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┗干物ドラクエ部(161-170/589)

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161 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/28(火) 07:12:46

>>160の続き

攻略本のモンスター図鑑はとても充実していて、何と竜王の変身後の姿まで写真付きで紹介されていた。

「ファミコンのグラフィックは粗いけど、ゴーストやリカントからは鳥山先生の絵の雰囲気が感じ取れるなぁ…」とか「キースドラゴンやダースドラゴン、かっこいいなぁ…」とか色々考えながらモンスター図鑑を眺めている内に、「このモンスター達に会ってみたい」「さすがに最初からやる気はしないけど、レベル30の呪文を利用して竜王を倒すくらいはしてみようかな…」と思うようになった。

これはやはり鳥山明による絵の力が大きかったと思う。

もしモンスターデザインが鳥山明でなかったら、おそらく再びやる気になる事は無かったであろう。

ドラゴンクエストのカセットをファミコンに挿し込みスイッチオン

アレフガルドの全体像や位置関係は攻略本をパラパラ捲った時に何となく頭に入っていたので、攻略本は必要無かった。

と言うより、攻略本を見ながらのプレイは意外と面倒臭いのだ。

私の場合はネタバレや自分の実力どうこうと言うより、そういった意味合いから攻略本を利用するのは苦手。


ラダトームの城を出て、迷う事無く『沼地の洞窟』に辿り着く!

中は真っ暗で何も見えなくてビックリしたが、初プレイ時の王様の部屋を脱出するために藻掻いた経験がここで生きた。

「おそらく道具か呪文を総当たりすれば道が開けるだろう…」と考えてレミーラに行き着き、割とサクサクと竜王の城に辿り着いた。
(>>164に続く)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
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162 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/02/29(水) 08:18:10

コンビニで発売されてる新ドラクエくじ

昨日、娘が「ラーの鏡」と「地図のバンダナ」を当ててきやがった…
先を越されたぜ、チクショウ
今日、給料を下ろしたら、サークルKに直行だ

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
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163 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/01(木) 08:19:44

>>162
それって『1枚500円のハズレ無し必ず何らかの商品は当たる』って奴ですよね?(^^;)

何か良い商品は当たりましたでしょうか!?(>_<)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
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164 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/01(木) 20:21:54

>>161の続き

竜王の城…敵の本拠地って事でモンスター遭遇率を高めに設定してあるのか、少し歩くだけでモンスターが出現してきてかなり欝陶しかった記憶がある。

城に入るといきなりルートが分岐していた。

まずは左のルートへ進んだ。

じばらく歩くと扉があり、そしてその奥にはいかにも怪しげな階段がある。

早速扉の鍵を開けて階段を下っていくが、隅々まで探索しても竜王の居る場所へ辿り着けない。

嫌でもハズレのルートである事がわかる。

「最初の分岐は右に行くべきだったんだ」と思い引き返そうとするが、この激しいモンスター遭遇率の中を歩いて入口まで引き返すなんて考えるだけでウンザリである。

「もしかしたら何か脱出手段が用意されているかも…」と思い、未使用の呪文の総当たりをしている内に脱出に成功した。

これがリレミトの効果を知るきっかけであった。

再び城へ入り、今度は分岐ルートを右に進む!

右の方にも扉と、その奥に怪しげな階段があった。

「今度こそ…」と探索を開始するも、またしても竜王のいる所へは辿り着けない。

こちらも罠だったのだ。

この左右の階段から行けるダンジョンの探索に、はたして何回レミーラを使用した事か…

いい加減疲れてきたので「もうヤメようかな…」と言う考えが頭を過りかけたが、「いや、もう少しだけ…まだ何かあるハズだ」と思い直し、リレミトで脱出後、再び城に入り直し、1階の左ルートへと進んだ。

右のルートは扉の奥の階段で完全に行き止まりであったが、左のルートには更なる分岐がある事を記憶していたからだ。

左ルートにある扉と階段を無視してどんどん進んで行くと、箱が5つ並んでいて1つだけ床が露出していた。

箱を6つ置けるスペースがありながら、1つだけ除外されているなんて、いかにも意味ありげである。

「この床の下に何かある」と思い、コマンド総当たりを開始すると、『調べる』で「玉座の後ろに風を感じる」と表示された。

「玉座?餃子の親戚みたいな名前だけど一体どういう意味なんだろう? って言うか、これ箱じゃなかったんだ…」と間抜けな事を考えながらビックリした事を今でも憶えている。

