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続
香夜の穹(ありがとうございました)(311-320/500)▼|次|前|古|新|検|記入
320 :跡部景吾
2008/11/14 11:38
多少放置したって、水遣りさえあまりしなくても元気なサボテンだって
時折は本気で愛情を注いで遣らないと
知らぬ内に声もなくカラカラに干からびてしまうもの
>手間なく楽な生き物こそ、本当は愛情には酷く敏感
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319 :跡部景吾
2008/11/13 14:16
綺麗に晴れ渡った冬に向かう穹を、ほんの僅かな休憩時間に忍足と眺めた
空き教室の窓枠に凭れ、本当に久方ぶり二人一緒に眺めた穹は
何処か冬の気配含む透明感を増した蒼で
雲ひとつない蒼一色に僅か物足りなさ憶えたのか
>雲が見たい、
そう呟いた忍足に思わず笑みを向けた。
…嗚呼、そうだな最近は
ゆっくり穹さえ見上げる暇も無く
蒼と白の織り成す其の綺麗なコントラストに双眸細めて笑いあう時間も無かった。
午後の生徒会の教室から一人見上げた穹に
不意に見つけた真白い雲
大きく窓を開け放ち、写真に収めた其の穹を御前に送ろう
>忍足見ろよ、穹に雲が
.
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318 :跡部景吾
2008/11/13 01:24
>忍足の言葉が不意に胸にすとんと落ちた
逢えない時間が沢山あるから
生活時間にズレがあるから
>屹度一緒に居れるんや、
そう云った御前の言葉が本当に不意に胸に落ちて
すれ違いが寂しいと口にした俺を宥める柔らかな声が
二人屹度同じ気持ちなのだと伝えてくれた気がした
風呂上がり、寝室で先にベッドに転がる忍足とそんな会話をしながら布団をめくり、眠そうに瞳閉じる彼奴の隣に黙って身を滑らせれば
お帰りと頭部抱き抱えられる儘に彼奴の躰に腕回し抱き締め返した刹那、風のように唇に掠められたキス、
其の感触が離れて行っちまうのが勿体なくて
奴の唇を追い掛けて、重ねた唇を軽く啄んだ
二人合う時間が中々ねぇから、
中々言葉交わす暇がねぇから、
>恋しくて恋しくて、狂おしく存在を求めるから傍に居られる
何時だって何してたって
欲しいのは何時でも彼奴の温もり
彼奴に与えたいのは何時でも何処でも、俺だけが持つ此の体温
御前が好きだ。
･
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317 :跡部景吾
2008/11/12 10:59
風邪に遣られて臥せっていた此処数日、
学校に毎日通う以外は担当医と監督の厳しい目に実技こそは赦されはしなかったが
俺が遣らなきゃならねぇ部活の雑務は時折こなしながら過ぎていった時間。
…ラケットを持たずに、とうとう一週間と半分が過ぎた。
日々冷える夜の空気に白い息吐きながら
帰宅して行く部員に軽く片手を挙げて送り出せば
部室の鍵を閉め帰宅に向かう己がやたら身軽に思えて、
両の肩に掛かる、あのラケバ独特の重みがやけに懐かしく思えた
あらゆる状況が赦さず、忍足からは途絶えがちな鳩が毎夜幾通かだけ手紙を運んでくる
深夜帰宅してから、寝ている間だけの、ほんの数時間しか手に出来ねぇ温もりに、正直切なくて悔い堕ちそうになったのも事実。
>最近中々話出来んで堪忍、
>跡部、好きやで…
そう伝えてくれる彼奴の詞だけを信じて
其の詞だけが今の俺を支えてくれているようなものだ。
やたら早く目覚めた今朝、
流石に起き抜けに運動不足を感じて行ったストレッチ、
数分経てば咳と共に苦しく息を散らす呼吸にクソ、と一つ悪態を付いて起き上がり
ひりつく喉から思い切り空気を吸って大きく深呼吸をしてみた。
…――そろそろ赦しが出るだろうか。
ウエアを用意しラケットと共にラケバに詰め込んで、今日からはオンコートに出して貰えるように監督に掛け合って見ようと用意だけは整えて
持て余す朝の時間に巻き変えたグリップテープの白だけがやけに目に鮮やかだった
俺の本能を掻き立てるような、あのコートに響く乾いたボールの音が好きだ
冬の冷たい空気に唸る、強烈に放たれた打球を無心で追い掛ける時間が好きだ
俺の日常は、テニスと忍足に支えられていると、
冷たい朝の空気に頬嬲られながら不意にそう、思った。
>肩に掛かるラケバの重みが心地善い、
.
