日記一覧
┗展開のいろは

||次|||検索|記入
1 :柳蓮二
2009/12/10 22:48
では、出来立てをひとつお借りする。

目立つ場所ではあるが問題ないだろう。隠し事は堂々としてこそ。
[日記削除][編集][]

26 :柳蓮二
2015/07/20 10:00
君がゆく朧月夜の道おもへいまひとたびが久しかるべき
初夏の太陽で焦げた地面の、濡れて鳴く音が窓ガラス越しに響いている。誰かが奏でた曲を今も、美しく聴えると口にすることができようものならば、それは恋の悲劇に他ならない。
ふ、不器用な奴だ。



精市と、弦一郎と、花火を見に行く約束を取り付けた。
日本を代表する大きな花火を、数か月のうちに三つとも見られることになろうとは、贅沢な夏だ。

大会が始まる。
最高の結果を残そう、勝利のために、自分のために。
この先のデータには寸分の狂いも許されない。
[削除][編集]

25 :柳蓮二
2015/05/25 09:12
何度見返してもサムネイル画像は猫
スマートフォンの卑劣なる裏切りである
[削除][編集]

24 :柳蓮二
2015/05/25 09:10
いい加減煩いので弦一郎のライン画面を丸二日放置していたら52件も通知が来ていた。
浮わついた返事を楽しみつつ、前日の深夜になって時刻の打ち合わせ。
とにかくこの時刻にここに来い、ドレスコードがあるから制服かスーツを着ておけ、ではお休みと言ったら、

あと44分だな!
は?
日付が変わるから
あっ
どうせ誰も覚えとらん
ああ
蓮二が覚えていないくらいだからだから
寝るが
かまわんひとりでロウソクにフーする
火事にならぬようになおやすみ


これで本当に寝たら当日出会い頭になぜあと三、四十分を待てずに寝たのかと問われたのだが
そういうどうでもいいところで女の腐ったような思考になるお前のほうがなぜだろうよ。
結局0時に母親、翌朝に祖父の二人のみから祝いの言葉を貰い、精市には自ら押し迫って言ってもらったとかで、圧倒的な交友関係の狭さが浮き彫りに。



一張羅に久々に袖を通す。
誕生日を祝ってやるのも何度目かになるが、今回は露骨に手抜きを見せながら
昨夜興奮して四時間筋トレをし続けて肩が上がらないという弦一郎を連れて回り、
お前から時刻の話をするように仕向け、わざわざしらを切り続け、
ぴたり完璧に14時55分0秒。
その驚いた顔といったら、なんて分かりやすいことだ。

知らぬ存ぜぬとさっきはとぼけていたのかと言われたが、
店の人が気を回してくれて良かったなと簡単な事実だけを返事して、
俺は笑いが止まらない。



柳の名で予約をして支配人にも挨拶をしているのに
バースデープレートを持ってきたウエイトレスが俺と弦一郎の顔を見比べてどちらに置くべきか迷うという件と、
会計のカードを挟んだのが俺なのに戻ってきたウエイトレスが弦一郎にサインを求めるという件を踏まえると、
お前やはり年齢は最低でも倍に見えているよ。




弦一郎の喜び方がまるで馬鹿というメモ。

美味いものを食べると細胞が喜んでいるのがわかる!
パイナップルを酸っぱいと思っている人は美味いパイナップルを食べたことがないだけだ
これが、赤か。(それはラズベリーだ)
赤い色という名を最初につけた人は偉大だな!
オリーブのピックをハッピーバースデーと書かれた皿に二本揃えて並べて「これでもっとハッピーだ」
(意味がわからない)
[削除][編集]

23 :柳蓮二
2015/05/22 12:38
Mir ist bewusst was Freiheit bedeutet,
mir ist bewusst was Freiheit bedeutet.

持たず、望まず。
ひとりでいることの強さを失っても、自分を保っていられるだろうか。


彼の書き溜めた文章は、時に石の悲鳴のように、時に雨上がりに駆ける馬のように、
自由で感情的で不安定な日々を残してくれていた。

その目を通して見た自分があまりにも、あまりにも幼気で、少年のようで。
確かにそのようなことを言った覚えもある、……が。
自己認知に歪みがあることを受け入れて行動を是正すべきか。或いは自己認知そのものを改めるべきか。

保護を提供されても、甘え方などわからない。
拙い言葉の裏を上手く拾ってくれていることが何よりも救いになっている。


とうに終わった昔話をして、思い返して口を割らせて突き合わせて、差し含んで。
こんな自分の話をすることなど今までになかった。未来を見越して布石を打ったに違いない。
手に入れたら無くなってゆくのだと、諭すようにも考えながら。