だってこれ、店屋にあるカウンターと見た目が同じだしねぇ…

ちなみにこの時点では『玉座の後ろに風を感じる』について、「そりゃ風くらい吹いてても不思議ではないだろう…」程度にしか考えなかった。

何故深く考えなかったか

それはこの『調べる』というコマンドに対して、「当たり前の事しか表示されない使えないコマンド」ってイメージしか無かったからだ。

当たり前と言うのは、例えば宝箱の上で『調べる』を使うと、「宝箱がある」と表示されたりする。

こんなのは見ればわかる当たり前の事であり、宝箱の中身を調べられるわけでも、ましてや取れるわけでもない。

皮肉にも最初の王様の部屋での上記のような経験で、『調べる』=使えないってイメージが出来上がってしまったのだ。

「玉座の間にも何も無かった…一体どうすれば…」と途方に暮れて引き返そうとした瞬間、ある記憶がよみがえった。
(>>172に続く)


画像(jpg) 16.7KB
(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
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165 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/01(木) 20:22:34

>>164の補足
それにしても漢字と言うものはよく出来ているとしみじみ実感する。

あの時もし玉座が漢字で表記されていれば、字の構造から何となく「王族等の身分が高い者が座る椅子」である事が想像でき、餃子なんて連想しなかっただろうしね(^_^;)

あとは竜王の城へ行く途中に出会ったモンスターから効力を学んだ呪文もある。

鎧の騎士からはマホトーン、スターキメラからはベホイミ、大魔導からベギラマを知った。

そしてベホイミ、ベギラマを知ると言う事はホイミとギラを知ると言う事でもある。

名前からして同系呪文である事はおのずと想像がつくからだ。

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
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166 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/03/01(木) 22:14:17

>>163

巾着(3のパッケージデザイン)と、スライムベスのマスコットボール、クリアファイルが当たりました。バンダナ欲しかった

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
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167 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/03/04(日) 23:52:17

久々に、DQⅧをやりました
Lv73のデータでラプソーン戦からエンディングまで。
そのあと、Lv33のデータで、竜骨のイベント。唯一やってないイベントだったので、すっきりしました。ただ、娘のデータだったので、スキルの上げ方が全然違って、使い辛かったです(ゼシカは杖とお色気、ククールはカリスマしか上げてなかった)

外野が大変煩さかったです(笑)
DQやると、なんであんなに盛り上がるのか…うちの家族は

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
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168 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/05(月) 08:00:45

>>167
竜骨のイベントは私も「Ⅴの結婚イベントの時みたいに、兄に付こうが妹に付こうが内容的には大して変わらないんだろうなぁ…」などと考えつつ、両方のパターンを試してみましたが、午後ティーさんはどちらに付いたんですか?

何となくユッケに付いたような気がするけど(笑)


午後ティーさんの家族と言えば、旦那さんがドラクエしたとか言う話は一度も聞いた事無いけど、もしかして旦那さんだけはドラクエには興味無いんですか?(>_<?)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
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169 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/03/05(月) 11:53:17

>>168
実は、最初にLevel28のデータで、ユッケに着いて行って全滅しまして…
末っ子が、めちゃめちゃ怒ったので、改めて32のデータで、お兄ちゃんと再戦、無事に勝利しました(^_^;)

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
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170 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/03/05(月) 11:59:55

>>168

ダンナは、はるか昔∥を買った時にだけ、プレイしてましたね…クリアしたかどうかは覚えてません。
今は、戦争ものか、ポケモンをしたりしてるみたいです。
もちろん、母子四人で盛り上がってる時には、入ってきません。
いわゆる、家庭内別居状態ですから(食事と寝室は一緒だけど)

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
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161 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/28(火) 07:12:46

>>160の続き

攻略本のモンスター図鑑はとても充実していて、何と竜王の変身後の姿まで写真付きで紹介されていた。

「ファミコンのグラフィックは粗いけど、ゴーストやリカントからは鳥山先生の絵の雰囲気が感じ取れるなぁ…」とか「キースドラゴンやダースドラゴン、かっこいいなぁ…」とか色々考えながらモンスター図鑑を眺めている内に、「このモンスター達に会ってみたい」「さすがに最初からやる気はしないけど、レベル30の呪文を利用して竜王を倒すくらいはしてみようかな…」と思うようになった。