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316 :跡部景吾
2008/11/10 17:19
毎朝俺より早く出かける忍足に、俺が家を出ると同時に送る行ってらっしゃいの鳩、
其の返事に、今日は久方ぶりに忍足から写メが送られてきた。
>寒くても咲くんやで、
そう添えられた言葉と共に携帯のディスプレイに映る何処か透明感のある朱色の花に
何故だか妙に元気付けられた
色々な状況で遣り取りも儘ならないここ数週間、
けれど忍足の通る道筋に咲く其の花が、まるで彼奴の心を見せてくれたような気がして、
…唯何となくそんな気がして、
仄かに胸がじんわりと温かくなった。
逃げられない忙しさも、
逃げられない日常も、
俺と御前の間には沢山転がってる。
けれどどれだけ遠くに感じても
どれだけ儚く思えても
互いの指先の先の先だけでも御前と繋がっていれば、
何時か自由な時間が二人の境界線を縮めて
其の指先を深く絡めて互いの温もりを引き寄せる事が出来ると、
対岸で笑う御前の顔が好きだ。
不意に距離を感じては躊躇する俺に「おいで」と甘く手を引く、御前の柔らかな温かさが好きだ。
なァ忍足、何時か二人の時間が自由になったら
>二人で思い切り、デートしよう。
.
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315 :忍足侑士†跡部景吾
2008/11/10 13:33
ぷち私信週末の間検索サボってたら何だか色々と私信やらバトンやら廻って来て居て驚いた（笑）
しかも在り得ねぇ程下流に流されてる日記を探すのに一苦労した跡部景吾だ（指ぱっちーん）
私信バトンくれたみんなサンキュ！ちゃんと拾わせて貰ってるぜ（きらん）回答はのんびり楽しみながら遣らせて貰うンで、気長に待ってて貰えたら嬉しい。
忍足が今時間ねぇ状態なんで、彼奴が復帰し次第がっつり回答埋めさせて貰うからな（笑）
ンな訳で、とりあえず俺から「ぷち」私信（笑）
初めましての奴も多いが、俺からの私信は忍足からの私信でもあると考えて貰えたら幸いだ。
…･･*ﾟ(★)ﾟ*･･…
>【抜け作が、菓子折り持って伺います。】
>【†深紅の闇夜†】
>【俺の隠れ家、此処にあり。】
>【仮睡夜灯（冥王星の最北端まで）】
此方へ⇒
mb2.whocares.jp…･･*ﾟ(★)ﾟ*･･…
>【迷夢の虜囚は琥珀色の楔に繋がれ】
>【†Sadist Drive†】
此方へ⇒
mb2.whocares.jp…･･*ﾟ(★)ﾟ*･･…
>【 あいすくりぃむ】
>【アカバナーの恋唄（検索コイウタ）】
>【アイウォッシュ】
此方へ⇒
mb2.whocares.jp…･･*ﾟ(★)ﾟ*･･…
>【氷狼咬】
>【＋ Dance in Labyrinth ＋（迷宮月舞）】
┗４００到達おめでとう！
此方へ⇒
mb2.whocares.jp…･･*ﾟ(★)ﾟ*･･…
>【流れ星、一つ。】
此方へ⇒
mb2.whocares.jp…･･*ﾟ(★)ﾟ*･･…
>【跡部家全員集合】
此方へ⇒
mb2.whocares.jp>---*---*---*---*---*---<
…本当は紙面で綴りたかったぷち私信、如何した事か
>文字数を越えています
表示が（驚愕）…日記って何文字まで綴れるんだ（唸）
そんな訳で全員別荘へ地図オプション付きでご招待。何時も気にかけてくれて本当に有難うよ！
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314 :跡部景吾
2008/11/09 11:11
隣から抜け出す間際、腕伸ばす儘に抱き締めても抱き返されもしない程
