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春眠
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455 :
芥川慈郎
2009/06/10 07:25
もう直ぐに祭の季節、人混みは迷子に為るから苦手。団体で歩いて居る時次第に其処から距離が離れ気付けば人波に揉まれて迷子だった。前を向いて背中を追ってた筈が人を押し退けて付いて行く事が出来ずに背伸びをして前方を探す何て良く有る事。祭に限らず土日祭日の街も然う、人混みに為ると迷子なンだ。嗚呼、居眠りした後で寝惚けてる所為も有るかなァ。
唯、彼の頃は唯一の救いが有ってモタモタな俺の指先を凄ェ強い力で握り締めては前方へと迷い無く引っ張って行った彼奴。ドジでも無ェのに足元を一々注意する様に言って来ては柔らかな笑みを浮かべて、結局は毎度俺の手先は彼の人の掌の中だった。
(───もう直ぐ祭の季節だね、俺は唯腕を真っ直ぐ伸ばしで居るから。)
そっと、そっとで良いから。
456頁。ずっと彼奴に一頁を埋めて欲しかったンだ。愛する友人、オメェの一言一句全部俺が独占してやるよ。其の一頁は俺のモン。
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462 :
芥川慈郎
2009/07/27 07:44
朧気な幻影、霧掛かる一本道に立つ君に近付こうと一歩踏み出すのに距離を縮める度に倍差が開いて行く。背中を必死に追い掛けて泣き叫んで呼び止めるのに指一本すら掠める事が叶わず離れて行く。次第に声音も擦れ、体力も尽きて動けず。残像に残るもう一人の姿が其処に。オメェは誰、何で並んでンの。
眸を開いた瞬間、枕に埋まる唇から震えた溜息一つ。在り来たり過ぎる夢に笑みすら零れた程。
嗚呼、多分神様のイタズラ。
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472 :
芥川慈郎
2009/10/01 22:53
(最強対決。睡眠欲 vs 俺、)
最近、毎日と言って良い程部活から帰宅して御休み三秒の俺。何でこンなに眠ィのか不思議な位、部屋に入って荷物を放った儘ベッドに飛び込むと目蓋が自然に落ちて来て気付いたら夢ン中。御陰で起きた時は身体が冷えて少し寒いカラ、直ぐに隣の抱き枕へと手を伸ばして温もりを求める。羊の形をした柔らかくて温かくて、花の様な香りがする抱き枕が俺は凄ェスキ。耳を澄ませれば名前を囁かれた様な気がして、其の可愛い唇にチュッとキスをした。
# Q.夢は何を見ましたか?
チョコで出来た菓子の家、チョコの皿に乗るショコラをチョコのフォークで刺して食べた。(前に、御友達とこンな話をしたのを憶えてる。)最後には食器総ても完食、満腹感で一杯だったけど一番気に成るのは食べ粕を拭ってくれた御前ェの存在。───…、知ってる匂いがしたンだ。羊サンの香り。
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484 :
白石蔵ノ介
2009/10/18 10:11
部屋に流れるクリスマスソング。
ハロウィンなら未だ分かる、其れなのに如何してクリスマスと訊かれたら単純な答えしか持ち合わせてへン現状。二年前のクリスマス、偶然に立ち寄ったレコードショップで流れとったクリスマスの代表曲を集めたカバーアルバム。透き通る様な声に一瞬で惚れ込んで、此の二年間クリスマスの時期が近付くと音源を引っ張り出して唯々エンドレスに流す。
11月に為れば雰囲気はクリスマスへ、町並みがイルミネーションや様々な飾り、ツリーで彩られる。今年は君と一緒に、御馳走を仰山用意して待っとるから早う帰って御出で。
(未来を此れ程に心待ちに出来るやなンて、本真に至福な事。)
因みに、如何やら内容は違えどクリスマスネタを俺の姿で書いとった様子。どンだけ俺はクリスマス好きなンやろ。
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487 :
芥川慈郎
2009/10/26 07:36
宍戸とメ.ルテ.ィ談笑、
(抹茶味は何処に消えた!)
安売りされて居たメ.ルテ.ィを見付けて即買い、全部を並べ撮った写メを宍戸に送ると其の箱の並べ方が無意識の内に苺味が真ん中なのを指摘されて俺でも気付かない些細な事に気付く宍戸は流石だと思った。人の事、良く見てるよなァ。三種類の味を食べ比べた結果、俺ン中で一番ヒットしたのはクリーミーショコラで今年の大人買いは此れに決定。キャラメリゼと、苺の味見をチョコの食べ過ぎで胸悪い時に食ったから余り良い反応が出来なかったケド、彼の後食ったら結局全種類美味くてクリーミーショコラに飽きたら他の味に移ろうかなァって思いました。宍戸、何時もチョコの話を聞いて呉れて毎年応えて呉れてアリガト、今度のチョコブッフェのリサーチ頼むからな。(思えば抹茶味の話をするの忘れてた。なァ、彼の幻の抹茶味が恋しく成ら無ェ?)
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寝起きのラブメール、
(雨空何て吹っ飛ばせ)
朝、布団から出るのが億劫で仕方無くて母さんが点けた部屋の電気の明るさに目蓋をもう一度今日和させ様かと思って居たら聞き慣れた着信音に慌てて飛び起きた。俺が先に寝ちまって連絡出来て無かったのに、向こうから来た事に驚愕と歓喜が入り交じっちゃってさァ大変。憂鬱な雨空を吹っ飛ばす様な声音に救われながら今日は一緒に登校して、大満足な朝でした。
東京と神奈川の距離を埋めたくて、一生懸命昼休みに紙飛行機を折って羽の部分にメッセージを綴ったのを屋上から飛ばしたンだけど俺の想いだけは彼奴に届いて呉れたかなァ。滝に折り方を工夫したら良いよって言われて改善してみたら凄ェ良く飛んだの、何時か若しかしたら彼の子の元にも本当に届いちゃうかも知れ無いね。
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