光の午後、醒める朝。

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┗光の午後、醒める朝。(163-172/332)

172 :越前リョーマ
2009/06/23 01:50

>>　　　　水底に浮かぶ。

欲深いのは自覚済み。其れでも求めて仕舞う。俺だけを必要として呉れる唯一無二の存在を。安心、安定、安穏を得る為に伸ばす両手は何も掴まずに終わる。
足掻いて走って、何れ位必死に追い掛けても結果は変わらない。欲するのみじゃ白紙と同一。思考は行動を択び、亦行動は思考を択ぶ。相変わらず世間は冷酷だ。平等を追及し過ぎて劣等感が彷徨う。
俺が大切だと、一番だと告げる相手は遠く、俺では無い別の人を一番だと云うンだ。俺が胸を張って賛辞を贈っても一方通行じゃ虚しい。……、…悲しいよ。
愛は無償に与える行為だって誰かが云ってたケド、返答を求めちゃ行けないの？同じ重さの愛や痛みを望ンだら駄目なの？そんなルール、聴いた事無い。自分が求めて相手から返らなきゃ友情は語れないよ、多分。俺は必要とされてるのかさえ判断出来なく成る。未だ心が未熟なンだ。だから教えてよ、僅かでも構わないから。彼の人なら何て答えるのかな。

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171 :不二周助
2009/06/11 18:22

>>　　　　無心に還る。

駆け出す意味を教えて呉れるの成らば、
如何か刹那でも声を聴かせて。

総てを欲する訳では無い。
久遠を願う心算も無い。

此の眸依り伝う雫が
真実を告げた。
『何故、君は其処に居るの？』

少年の問いは風に運ばれ消え逝く。
他者の腕に縋る少女は唇を閉ざす。

『名前すら識らなかった。君を抱く彼は誰？』

無に還そう。
過去も未来も愛も。
変わらない対象等、
皆無に等しい。

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唐突に紡がれる詩。何かを綴る事で保たれる安定。大丈夫だよ。僕はきっと歩き出せる。如何な壁も乗り越えて見せるさ。だから今は君の傍らで眠らせて。

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170 :千石清純
2009/05/09 22:27

薄紅の花弁が舞う季節から日射しの強い季節に移り変わろうとして居る。流れる時間は確実に明日を造り上げて行くのに如何して俺は此処で立ち止まってるンだろう。幾度も眼に焼き付けて来た景色が答えを運ぶ筈も無く、苦悩を遠ざける事は更に難しい。
予め用意された道に誰が従い歩く？聞き分けの良い子供を演じたくないンだ。完璧を目指しても完全に成る気は起きない。人生は耐えず俺に不運を送り込むケド、其れを幸運に染めるのがラッキー千石だから。沈ンだりはしないよ。
――…一時の感情に左右され傷付け傷付く経験も積まないと前に進めない何て、未熟な自分を痛感させるね。大切な存在程、上手く言葉を繕う事が出来ないンだ。案外、不器用だったかも知れないと苦笑を漏らす。

#「君の.前では.何故.斯うも.唯の男に.成る.ん.だろうね」
# 優しい.嘘も.繕えず.言葉に.成る。

#「足りない.なら.問い.詰めて.よ。要らない.なら.棄てて.よ」
# 元から.見当違いなら.承知さ。

不意に響く旋律。黄昏が齎らす蒼き日々が懐かしく思える言葉。俺はちゃんと乗れてるかな？時代の小舟に。風に飛ばされ雨で沈む様じゃ無意味を押されるよね。

# 何一つ.終わって.やしない.のに、
# 未だ.生きる.として。
#「僕等.には.始まりや.始まって.ない.モノ.ばかり.さ。…ねえ、気付いてる？」

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169 :切原赤也
2009/05/06 18:13

黄金連休も今日で最終日。結局、大した思い出も残さない儘過ぎちまう。短かった様で永かった様で、首を捻るしかねェ休日だった。
旅行やデートで連休を謳歌するダチとは裏腹に、俺は現在もゲームに明け暮れてる。此の時間も嫌いじゃないから自分的には問題無ェンだケド、若干寂しさが漂うのは何でだろうなァ。
……昨夜は柄にも無く泣いちまったぜ。中二にも成った男子が涙を伝わせる何ざスゲー情けねェ。溜めたモンも溢れて行ったのか、ちっとは楽に成ったと思う。
取り敢えず、ウジウジしてンのは止め止め。人間は唯一考える事が可能な種族ッて何処かの御偉いサンが云ってた気ィすっケド、そんなん識るか。偶には脳内を白に染めちまうのは有りッしょ。
淡い雪を降らす丸井先輩、昨夜は有難う御座いマシた。羊の抱き枕も。まさか先輩が来るとは夢にも思わなかったケド、折れそうな心を支えて呉れたのは先輩ッスよ。
幸村部長があんなに泣いたのを見たのは何時振りだろ。格好悪いトコ見せちゃいマシたね。此の礼は何時か必ず返すンで、今は落ち着く迄待って遣って下さい。

# （溢れ出す涙は　止まる事を識らず、）
# （痛みに胸を抉られる）
　（迷い無き心　貫くのは）
　（キミが本当に大切だから）

# 『そんな.哀しい.顔.しないで.おくれ.よ。ほら、笑.って。キミは.笑顔が.一番.綺麗.だから』

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168 :幸村精市
2009/05/05 22:17

――…我儘で身勝手な自分が嫌いだ。俺は必要とされてるのだろうか…。孤独と悲哀と涙を抱き枕に今夜も終わらない悪夢を視る。
嗚呼、絶望だね。

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167 :越前リョーガ
2009/04/28 23:47

