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┗低温火傷(41-50/500)
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50 :
鳳長太郎
2008/11/13 10:02
崩れてしまったのなら、
もう一度拾い集めれば良い。
痛みはもう無いから。
そう、でしょう？
( episode:13 )
あ、N/O.1/3だ。日付も、13。
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49 :
跡部景吾
2008/11/13 01:29
眠れぬ夜に持て余す・マ.ル.コ.ヴ.ィ.ッ.チの穴から糸・想像を絶するグリコーゲンの排出量・止め処なく溢れるインスリン・軋むシナプス・右手の火傷・腐敗した左手・倫理と遊ぶ爪先に噛み付く狼・赤い靴を履いた猫・双眸を眇め銃口で其れ等を追い掛ける・錆び付いた鐘が鳴り響き地へと落ちて・灰色の空が爛れる瞬間、御前は何処に居るのか。
鍵を無くした扉は取っ手すら壊れ開こうにも開けない。横に飾られたキ.リ.ス.トに向け暗号を口にすれど静寂は保たれた儘、隣人すら愛せない俺が神の業を讃えた処で降り懸かるはナンセンスな賛美歌のみ。
──…嗚呼、今宵も遣る瀬無い夜よ。
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48 :
千歳千里
2008/11/12 08:20
「こんばんは、」
先ずは口唇に御挨拶。
そうやって始める口吻けが好き。
( episode:12 )
白石の笑う顔が好き。拗ねた顔も好き。いじけたり、素直じゃない処も。全部愛おしい。ばってん炬燵を愛しとる白石は好かん、炬燵に入るより俺と一緒に布団に入った方が絶対にぬくぬくやしエコノミーち思う。あと猫好きな処も、…猫に妬くげな大人気ないち解っとうばってん、妬くモンは妬くんやけん仕方無かろうもん。妬きます。妬いて拗ねます。絶対俺ん方が可愛いんに。
阿呆白石。大好き。
＊
上に乗られた、久し振り。
もう直ぐ50貢ば迎えるけん、準備。
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47 :
鳳長太郎
2008/11/11 22:56
其処に居てくれれば其れで良い。
見えていれば其れで良い。
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46 :
千歳千里
2008/11/11 01:17
※半なり
昔の日記を読み返してみた。携帯に残しておいたモンの他に、実は一番最初に書いた日記も残っとう。恐らく今となっては俺しか知らん場所に、其れが未だ保存されとる。
で、其れを読み返してみた。…クソ恥ずかしいこつばかり書き連ねとうけん思わず苦笑いしてしもた。今でん未だ稚拙な言葉遣いしよるばってん、昔ちなったらもう酷か酷か。単純な言葉並べて満足しとる、…其れなんに、何処か微笑ましくて。いや自分で書いたモンを他人様んごつ微笑ましいっちゅうのもアレやけど。ああこげなこつ書いたなァ、げな思うて昔と邂逅。全部のページがアイツん話。まァそん為に書きよったけんね、ホントに微笑ましかった。今日は何したとか、ゴメンナサイの手紙とか。…誰にも教えとらんけん、アイツも其処の存在を知らん。其れが昔の日記。
携帯に残っとるんは編集癖故に残しとったヤツ。昔の日記と比べりゃ若干の進歩が見えて一安心したばってん、…何やろ、昔ん俺は今ん俺とは違う考え方しちょる。そりゃ時間ば経っちょるだけに思考の変化は否めんばってん、こげん違いが見えてくっと別人かち思うた。忘れとるだけかんしれん、其れでもこげなこつよう考えきったなァ…とかまた他人様んごつ眺めた。でん携帯に残っとうっちゅうこつは確かに昔の俺が書き残したモンやけん、…不思議なモンばいね。経験を得て人となりも変わるんやち実感した。
成長したっちゃろうか、俺は。あの頃に目指した理想に近付けとるんやろうか。比べる物差しが無いけん何とも云えん、…難しかァ。
そんで日記見て思い出した。
…そろそろ苺大福ん季節ばいね。
コンビニに早く陳列されますように。
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45 :
鳳長太郎
2008/11/10 11:38
因果応報、自業自得。
( episode:11 )
「御前、忙しい方が生き生きしてるよな。」
昼休み、目の前で友人がカツサンドを頬張りながら俺に云った。此処最近は前程は忙しくなくて、どちらかと云えば暇を持て余している。部活も緩いし授業だって余裕、放課後は友人と帰って寄り道したり遊んだり。…其れでも、時間が余る。其の矛先も何処へ向けたら良いのか解らない。友人との交流に宛てても未だ未だ全然、余る。
其れが嫌になって、先輩に頼んでテニスの練習に付き合って貰う事にした。本当に嫌だ、暇を持て余すくらいなら動きたい。ひたすらボールを追い掛けて疲れ果てて、御飯食べたら心地良くなって眠って、…其の方が充実してる。暇があるから考えてしまう、そうやって自滅するなら、暇を無くせば良い。暇を作ったのが悪かったんだ。
