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春眠
┗486,489,493-495
486 :
丸井ブン太
2009/10/22 09:14
メ.ルテ.ィキ.スと俺、
漸く一種類目。毎年の冬の楽しみは此のチョコ様。
（三種類をタワーの様に一粒ずつ積み上げて、）
漸く発売した彼の子を御迎えにコンビニへ、新発売の文字と共に並ぶ三種類の箱と睨めっこする事15分。未だに最初は何味から行こうかと悩む俺が思い出したのは先日貰った彼奴からのメールで其処に添付されて居たメ.ルテ.ィがオーソドックスなクリーミーショコラだったって事で其れを購入。多分彼の儘なら何時もの様に苺味に手を出してたと思うンだけど、如何しても同じ味を先ずは堪能したかったンだって話。学校でもチョコ好きで知られる俺はメ.ルテ.ィの箱を片手に友人等に配って、結局自分の分け前は三個。───…アレ、250円のチョコ様が一気に消化っつうネ。
昨晩御呼ばれした集まりでキャラメルが美味かった、との情報に次は其れにしようかと。でもなァ、普段なら一番に手を伸ばす苺味が最後ってのも何だか不思議。兎に角、三種類を食べて吟味して今年のベストオブメ.ルテ.ィを決めて、大人買いしようと思いまァす。
最近安売り中のL.oo.kも格別、ノーマルな味が一番美味い。一粒ずつ、味わって食う事が基本だ。
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勝手に上がり込んだ彼奴の部屋、ワックスの掛かった綺麗なフローリングを陣取り寝転がる。鼻孔を擽る部屋の芳香に懐古を感じた。
英語は地球語じゃ無ェ、絶対宇宙語だって。
（炭酸飲料の泡が喉を擽って、思わず嗚咽を飲み込んだ。）
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489 :
丸井ブン太
2009/11/01 00:00
此の日記帳の整理を始めて数刻、昨年の今頃は何を想って何をして居たンだろうと頁を捲ってみた。10月の半ば、昼間に近場の公園へ散歩に出掛けた時視界に映るあまりの非現実的な世界に眸を奪われた。コンクリートを埋める程の落ち葉達を踏み締める度にパリパリと乾いた音を立てて俺を出迎え、絶える事無く降り注ぐ葉を掴まえ様と両腕を天に伸ばした彼の頃。今年は、8月に足を運んだきり行って無ェ彼の公園に総て散り終わる前に行けるだろうか。結局彼の風景を誰かと間近で共有する事は叶って無いケド、きっと通り過ぎ行く風が彼奴を運んで来て呉れると信じて居るから。
（今日と云う此の日、心を込めて綴ったレターに真っ赤な落ち葉を添えて。おめでとう、）
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如何やら此の日記を見てメ.ルテ.ィを購入した子が数人居る様で、今朝も赤也から然う言われて凄ェ驚愕した。先日白石にも言った訳ですが、明.治の回し者疑惑が有る中で俺は唯のチョコ様を愛する一般市民です（…）クリーミーショコラとキャラメリゼの人気は衰えずなンだけど実際何処からも苺味のファンコールは掛から無ェ現実。俺の周りは苺味って苦手な奴多かったりして、まァ、クリーミーショコラがダンボールで来る日を俺は夢見てるって話。―……母さんが毎日買って来るから実際、箱は積みあがってンだけど、ネ。仁王に豚って言われる。
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久々に彼の映画をDVDで見たら凄ェ興奮。レンタルで借りて気に入って購入したアレは、幾等眺めても眸の保養。吐息が触れ合いそうな距離で、其の眸の虜に為りたい。
（某生放送を見て、と或る曲を聴いて号泣。多分、彼奴拠り俺の方が彼の曲の虜な気ィする。）
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493 :
丸井ブン太
2009/11/12 09:45
風邪を引いたらしい情報を聞き付けクラスメイトにメールをしたら暇を持て余して居るらしく何か面白い物は無いかと訊かれた。―…つう訳で暫し考えた末にジャケットを羽織って襟元には気に入りのマフラーで時間を気にする事も無く家を出た。頬を刺す風が思った以上に冷たくて此れで俺が風邪を引いて帰って来たらザマ無ェなァと思いつつ、突然訪問した彼奴ン家の前で立ち往生。そりゃァ然うだ、彼の時間に人ン家のインターホンを押せる勇気も無く結局は古風な方法で小石に頼る事に。数分程度でも彼奴の元気そうな顔を見られて安心したぜ、完治したら約束してた御出掛けでもしよう。（土産の人工的な熱に助けられて、風邪も引かず無事に帰宅出来たと御報告。）
