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┗低温火傷(31-40/500)
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40 :
鳳長太郎
2008/11/05 09:55
涙とは、
忍び、偲んで、流すもの。
( episode:7 )
忍んだ涙は少し辛くて、偲んだ涙は少し甘い。毎晩のように思い返してはどちらかの涙を流してた。仕方の無い事象で後悔を胸に抱き責任を擦り付ける先を探しては無駄な事と涙が遠退くにつれて放心する。
結果が生まれてしまっては如何する事も出来ない。其れを解って居るから辛い涙が止め処なく溢れる。蛇口の捻り方を一瞬だけ忘れた。如何すれば水は止まるんだろう、なんて。
甘い涙を欲して手を伸ばした。指先に訪れる感触を期待する分だけ糖分も増すのかな。叶うと嬉しい、逢いたくて仕方無いと流す涙も少し甘いから、此の涙の蛇口に鍵を掛けたくない。
…涙は悪くない。
相手を思えば、そう考えられた。
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39 :
跡部景吾
2008/11/04 15:05
世界とは小さい。
隣人は案外近い存在であるが、
また遠すぎる存在でもある。
( episode:6 )
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38 :
芥川慈郎
2008/11/03 20:01
如何しようも無い事だ。
後悔したって残るのは歯痒さと疲弊だけ。
( episode:5 )
生じてしまった事象は如何しようも無い。生まれたからには無くせない、時間の中に存在が刻まれる。実際、隠し通すなンて奇跡に近いと思わねェかい？小さな箱の中に入りきれない程の幾つもの嘘を詰め込もうったって需要と供給を考えねェと無理がある。…疑い始めた春、限界を迎えた秋、そして辻褄が合う事実を見つけた三月の寒い日。冬を迎える前には溜まりに溜まった需要に堪えきれなかったンだって、今なら納得。
交わした約束はお互いに嘘は無かった。どんな形でも良いから一緒に居よう、と。其の約束は事象を生んだと同時に消えた事を、アイツは自業自得だと表現した。
…きっと、長い事目を背けてたンだろうねえ。今思い出したよ。俺には如何しようも無かったンだ。事実を甘受する他に無かった。幾ら我が儘云おうが不平や非難を罵声で浴びせようが、其処に在る事実は変わンねェ。
事実から眼を背いた所で、
生まれるのは夢に似た気休めだけ。
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37 :
千歳千里
2008/11/02 20:47
久し振りに誰かと小指を絡めた。
約束が持つ色はこんなにも温かいんやと、
何時の間に忘れとったんやろう。
( episode:4 )
「そう言えば御前が好いちょったあの畦道、こないだ舗装工事されよっちから周りん田圃げな色々埋め立てされちょんばい」
唐突に地元の友人から届いたメールは、余りにも衝撃的な内容やった。俺にとっての其の道は幼少期を語るに欠かせん存在。小学校の頃は毎日其の道を通って学校に行きよった。春は蒲公英に彩られ、夏は蛙と朝顔に見送られる。秋と冬が一番好いとった。秋の夕暮れになると田圃の稲穂は黄金色に光って蜻蛉が飛び交うて。道の両端に彼岸花が並ぶ景色は今でも思い浮かぶ。稲穂が刈り取られた冬は静かで、花も何も無い。ばってん雪が薄ら降り積もると、椿が咲き乱れて心が洗われる。
大好きやった。俺ん遊び場やった。初めて蛙や水馬を見たのも、蜻蛉を捕まえたんも、蛇を追い掛けて転んだのも、あの道。
ばってん今は其れも出来ん。時代に流された今、其処はコンクリートで埋められたげな。今頃は彼岸花が咲き乱れちょるち思いよったんに、…哀しかね。
そういやミユキと約束しとった。
蜻蛉捕まえるコツ教えるち、…ウン。
もう無理やろうね。
蜻蛉が集まる場所はもう無いごたる。
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36 :
芥川慈郎
2008/11/01 21:06
…ああ、そうだ。
要らない。こんなモノ。
( episode:3 )
見たことない花火を思い描いた時、
――…何故だろう、もう、どうでも良いやって思った。
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35 :
跡部景吾
2008/10/31 23:54
( episode:2 )
…何故何時も、歯車が狂うのか。
何年前だったか。喧騒から離れ部屋が閑散とした時、無駄に広い空間が逆に窮屈に覚え、其の嫌悪感に苛まれると無意識にメールを送って相手を叩き起こした。ソイツは嫌な顔ひとつもせず、ただ俺の話に耳を傾けてくれた。何時ものお返しだと、ワケの解らない理由を付け夜を明かした。＿＿＿の意味を教えてくれたのもソイツだ。
眩しいヤツだった。常に明るく振る舞い不条理を笑い飛ばす。事ある毎にディスカッションを繰り広げ共に世界を眺めた半年。こう云う夜に成ると何時も思い出すのは、学校の屋上から見上げた色褪せた空だ。
俺は御前に、成りたかった。
そしてSOSは未だに鍵を為している。
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34 :
芥川慈郎
2008/10/31 09:06
#Good morning,little world.