永遠を求めている、いつか終わりのくる関係だと知っていても。
モラトリアムにならば色眼鏡をかけたままでいてもらうのも悪くはない。



最近どうも目の調子が悪い。
このまま視力が落ちたら眼鏡が必要になるな。
コンタクトレンズは入らないので。
[削除][編集]

22 :柳蓮二
2015/05/19 18:00



柳生が今ここを読んでいる確率、100%だ!
[削除][編集]

21 :柳蓮二
2015/05/17 23:20
すっかり取り込んでしまって一緒にいるのに話すことすらできない、
という可能性は考えていなかった。

素直で真面目な柳生のことだから、この二週間何も言ってこなかったということは少なくともまだ見つけられてはいないのだろうとは思っている。
まあいいだろう。そういう気分なんだ。飽くまで、どこまで求められるものか付き合ってやろう。


追記
俺は何をやっているんだ
恥ずかしい
[削除][編集]

20 :柳蓮二
2015/05/17 09:37
先日、ついうっかりと誕生日はどうしてほしいなどと聞いてしまったばっかりに、弦一郎が来週の件を気にし過ぎていて気持ちが悪い。

普段は週に一度も連絡を寄越せばいいところなのに、毎日のように今日は昔の写真を出しただの今日はかぶと虫をとっただの、不器用なくせに遠回しに俺から当日の待ち合わせはこうすると言ってほしいという魂胆が見え見えだ。
つい一昨日も蓮二が好きなのを見つけてきたとせっせと携帯を弄って見せられたのが肥えた中年の男が踊っている動画で、これのどのあたりが好きだと思ったのかお前は俺をどういう目で見ているのかと色々と考えることもあるがもう何も言うまい。


夜に食事にでも連れて行って終わるつもりだったのだが、蓮二が祝ってくれるのならば昼間も予定をあけると意気込んで本当にそうしてしまった。
俺はといえば未だに何も用意していない。

一昨年綿密に計画を練って祝ってやったのをまだ引きずっているらしい。
期待で目を爛々とさせているあの阿呆を平日の昼間に連れて回るのがどれほど七面倒臭いか。
と言いながらも、何かしらしてやることになるのだろうな、と結局考えを巡らせる自分の性格にもほとほと呆れ果てる。
お前の探してくる趣味の悪い何よりも、その嬉しそうな顔が好きでならないよ。
[削除][編集]

19 :柳蓮二
2015/05/16 11:20
結論などとうの昔に出ている。
足りないのは最後の変数ではなく一抹の肝気だというのに
俺は未だに瑣末な驕りを気にしているのだ。


ここ数日で続けて日記とも言えぬ日記をだらだらと書いているのは、明日にも柳生が見せてくれと言い出すからで、
その理由もあいつが俺の言葉が好きだというものがきっかけになって、昔の日記を出してきたと言っておいてあまりにも読み応えがないのも残念な思いをするだろうと、そういうわけだ。
これが話し言葉とはまた違うのだろうし、読んでみて果たしてどう感じるかと思う部分はあるものの
まあおそらくいつものようにあのくるくるとよく変わる百面相を見せてくれるだろうと期待をしている。

結局書き直したが、かお、と変換したら、(´・ω・`)と出てきて力が抜けた。なんだこれは。


春の熊よ、百年待てるか。
言えない言葉でふくれた腹を捌いて
はらわたを喰らおうとも、士君子の体を保てるか。
[削除][編集]

18 :柳蓮二
2015/05/12 08:04
ちょうど四年前の今日。
果たせなかった約束がある。


統計学と心理学。
あいつは理系で、俺は文系。
白黒背中合わせのパートナー。

お前が将棋で勝てなくなって、一緒に碁を学んだ。
俺が日光が苦手だと言ったら、お前は太陽を背にして立つ癖を覚えた。

ほんの少し足りない身長、
一日違いの誕生日、
共に成長する血の気の多い後輩と、
決して勝てない同級生。


たったふた月先、
俺は、置き去りにした過去と再会する。
お前は目標にしていた未来を再開する。

シングルスで当たるか、ダブルスで当たるのかはどちらもまだ50:50。
必ずここまで上がってこい。俺の目に狂いはなかったと、試合で証明してみせろ。

執着心とプライドで固めた王者の鎧を、俺はそのとき捨てるのだろう。
楽しみだ……と、俺たちは、思っている。
そうだろう?貞治。
[削除][編集]

||次|||検索|記入

[][設定][Admin]
WHOCARES.JP