これはやはり鳥山明による絵の力が大きかったと思う。

もしモンスターデザインが鳥山明でなかったら、おそらく再びやる気になる事は無かったであろう。

ドラゴンクエストのカセットをファミコンに挿し込みスイッチオン

アレフガルドの全体像や位置関係は攻略本をパラパラ捲った時に何となく頭に入っていたので、攻略本は必要無かった。

と言うより、攻略本を見ながらのプレイは意外と面倒臭いのだ。

私の場合はネタバレや自分の実力どうこうと言うより、そういった意味合いから攻略本を利用するのは苦手。


ラダトームの城を出て、迷う事無く『沼地の洞窟』に辿り着く!

中は真っ暗で何も見えなくてビックリしたが、初プレイ時の王様の部屋を脱出するために藻掻いた経験がここで生きた。

「おそらく道具か呪文を総当たりすれば道が開けるだろう…」と考えてレミーラに行き着き、割とサクサクと竜王の城に辿り着いた。
(>>164に続く)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
162 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/02/29(水) 08:18:10

コンビニで発売されてる新ドラクエくじ

昨日、娘が「ラーの鏡」と「地図のバンダナ」を当ててきやがった…
先を越されたぜ、チクショウ
今日、給料を下ろしたら、サークルKに直行だ

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
163 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/01(木) 08:19:44

>>162
それって『1枚500円のハズレ無し必ず何らかの商品は当たる』って奴ですよね?(^^;)

何か良い商品は当たりましたでしょうか!?(>_<)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
164 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/01(木) 20:21:54

>>161の続き

竜王の城…敵の本拠地って事でモンスター遭遇率を高めに設定してあるのか、少し歩くだけでモンスターが出現してきてかなり欝陶しかった記憶がある。

城に入るといきなりルートが分岐していた。

まずは左のルートへ進んだ。

じばらく歩くと扉があり、そしてその奥にはいかにも怪しげな階段がある。

早速扉の鍵を開けて階段を下っていくが、隅々まで探索しても竜王の居る場所へ辿り着けない。

嫌でもハズレのルートである事がわかる。

「最初の分岐は右に行くべきだったんだ」と思い引き返そうとするが、この激しいモンスター遭遇率の中を歩いて入口まで引き返すなんて考えるだけでウンザリである。

「もしかしたら何か脱出手段が用意されているかも…」と思い、未使用の呪文の総当たりをしている内に脱出に成功した。

これがリレミトの効果を知るきっかけであった。

再び城へ入り、今度は分岐ルートを右に進む!

右の方にも扉と、その奥に怪しげな階段があった。

「今度こそ…」と探索を開始するも、またしても竜王のいる所へは辿り着けない。

こちらも罠だったのだ。

この左右の階段から行けるダンジョンの探索に、はたして何回レミーラを使用した事か…

いい加減疲れてきたので「もうヤメようかな…」と言う考えが頭を過りかけたが、「いや、もう少しだけ…まだ何かあるハズだ」と思い直し、リレミトで脱出後、再び城に入り直し、1階の左ルートへと進んだ。

右のルートは扉の奥の階段で完全に行き止まりであったが、左のルートには更なる分岐がある事を記憶していたからだ。

左ルートにある扉と階段を無視してどんどん進んで行くと、箱が5つ並んでいて1つだけ床が露出していた。

箱を6つ置けるスペースがありながら、1つだけ除外されているなんて、いかにも意味ありげである。

「この床の下に何かある」と思い、コマンド総当たりを開始すると、『調べる』で「玉座の後ろに風を感じる」と表示された。

「玉座?餃子の親戚みたいな名前だけど一体どういう意味なんだろう? って言うか、これ箱じゃなかったんだ…」と間抜けな事を考えながらビックリした事を今でも憶えている。