ギアチェンジに何度か失敗、舌打ちひとつ頭に送り箱の中の茜色した砂を掻き混ぜた。思考や感情のシフトってのは如何も上手くいかない。キーパーソンは大抵決まってるっつうお決まりの桜吹雪は季節外れだと思うけどねえ…。そんなこんなで積み木を一度崩してもう一度積み上げていく事に。崩したあの瞬間は若干の歯痒さと一摘みの悲しさを覚えたよ――…寂し。幾つ積み上げりゃア御前に手が届くのか。
ああ、久し振りだねローラ。
変わらねェ笑顔だ――腹立たしいよ。
瞼の裏なンて住み難いだろうに。
( episode:1 )
デリカシーが無い、捻くれている、卑屈。よく云われる俺への客観的評価。確かに其の通りだと思う。言い訳すりゃアデリカシーが無いのはフリーダム万歳な主義の御陰だし卑屈なのは構って欲しいから。ワオ最悪、キモいねえ…。恋愛が絡めば余計にそうなる。
熱しやすく冷めやすい。此れも俺。目移りしまくりでさァ、好きなモンも多くて困る。だってみんな俺に無いモンを持ってっから羨ましい事此の上無ェの、俺にも分けて欲しいなンてオコボレちょーだい的な。ひもじい性格してる。
――…何だ、俺。何も変わってねェじゃん。
そんなモンさ、きっと。
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33 :
鳳長太郎
2008/10/24 08:19
( episode:0 )
何時も思う。
俺の何が悪かったんだろう。
嘘に生かされていた頃が実は一番安全だった。不安を知る事も疑う事も無く、ただひたすら相手を見詰めてた。ひとりひとりを、真っ直ぐに。今じゃ其れを出来ている自信が無い。しているつもりでも、否定された時があった。結局何処かで諦める理由を用意して責任転嫁を目論む俺が居るのも事実だから否定出来ない。
真実に殺されそうになった時、不公平感に苛まれた。何故貴方には許されて俺には許されないのだろう、と。解らなかった、如何して埋まらない距離と嵌らない歯車が有るのか。信じてもいない神を恨んだ。神の化身と云われる鹿にわざわざ会いに行って理由を問うたりもした。でも何も、答えは見つからなかった。
今は答えを探してる。俺の何が悪かったのか、何を直せば良いのか、多分今の俺は自慢出来ない。自分自身を信じられなければ、誰かを護る事も出来ない。
安心して眠れる場所が、欲しいだけ。
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32 :
芥川慈郎
2008/10/23 09:48
too late,
彼はとても綺麗な人でさァ、
…ンでも好きって気持ちだけじゃア、如何にもなンねェって、ずっと前から知ってた筈なのにねえ。
ボールを手にしてフィールドにスローインすりゃア…リスタート。
――あれ、ホイッスル聞こえねェ。何で。
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31 :
千歳千里
2008/10/17 00:48
何時も通り、CPXより。
…メール、ちと待っとってな。
>＠～お手紙バトン～＠<
#制作：迷子の迷子の猫さん路地裏交番まで
#※レッツトライ！なんでもええから手紙とにかく書いてみぃや
#※オモシロ、エロ、ギャグなんでもやったろうやないか！
#※無理なところは無回答可やで
>>①まず始めに自分の住所・名前・郵便番号書かなあかんで？
ひだまり町6丁目463番地。
郵便番号はちと分からんけんパスとして。
名前は千歳千里。
>>②拝啓…とか書いた後になんて書くん？
紅葉も彩り始める初秋の頃、とか？
>>③じゃあ友達宛に書いてみよや
久々ですまん。
>>④恋人や好きな人宛に書いてみよか。正直にかかなあかんで！
…だいすき。
>>⑤恩師や先生宛に書こうや。喜ばれるやろ。
良い子に育ちました。
>>⑥今、お前は眠たい中書いとる、なんて書く気なん？ミミズ文字で書くんやないで。
ねむい。ねかせてください。
>>⑦旅行先の感想誰かに送ってみぃ
お土産紹介するけん、もし機会あったら俺に其れを贈ってくれ。
>>⑧お前の夢手紙にしてや。聞きたいねん
老後は九州に帰りたか。
あの自然に囲まれて老後を過ごしたい。
>>⑨されたら嫌な事相手に教えなあかん、書いといた方がええで！
されたら嫌なこつ…着信拒否？
>>⑩フリーで好きに書いてみ。頼むで！
白石可愛過ぎて時々くらくらするっちゃん。
どげんすりゃ良かち思う？
>>⑪是非俺に伝えて欲しい事あるなら言うてみぃや？聞いたるよ。
伝えたい人は直ぐ傍に居るけん、耳打ちで伝えてくるったい。
>>⑫締めに相手の宛先・名前をちゃんと書いて送ってな。ちゃんと届けたるで！
さて、
>>人魚の涙
100貢突破おめでとう。
（フ ラ イ ン グ 万 歳）
50突破を祝ってやれんかったけん100突破の際は必ず、ち思いよった心算。私信の御礼も籠めて。
相変わらず恋人んこつばかりで阿呆らしい日々送りよるばってんが幸せたい。
こげなんで良けりゃ何時でんニヤケてくんない(笑)
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