久々に筆を持ち紙上に走らせるに至った現在。多忙を極めた訳じゃねェのに、完全怠惰精神だぜ、此りゃ。そろそろ綴らないと相棒に突かれそうだ、ッつー焦燥感から漸く一頁増やす気に成った。ナンテ、冗句は此の程度で終幕として、支離滅裂な文面を纏めましょうカシラ。
主題も決定しない儘、言葉を繋げても自己満足にしか成らない。堅苦しくする気力は皆無、時間を持て余す結果を生み出しちまう。だから俺は頭を捻らせて懸命に言葉を探すのカモな。……嗚呼、駄目だ。夢魔チャンが手招きしてる。今宵は此処迄。Good night.

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166 :白石蔵ノ介
2009/04/14 07:52

零れ堕ちる音。温かな旋律に導かれ瞼を上げる。夢路から醒めた世界は現実と云う物語の始まりを告げた。
――…今日も亦、一日が始まる。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

カレンダーを見遣り惚けた表情を浮かべる少年が一人。……嗚呼、今日は俺の誕生日か。何処か他人事な科白。

朝から夜へ。光から闇へ。繰り返し、繰り返し、過去と未来は交差するンやろうな。そして、現在は夕闇へと続く。

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165 :越前リョーマ
2009/04/12 02:07

（キミが救って呉れた世界で生きられるとしたら、）

世界滅亡の危機に持ち出すモノは何？
携帯、飲食類、衣服、傘、御金、懐中電灯……エトセトラ。浮かぶ品は多くを揃えて来る。
アンタが生きた証を刻み付ける方法が在るなら、僅かな確率でも賭けて見ない？滅び逝く様を傍観するンじゃなくてさ。

# 我等.は.今、何と.戦う.べき.で、何を.愛す.べき.か。
# 滅.びへ.向かう.光よ。
# 総ての.死す.べき.者.達へ

紡がれた詩は遥か彼方、地平線を目指す。眼を細め夕闇を眺めるか、或いは寄せては引く波と戯れるか。――…選択肢は果て無く続くから、時間が幾ら主張しても足りない。
俺は、見付け出せる？存在理由と成る尊い光を。

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164 :観月はじめ
2009/04/09 23:29

銀瑠璃の月が魅せる世界は何依りも美しく、強かに見えた。
産まれた瞬間から共に過ごして来た双子。夕闇に染まる空を眺め何処迄も飛んで往けると信じた、あの頃は遠い。

# 今、降り注ぐ幸福を忘れる無かれ。

神の囁きは荒んだ世を生きる人々に届いて居るのだろうか。貴方が幸福な分、誰かが不幸を浴びて居るのでしょう。其れを見て見ぬ振りをするか、或いは眼を逸らさず享受するかは、君次第。

唯、忘却だけはしないで下さい。記憶から省いても何の意味も示さないのですから……。幸福は日常に溢れて居る。けれど、其れを当たり前と思っては成らない。
君が生まれた朝に、死んで逝く夜を迎える者が何処かに存在する限り、歴史は巡り続け争いは絶える事は無いのでしょうね。
嗚呼……運命よ、総ての人が幸福を授かれば憎しみや哀しみは生まれないと云うのに、貴方は尚も難事を強いるのですか？愚者を憐れみ手を差し伸べる事すら叶わず、傍観する其の姿は何と慈悲深いのだろう。
皮肉しか紡がぬ此の唇。さて、今宵は何を口ずさみましょうか。

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163 :千石清純
2009/04/05 23:56

（――…見付けたなら歩き出して、届かなく成る前に。）

意識の底に漂う炎と霧が交ざり合い、変化を生み出し続けた白昼。不意に声が聴きたく成って、掛けた電話を拒絶せず受け入れて呉れたキミが、心地好く俺の心に入って来た。

# トントントン。

ドアを数回叩く音に導かれ開けて見たら目前に懐かしき友が微笑みを浮かべた儘立って居た、と云う場面に似てるかも知れない。
支離滅裂な言語と唐突な誘いを享受し、逢瀬を果たして呉れた時は純粋な歓びに満ちた。――逢う度に面変わりする其の姿。隙が有れば怠惰を目論み逃避へ進む俺には無い光を帯びて居るンだろうね。

交える会話は尽きる事を識らず、巡る時計が忘却した帰宅を報せる。名残惜しい糸を引きながら夢の一時に幕を下ろし亦、二人は別の道を歩き出すのかな。色は違えど俺達は見据える場所がきっと似てる。だから同じ視野で思考出来たり……ナンテ、他者の心を読み取る能力は備えてないから判別不能だケド。

頼りッ放しでも良いじゃないか。一人か二人位、そんな存在が居たッて罰は当たらない。俺だってキミに多く救われ頼ってるのだから。偶に甘え過ぎかな、と首を捻る時も有るケドね。俺が余裕無いばかりに支えたり慰める事が叶わなかったのが悔しい。メンゴ。

次に逢う時はキミが心から笑ってる姿が見れます様に。今はゆっくり御休みなさい。良く頑張ったね。御疲れ様。そして、新たな旅立ちにそっとエールを送ろう。

#有難う、友よ。

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