だってこれ、店屋にあるカウンターと見た目が同じだしねぇ…

ちなみにこの時点では『玉座の後ろに風を感じる』について、「そりゃ風くらい吹いてても不思議ではないだろう…」程度にしか考えなかった。

何故深く考えなかったか

それはこの『調べる』というコマンドに対して、「当たり前の事しか表示されない使えないコマンド」ってイメージしか無かったからだ。

当たり前と言うのは、例えば宝箱の上で『調べる』を使うと、「宝箱がある」と表示されたりする。

こんなのは見ればわかる当たり前の事であり、宝箱の中身を調べられるわけでも、ましてや取れるわけでもない。

皮肉にも最初の王様の部屋での上記のような経験で、『調べる』=使えないってイメージが出来上がってしまったのだ。

「玉座の間にも何も無かった…一体どうすれば…」と途方に暮れて引き返そうとした瞬間、ある記憶がよみがえった。
(>>172に続く)


画像(jpg) 16.7KB
(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
167 :午後ティー◆tea/dax.66
2012/03/04(日) 23:52:17

久々に、DQⅧをやりました
Lv73のデータでラプソーン戦からエンディングまで。
そのあと、Lv33のデータで、竜骨のイベント。唯一やってないイベントだったので、すっきりしました。ただ、娘のデータだったので、スキルの上げ方が全然違って、使い辛かったです(ゼシカは杖とお色気、ククールはカリスマしか上げてなかった)

外野が大変煩さかったです(笑)
DQやると、なんであんなに盛り上がるのか…うちの家族は

(ez/SH005, ID:My9vRmOvO)
168 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/05(月) 08:00:45

>>167
竜骨のイベントは私も「Ⅴの結婚イベントの時みたいに、兄に付こうが妹に付こうが内容的には大して変わらないんだろうなぁ…」などと考えつつ、両方のパターンを試してみましたが、午後ティーさんはどちらに付いたんですか?

何となくユッケに付いたような気がするけど(笑)


午後ティーさんの家族と言えば、旦那さんがドラクエしたとか言う話は一度も聞いた事無いけど、もしかして旦那さんだけはドラクエには興味無いんですか?(>_<?)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
160 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/26(日) 10:11:45

>>159の続き

私は咄嗟に「うん、今だいたい中盤あたりかな!」と大雑把な言い方で返した。

嘘をつくのは良心が痛むし、辻褄を合わせるために更なる嘘をつかなくてはならなくなる場合が多く、大変苦しいものだ。

それにどんな名作であろうとも、やはり人によって合う合わないがある!

そんなわけで今の私ならば「せっかく勧めてくれたのにゴメンね、どうも私には向いてないみたい…」と正直に言えるのだが、あの頃の私には友人が目を輝かせて勧めてくれるゲームに対し本当の事は言えなかった…。

話を元に戻そう。

友人は更に言葉を続けてきた。

「ところでメタルスライム倒した?」

私は「メタルスライム何それ」って感じだった。

こういう場合に下手な事を言えばアッと言う間にボロが出る。

私は正直に「倒してない」と答えた。

友人は「だよね~、メタルスライムって滅多に登場しないクセにすぐ逃げるし…」みたいな事を言って更にドラクエ1の話を続けようとする。

「これ以上ドラクエの話を続けられたらマズイな…」と思い始めた時に別の友人がやって来て、話題はドラクエから別の話題に切り替わった。

私はホッとすると同時に「あの攻略本にはモンスターデータが載ってたハズ…、話合わせの為にモンスターデータくらいは見ておこうかな…」と思い、帰宅後、部屋の隅に放り出してあった攻略本を手に取り、モンスターデータを読み始めた。
(>>161に続く)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
172 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/03/14(水) 23:24:58

>>164の続き

蘇った記憶とは何の事は無い、王様の部屋で初めて『調べるコマンド』を使った時の正確な記憶だ。

私が「この『しらべる』って何だろう?」と思いながら、初めて調べるコマンドを使った場所は、何も無い床の上であった。

その時に『しかし何も見つからなかった』と表示されたから、「じゃあアレを調べるとどうなるんだろう?」と考え、次に調べたのが宝箱なのだ。

要するに調べるコマンドは本当に何も無い場所では「しかし何も見つからなかった」としか表示されないと言う事だ。

「急に風の有無について表示されるって事は、何か意味があるに違いない」と考え、試しに玉座から少し前進した場所を調べてみると、予想通り「しかし何も見つからなかった」としか表示されなかった。