日々の疲れに深い深い眠り見せる彼奴の髪を緩く撫で
部活へと向かう支度をして外に出れば
冬の空気が此の身を刺す
…寒さに小さく肩竦め、起こさぬ様にひっそりと
此処で御前におはようを
頭の中不意に思い出した曲の旋律と供に、御前に静かにおはようを
>おはよう、忍足
>行ってきます…
>(愛/の/か/た/ま/り）
･
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313 :跡部景吾
2008/11/08 19:00
>【＋ Dance in Labyrinth ＋（迷宮月舞）】忍足よりキャッチ（笑）
[跡部] ちゃっかりリターン食らっちまったな（笑）サンキュ、頑張らせて貰うな。
>あのひとイメージバトン
#作成 Ｄ/Ｊ☆か.な.ぶ.ん室町
#日記のルールは守りましょう。
#回された方のイメージを書きましょう。キャラの指定は自由です。(例：〇〇の千石を〇〇の南で答えて下さい)
#答えなくてもバトンは最後まで乗せてください。
#→回ってきましたね(笑)回してきたあの子…第一印象はどうだった？
落ち着いた雰囲気を持つ奴だなと想ったぜ。懐の広そうなな（笑）
#→なる程。ではその方とは知り合い？若しくは大親友な関係？それとも初めましてだったり？
私信やバトンでやり取りして貰ってる友人、で善いだろうか（笑）
#→じゃあ、その人に一言どうぞ？
御前の愛情の詰まる日記を読むと心が温かくなる。御前の大切な温もりを確呼りと此れからも抱いて行ってな、応援してる。
#→あ、恋人だった？
違うぜ。
#→冗談なのに…当たってたらごめんよ(笑)
おいおい、向こうの俺様にカウンターパンチ食らうぜ。
#ノーマル編は此処まで、次はちょいエロだから。やりたくない人は次回す人をよろしく、やりたい人はそのまま進もうな。
了解、
#→じゃあ、その人は属性って最初どうだと思った？
攻め、じゃねぇかと想った。
#→つか君の属性は何？
俺？今は無属性に近いンじゃねぇか（笑）そんな色っぽい日常とは縁遠いから。
まあ強いて云うなら「もふもふ」（どんな属性/笑）
#→で、結局その人の属性って知ってる？
忍足なら完攻めじゃねぇの？
#→相手をするなら相性良さそう？
ダチとしてならな。
#まぁわからないよな(笑)じゃ最後に自分のイメージを知りたい人に回しなよ。
アンカー。
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312 :跡部景吾
2008/11/07 13:49
静かすぎる音のない空間で天井を見つめ
暇序でに思い出を辿る
一年前の今日は何をしてたろうと
記憶を辿り思い出を探り
紐解く過去の日記の日付にもなかった今日
何をしてたろうと、
何も思い出せない記憶の中で
唯解るのは彼奴が隣に居たと云う事
何気ない日常を二人で過ごした温もりだけが思い出されて
其の暖かさに笑みが零れた
屹度二人過ごす時間を心待ちにして
忍足からの声を、胸高鳴らせながら待っていたのは確かで
思い出す温かい体温に笑みだけが零れた
思い出す時間の傍らに必ず在った温もりを
幾つも幾つも思い出して
次第に滲む瞳で天井を見上げ
何時しか枕に顔を伏せて
冷たいカバーに髪を濡らして
沢山の温もりを思い出して
沢山の想いが瞳を伝って
>最近の跡部は乙女や、
そう云われたのを思い出して袖口で乱雑に顔を拭く
静かな静かな時間に
沢山の沢山の優しい記憶
俺が倒れてたら彼奴は困るから
手に負えなくて困るから
早く元の俺に戻らなくてはと、気ばかりが焦る
･
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