズに空いた口も塞がらず、餌を求める金魚状態。其処から暫し、三人で遊んだ後再び亦二人に。インに嫌われて居ませン様に(…)
其れからは他愛の無い会話を、友情恋愛話から、チョコレート、エトセトラ。ハルの恋人は綺麗な人が良い、然う言われ綺麗と云うイメージを巡らせて見る。顔が綺麗な子、性格の綺麗な子、色々な類の綺麗な子は存在するが。色々遡って思い出話に興じるンは本に有意義だった。
其処で既に朝日が見える御時間、僅かな時間だけと其処で暗中投入。早目の部活に関わらず遊びに来て呉れて感謝感謝。亦落ち着いたテンションが良好に成ったンは既に忘れて欲しい睡魔の罠(笑)行ってらっしゃいの後、時間も時間で解散。久々に気合を入れて遊んだ所為か微睡む事すら無く深い眠りの中で落ちて行った春眠クンでした、と。
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