ホームルームの後に配られたテストの結果に目を見開いた。…最悪の点数に口が塞がらない思いをした。結構自信あったのに、ちょっと手を抜くだけで此れだ。
…勉強しよう。
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44 :
鳳長太郎
2008/11/08 23:22
「あ、母さん。携帯解約してくれた？」
「勿論、買い物序でに行ってきたわよ」
「うん。出来た？父さんがもう直ぐ期限切れるから早く解約しろって凄く怒って…」
「其れがお父さんが勘違いしてたみたいでねえ、未だ解約日は何ヶ月も先みたい。」
「…え？」
「未だアレ使ってて良いわよ。」
──怒られ損。
( episode:10 )
また手許に戻ってきた携帯を握り締めると、色々と思い出した。思い出す、と云う事は忘れていたと云う事。…細かく云えば、思い出さないようにした事に慣れて思い出すのを止めていた。時間が経てば、そういうモノ。思い出は形に残してはいけないんだと気付いた。
綺麗な儘で居て欲しくて、携帯の中で生きるあのひとを削除していった。もう、充分だ。此れ以上のキーワードは棄ててしまいたい。此れ以上にあのひとの顔を傷付けたくない。
そうしたら少し、楽になれた。
削除削除削除削除削除削除削除削除削除、
唯一残っていた伝言メモも、もう要らない。
お互いに地に足貼り付けてちゃんと歩いていれば其れで良いんです。
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43 :
芥川慈郎
2008/11/08 11:32
ねえ、ねえ。
すきってなあに。
(俺さァみんな好きなンだよねえ、其の色形は違えど好きっつう事象が俺の中にあるのは変わりねェのよ。例え気に喰わねェ部分が有ろうと其れひとつでキライには成れない。デショ？今まで積み重ねたモンをたったひとつで崩しちまうなンて…可愛いねえ。好きな儘で居たい、居たいから、一緒に居られなくても好きなモンは好き。ケド其れ可笑しいって云われた。じゃあ好きって何？…鳥は如何して飛べるのっつう如何しようも無い疑問と同じ事。コウノトリが教えてくれンのなら捕まえてきて。)
Hey,my camellia.
Did you have a good sleep last night?
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42 :
鳳長太郎
2008/11/07 01:25
俺にとってのゴトーさんは、
何処に居るんだろう。
( episode:9 ) real story,
複数所有する携帯のひとつを解約する時期が迫ってきたから、中に残っているモノを振り返ってみた。久々に見る顔ぶれ、其処には、みんなが居た。先輩も後輩もみんな、其処に居た。
大事な人からのメールの中、ある夜の話。彼は俺に、ひとつの話をしてくれた。
ある二人が、ゴトーさんという人を待っていたと云う。けれど待てど待てどもゴトーさんは現れない。だから二人は「行こうか、」と其の場を去る。
…大まかに聴いた話はこんな感じだった。彼曰く、ゴトーさんは手の届かないような、でも心の片隅に居る、そんな存在らしい。
此の人はとても温かい人だった。何時も俺に安心をくれた。凄く、好きで、…俺に人を大事にする事を教えてくれたのも、此の人だ。手紙には未だ、魔法が掛かっているような、そんな気がした。深い人、海のような人だったな。優しくて、脆くて、…目許が綺麗な人だって云うと、少しだけはにかんでくれたのを覚えてる。
ダーリンと呼んで、ハニーと呼ばれた。寒い日に寄り添っても、俺を許してくれた先輩。沢山傷付けた。何度も謝った。貴方の手を取りたかった。呼んでいてくれた声に、気付けなかった俺が其処に居た。憶測にしか過ぎないけれど、こう云ってあげれば良かった、とか、そう思った。自分自身を護る事で俺までも護ってくれていた。ちゃんと伝わっていたのかな、俺の気持ち。
二人が其処に居た。確かに居た。元気にしていますか、俺が此の町に来てから、ずっと見守っていてくれましたね。喧嘩しても大事にしてくれた、…自惚れでも良い、でも俺はちゃんと大事に出来たのかな。嗚呼──…手放したくない。此の二人が居た場所を。また三人で話せる日が来ると、何処かで信じてる俺を笑って下さい。
今でも未だ、大好きです。
…ごめんなさい、本当に、ごめんなさい。
今ならあの時の言葉が解る、其れが悔しい。
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41 :
跡部景吾
2008/11/06 15:26
メールボックスから消え行く偽りを守る事でしか御前を認識出来ない。何に執着し何に縋り付いた所で思い返すのは指先の痺れだけ。代わりなど見付かるワケもないだろう、所詮腹を満たそうと貪り食った所で消化すンのは止め処なく溢れる虚しさよ。
( episode:8 )
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