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┗月時雨に詠う(163-172/232)
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172 :
跡部景吾
2011/04/17 23:06
咲き綻び強風にも耐えて尚、其の枝に霞を添えていた薄桜がとうとう風に巻かれて花びらを散らす。
一週間程前からの花吹雪、昨日の春らしからぬ暖かさと今宵の強風に、最後の花弁が宵闇を薄桃に染めて。
頬撫でる桜風の中緑濃くなる芝生の上、舞い踊る花弁の乱舞に暫し瞳奪われた藍色の夕刻、
…帰宅した後開いた鞄の中に、春の名残残す薄桃の花弁が数片。
嗚呼、緑萌ゆる季節が来る。
未だ残る破片、
>遥か昔の、nostalgia
・
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171 :
跡部景吾
2011/04/12 02:03
穏やかな眠りの神に愛された彼奴とすっかり嫌われた己、
眠りの糸口を捜して閉じる双眸、常ならば暫し後、緩い闇に支配されて尚たゆとう暖かな泥濘に拐われて堕ちるものを
今宵は其さえも不確か、
ベッドの真ん中を陣取って、起きる気配もなく憎たらしい位に気持ち好さ気に寝息立てる仔犬、
…居場所をなくして仕方なく床に座りベッドへと凭れながら、闇に溶ける静かな寝息に溜め息を吐いた
起きろよ、__
>其の聲で、俺を呼べ
.
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170 :
跡部景吾
2011/04/10 22:25
#April9,丘陵
夜風纏う夜桜の下、約束の元邂逅した友との会話に久々に浸った、柔らかな時間。
…些か駆け抜けちまった感は否めねェが、懐かしい空気と共に身を包む緩りとした時間が心地好く――時が経つのを早いと感じる事も久々で、実に楽しい一時だった。
…幾ばくかの時間では噺足りねェ事も聞き足りねェ事も諸々山積みで。
何時かまた、御前の時間の欠片を俺に寄越す気があったら他愛ねェ会話に興じようじゃねェの、如何だ?(笑)
楽しく穏やかな彩りを、流れの変わらぬ俺の時間の中薄桜と共に与えてくれた御前に心からの感謝を。
長い年月を経た中、久々に絆繋いだ、大切な友人へ
>有り難う。
.
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169 :
跡部景吾
2011/04/10 03:01
>其を時には誰かに預けろ、
柔らかい声色で語られた友の言葉が脳裏を巡る
>御前の謂う通りだと
頭で解って居ても出来ぬ矛盾、
#嗚呼、せめて夢の中では――
.
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168 :
跡部景吾
2011/04/01 23:46
>仔犬が帰って来た
やたら煩ぇドアチャイムに些かうんざりしながら玄関に向かえば仔犬の聲。
ドアを開けると同時に勢い好く飛び付いて来やがるから、上がり端に尻餅着かされたぜ
>此の俺様が(溜息)
見えねェ尻尾、ぶっ千切れそうに振ってるようなコイツには毎日振り回されっ放しだが
久々に抱き締めた躰は暖かく、伝わる温もりに癒された。
早く風呂入って来いよ。
>御前が出て来るまで、ちゃんと待ってて遣るから。
++++++
雨男、暇になったら別宅覗いてな(謂うの遅ぇよ、俺/笑)
.
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167 :
跡部景吾
2011/03/27 02:38
>仔犬が、居ねェ
…否、正確には帰省中。
毎晩ドアを開ければ玄関先にちょこんと座って尻尾振ってる姿がねェだけで
まるで全ての灯りが消えちまったみたいに、酷く孤独な夜のよう
いつもみてェに鼻先擦り付けて甘えに来いよ
凍える夜に伸ばす手は
>冷たいシーツを撫でるだけ、
.
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166 :
跡部景吾
2011/03/21 00:45
久方ぶりの穏やかな連休。
毎度生徒会の処理に追われて慌ただしかった日々と、数日間はオサラバ。
…つっても、あと1日で連休も終わっちまうが。
昨夜の月を、彼奴と肩並べ窓から見上げた深夜。
デカく見えると聞いたが、個人的な感想では大きさは常よりの月と昨夜の月のその姿の違いに実感はなく。
只、ひたすらに見事に輝く月に瞳を吸い寄せられた。
>19年に一度だってよ、
同じように月を見上げる相手を見ながら呟けば、奴は口端だけに穏やかな笑みを刻む。
>19年後はどないなっとるんやろな、
穏やかに伝わる声色にさァなと答えた矢先、目の前で閉められた窓、
>月はもうえぇやろ、
呟いた相手の意図を汲んで鼻先に笑みを乗せた。
可愛い奴の謂いたい事位お見通し、
月が綺麗だったから、
>…偶には甘やかして遣っても好いぜ
+++++
>雨の俺様
別宅に返信、後は直に彼方で(笑)
.
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165 :
跡部景吾
2011/03/17 00:32
今宵の北風に乗って届いた友からの聲、
ユラユラと煌めくキャンドルの前で開いては笑みが零れた
>Dis rain 俺様
気づくのが遅くなっちまって悪い。
>別宅に返信あり。
.
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164 :
跡部景吾
2011/03/10 01:01
生徒会で遅くなった帰り道、不意に鳴る携帯の着信音。
彼奴専用の其を耳に充てては流れてくる言葉に解ったと頷いた。
迎えの車を返し、一人歩く夜道に北風が強く吹き付けて、躰が芯から冷えた。
コートの襟を立て、寒さに肩竦めながら鳴らすチャイムと同時姿現す彼奴に「来て遣ったぜ」と伝えれば相手に浮かぶ笑み、
上がり込んだ部屋で抱き締めた彼奴の躰は、寒さも溶ける位暖かくて驚いた。
・
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163 :
跡部景吾
2011/03/04 00:00
…手の掛かる奴。
そんなに俺が居ねェと駄目なのかよ。
御前程、俺の存在を求めてくれる相手に出逢った事はねェ。
>寧ろ心地好い、
もっともっと求めてみろ。
そうしたら…俺もちゃんと応えて遣る。
.
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