もはや玉座の後ろに何かある事は間違いない。

急いで玉座の後ろの床を調べてみると、隠し階段が現われた。

やはり予想は正しかったのだ。

そして今から思えばこの瞬間に、ドラクエの謎解きの考え方を理解したような気がする。


2ヶ所の罠に引っ掛かったせいでMPをかなり消耗したので、この日はプレイを中断し、翌日竜王の城に再挑戦した。

今度は迷うような要素は何も無い。

すんなりと竜王のもとに辿り着いた。

話しかけてみると竜王は、「世界の半分をやろう」と話を持ちかけてくる。

直感的に「はい」と答えるとヤバい気はしたが、興味本位で「はい」と答え、竜王の教えてくれた復活の呪文を打ち込んでみた。

すると全くの援助無しでレベル1からの再スタートとなった。

ちなみにこの時は腹が立つと言うより、「なるほど、こういう罠も用意されているとは面白い」と感じたものであった。

もちろんこの状態で再スタートする気にはなれない。

再度レベル30の復活の呪文を打ち込み、竜王との戦闘に突入した。

パッケージイラストもそうであるが、攻略本のモンスター図鑑を先に見ているせいで、竜王の第1形態が仮の姿である事は既にわかっている。

「さっさと正体を表せ」と言わんばかりに第1形態を撃破すると、竜王は真の姿を表わした。

そしてそれと同時に音楽も変わる。

「専用の音楽まで用意されているとは…しかもカッコイイ」と演出に感動しながら竜王を倒し、エンディングを迎えた。

エンディング曲もここまでの苦労が報われるような感動的な名曲であった。

そして翌日、私はある決心をして友人にドラクエのカセットと攻略本をセットで返した(続く)


画像(jpg) 7.5KB
(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
159 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/25(土) 08:18:16

>>157の続き

攻略本に書いてある通りにゲームを進めていこうとするのだが、何かがおかしい…。

一部の登場人物の会話内容等が攻略本に書いてあるものと微妙に食い違っていて、攻略本通りに話が展開されないのだ。

「これは一体どういう事なんだ…?」と疑問を感じ始めた直後、私は自分がとんでもない勘違いをしていた事に気付く。

もうおわかりだろう、友人は『全てのイベントをこなした上でレベル30まで上げた』にもかかわらず、私はてっきり『キャラクターのレベルが30なだけで、ストーリーはこれから自分が全て展開できる』と思い込んでいたのである。

この勘違いに気付いた私はドラクエ1などどうでも良くなり、攻略本を部屋の隅に放り投げファミコンの電源を切った。

「えっ?その程度で?」と思う人もいるかもしれない。

だが元々辛うじて灯ったような『やる気の炎』である。

今回みたいな些細な躓きでも、私にとっては炎を消すには十分すぎる出来事だったのだ。

それから1週間くらいした頃、友人が私に「ゲーム、進んでる?」と言って話しかけてきた。
(>>160に続く)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
157 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/23(木) 08:00:37

>>156の続き

レベル30の状態でのゲームがスタートした。

ちなみに面倒臭いから説明書とかは一切読まなかった。

ゲームが始まるやいなや、いきなり王様が「そなたはもう十分に強い、何故にまだ竜王を倒せぬのか?」なんて台詞を言う。

それを聞いて私は「えっ?今そんなに強い状態なの?」と思いながら簡易パラメータを参照してみた。

なるほどHPが210もあり、MPにしても結構な数値だ。

初回プレイ時の簡易パラメータの数値は全く記憶に無くても、こんなにHPが高くなかった事だけはハッキリとわかる。

なんせあの時はモンスターと数回殴り合った程度で0になるくらいHPは低かったのだから…

この辺りでRPGにおけるレベルの概念がわかりはじめた!

それを確かめる為にさっさと城の外に出てモンスターを探す。

モンスター登場、この前倒せなかった相手を軽く一撃で倒せた

初回プレイでは「まだ呪文を覚えていない!」と表示されて使えなかった呪文も使う事が出来た。

思った通りである。

RPGにおけるレベルとは、自分があやつるキャラクターの能力の段階を意味する言葉だったのだ。

必要以上にレベルを上げて強くなりすぎると、戦闘に緊迫感が無くなり面白味に欠けるのは当然の事!