そして、帰宅したら我が家の可愛い子が充電切れなのかダウン。一晩眠って快調に向かえば良いケド、心配なのは相変わらず。此の季節の変わり目って体調を崩し易いし皆様も気を付けて、俺も大事な時だから気を付け無ェと駄目だなァ。―…マスク？結構前の頁に書いたケド、マスクは苦しい、無理。
今日は彼奴とラーメンでランチ。何、男二人でラーメンは寂しいとか言うなよ、コラ。約束通り此処に書いたからなァー。
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494 :
丸井ブン太
2009/11/17 00:00
此の町に足を向けたのは三年と少し前の話で彼の頃の自分は此の町で大切な存在達に出会う何て微塵も思って居なかった。未だ黒日記と白日記しか無い時代、今と比べたら日記数もそんなに多く無ェ時で白日記で一冊目を借りたのは遠い昔の様に感じる。此の町で一番最初に出会ったのはアイドル…と言ったら今でも叱られ然うだけど千石で、彼奴の何とも言えない魅力に今でも羨望中だ。もう一人は同じ場に居た佐伯。後に俺の我儘で此の姿…丸井に変わって貰ったンだけど昔も今も深い繋がりの有る子だ。其処から始まった人と人との繋がりが此処迄大きく為って絶えずに傍に有る縁も有るから本当に人間って不思議だなァって思う面も有るし貴重な事だと感じる事も多々有る。貪欲に成る時も有るケド、掌で掴む事が出来る今を俺は此れからも大切にして行きてェ。
11月は俺ン中で始まりの月、沢山の出会いと別れが有っても11月は何処かスタートラインに立てる様な気ィして、此れからも17日は俺ン中のスタートだと然う思う。だから此の日に此れからの俺を賭けて、如何か見守って居て呉れ。
沢山笑って沢山泣いて、沢山悩んで沢山遊んで、出会って別れて繋がって。皆と過ごして来た三年は俺の宝物だぜ、此れからも変わらず一緒に進んで行こう。御前と俺で手を繋いで。
（最大級の感謝を此処に、）
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495 :
丸井ブン太
2009/11/18 01:01
部活終了後に部室で着替えて居たら皆の話題が流星群で持ち切りで、然う言えば今回は当たり年だってニュースで言っていたのを思い出して思わず意気込む俺。其れでも自室の窓から夜空を見上げるのは難しくてランニングがてら天体観察でもと思って居た矢先、意外にも仁王の食い付きが良くて其の流れで彼奴ン家に勝手に御邪魔。久々過ぎて、妙に畏まったのは此処だけの話、な。
他愛の無い話をしつつ、オプションは勿論チョコ様を食いながらの観察だ。流れ星が流れたら何を御願いするかを聞かれ一瞬にして脳内に巡る幾つもの願いに俺自身が戸惑って、整理してみると結局は彼の子の事で一杯だった。彼奴が毎日笑える様に、困難を乗り越えて行ける様に、寂しさに負け無ェ様に、体調を崩さない様に。結局は心配性な俺の小さな願いに近いケド、其れが一つに成れば大切で重みの有る願い事に成る。勿論彼奴の幸せを組み立てるのが俺で有って欲しいから御互い今と変わらず幸せで居られる事が何よりの願い。
俺の幸せを作って呉れる子達へ、幸せの一部を有り難うと星空を見上げながら変に感謝しちまって隣に居る彼奴にも普段は素直に為れ無ェケド感謝の気持ちを其の儘に伝えてみると思わぬ言葉が帰って来て此れ亦驚愕の嵐。思わず涙腺が緩む程、…嘘。保証して呉れた様に、俺は一層御前に其れを願ってやまねェよ。（何時も、サンキュ。）
> 流れ星を見付けたら、皆は何を願いマスか？
眠れない夜は、星の数を数えながら眠れたら良いのに。此処最近は快眠、つうか睡魔が酷ェ、睡眠不足。（矛盾、）
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人間其々、持ち様が違い過ぎて思わず枕に顔を埋めた。気持ちの高低さを意識した訳じゃァ無ェ、自分自身形の有る物を求めた訳でも無い。唯其れでも彼の言葉を受け止めて欲しかった丈。何してンだ、情け無ェの。デジャブ、何時だって燻る感情を持て余して深い場所で投げ出す。思わず、其の腕を引っ張って引き止めた胸板で―…涙した。嗚呼、無情なジュリエット。早く其の仮面を脱ぎ捨てて素顔を見せて欲しい。
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