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俺がさあ、こういう当たり前の日常みたいなことを幸せに感じられるような日をどれだけ欲しいと思ってたかわかる?
ずーーーーーーっとやりたかった。こんなものそう手に入ることなんてないんだよ。まるで当たり前みたいにちょっとずつ溶け込んでいくけど、こんなのは全然当たり前なんかじゃない。こんな日が本当にくるなんて想像もしてなくて、日常にすこしずつおまえが溶け込んでいくのがしあわせで、こわくて、かわいくて愛おしくて頭も心臓もぎゅーーってなる。
おまえのことを幸せにしたいって思って、おまえにしあわせにしてもらいたいって思って、今こうしてここまできておまえが隣にいてくれることも全然当たり前のことじゃなくて、いろんなことがあって、いろんな屍の上に俺は立っていて、それがたまにこわくて、後ろが気になって、でも幸せを逃したくなくて、どこにもいってほしくなくて、怖くて怖くて怖い。
たまにね、自分が自分に「おまえが幸せになって良いわけがないだろ」って叱るんだよ。現実に戻ってくるような感覚になる。いろんな人を傷つけて悲しませて今何やってるんだろう。何笑ってんだろうな。