これで友人の言った【簡単すぎてつまらないレベル30】の謎は完全に解けた。

レベルの概念を理解した事により少しだけやる気が出てきた私は、攻略本片手にゲームを進めてみる事にした。

大きな勘違いをしたまま…
(>>159に続く)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
156 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/22(水) 07:10:02

>>153の続き

最初は「クソゲーのドラクエ1などやっている時間があったら、他のゲームをやってる方がマシだ…」と思いやんわりと断ったのだが、友人があまりにも強く勧めてくるから押し切られてしまい、結局借りる事になった。

ちなみにその友人はソフト以外に「もしゲームの進行に詰まったら使って」と言いながら、徳間書店から出ている『ドラゴンクエスト完全攻略本』もセットで貸してくれた。

あとレベルアップの苦労を案じてか、レベル30の復活の呪文まで教えてくれた。

しかしRPGの知識など皆無な当時の私にとって、レベルとは『ゲームの難易度を指す言葉で、その数字が上がるほど難度は高くなる』と言った認識しかなく、友人とは『レベル』と言う言葉に対する概念が違っていた。

そのせいでレベル30と聞いた途端に愕然としながら、「この前プレイした時、レベル1でもあんな難しく感じたのに、レベル30なんて言ったらどんな難しさなんだ?」なんて頓珍漢な事を考えたものである。

そして友人にこう言葉を返した。

私「レベルって最高いくつまであるの?」

友人「30だよ」

私「そうなんだ、でも30なんて言ったらかなり難しいでしょ?」

友人「そんな事無いよ、逆に簡単すぎてつまらないんじゃないかな?」

私「???」

そんな間抜けなやりとりをした後、帰宅。

ハッキリ言って全然プレイする気が起きなかったが、借りた以上はプレイしないと申し訳無いので、渋々プレイする事にした。

とりあえず初回プレイで散々な目に遭ったレベル1だけはやる気になれなかったし、【簡単すぎるレベル30】とやらも気になったので、いきなりレベル30からスタートする事にした。
(>>157に続く)


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(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
153 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/21(火) 07:58:23

>>148の続き

ドラクエ1に見切りを付けてしばらくした頃、私は小遣いを貯めて念願のディスクシステムとスーパーマリオ2を購入した。

スーパーマリオ1は私にとっては簡単すぎたので、難易度が高いと評判の2は何としても遊びたかったのだ。

『簡単すぎず難しすぎず』の丁度良い難易度の2に私は夢中になった。

クラスの中でドラクエ1の話をしている生徒がチラホラいたが、ドラクエ1はクソゲーとして既に見切りを付けていたし、スーパーマリオ2が楽しかったので、ドラクエ1の事など全く気にもならなかった。

そんなある時、友人が「面白いゲームがあるんだ。貸してあげるから遊んでみない?」とドラクエ1を勧めてきた。
(>>156に続く)

(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)
148 :悪党◆rLjwWAm29.
2012/02/19(日) 16:03:46

こちらにも投下

こちらは誰にも文句言われないから、気楽に投下できるな(^_^;)

<ドラクエ1の思い出>
私の好きな鳥山明が関わっていると言う事でドラクエ1に興味を持ち始めた頃、近所のおもちゃ屋の10分百円で遊べるファミコン試遊機に『話題のゲーム』って事でドラクエ1がセットされた。

早速遊んでみたけど、予備知識0の状態で始めた為、冒頭に出てくる王様の部屋を出るだけで5分以上使ってしまった。

後に『ドラゴンクエストへの道』と言う漫画で、冒頭の王様の部屋に込められた意味を知り、妙に納得する事になるのだが、当時の私にはそんな事知る由も無かった。

そしてラダトームの城を出て適当に歩いていたらモンスターに遭遇!

もちろん『たたかう』を選択した!

敵からダメージを受ける度にHPが減っていく。

この時に初めてHPの意味、そしてこれが0になったらゲームオーバーなのであろう事を理解した。

残りHPが少なくなってきて死にそうになったので逃げる事にしたが、回り込まれてトドメを刺されてしまった。

そしてそこで10分は終了した。

「何これ!?呪文を使おうとしても使えないし、逃げようと思っても逃げられないしで、ワケわかんない!」
「話題のゲームだから遊んでみたのに、こんなつまらないゲーム、二度とやらないよ!!」

これがドラクエ1に対する第1印象だった。
(>>153に続く)


画像(jpg) 8.6KB
(i/N900iS, ID:W0QDFDilO)