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┗1065.ラストノートがわからない(154-158/186)
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158 :
タルタリヤ
2024/10/10(木) 00:05
🐳🏹平皿に乗る偶然を幸福と称した
🐉「結婚…」「婚約してた…」
🐳「まだ内縁だよー」
のやり取りが我ながら可愛い気がして。そんな真ん中バースデーを今度こそ迎えられた件について。
のちへんにはしたけど特別なことは一つだけ。俺がこの一年で身につけた好みをふんだんに盛り付けたパンケーキを差し出したのをきっかけに、鍾離先生もその日のうちに嬉々として台所へ歩いて俺の帰還に合わせて俺らを模したマジパンを可愛く乗せたパンケーキを交換して終わり。
今だから言えるけど去年の10月10日はちょっとした事故があって、付き合ったばかりなのに俺は愛想つかされたのかと本気で焦ったし、原因を聞いてみたら鍾離先生の方が焦る理由を迎えていた。運の揺り戻しは元神にも通用するらしい。
不安、焦燥、不甲斐なさ。普通に生きていたら湧く不安を良くも悪くもさらけ出してしまえるのは、結局は俺達が俺達を見て生まれる感情である以上は小さい内に話しておけば楽になれると信じているから。
他力本願とか責任転嫁じゃなくて、そういう想いを浮かべてしまうくらい好きを抱いてるから、長く付き合うためにいつからか自然とお互いに渡すようになった。
根本的に我儘なのもよく似ているけど、出力方法にメンタル大反乱を起こしづらいのは我がことながら大人だと思っている。
それでも、それでもだよ。鍾離先生。引き続き俺を諦めずに俺を捕まえようとしていてね。
その気持ちを大切にしてくれるなら、俺も鍾離先生の心の尻尾を宝物みたいに優しく撫で続けているからね。
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157 :
ニィロウ
2024/10/06(日) 22:22
🪷💃🏻待ち合わせ、ふたり
公爵さんにペンを返してもらった後、アルハイゼンさんと色々な事を話していたの。
前にバトンでも書いたけど、わたしとアルハイゼンさんは喧嘩をしたことが無いんだ。単純にアルハイゼンさんが大人で器が大きい人だから避けられているだけなのかもしれないから、小さい内から胸の中をちくりと刺す棘が出来たことをその場で言えること。たとえ違ったとしても大切にしていたいな。
自分の意識が堅いからこそプレッシャー……わたしに上手く応えられるか、期待に添えられるかって考えてくれたり、しまっておいて欲しい言葉があること、それでもわたしに対して何も言えなくなる日がいつか来てしまうのは避けたいと思ってくれること。
確かにアルハイゼンさんは全部が全部器用な人じゃないけれど、そこを含めてわたしが添いたいと思ったのが貴方だから。
謝らなくていいと言われても、いつかスルーしてしまったこの時が悪いことに積み上がっちゃうかもしれないでしょう?
わたしはまだまだ、貴方のお嫁さんになるには至らない事ばかりだけど。それでも頑張りたいの。
トゥシューズの硬さに慣れなくて割れちゃった爪も、ベリーダンスの為の腹筋の習慣も、プティ・ジュテで痛めた足首もわたしのなりたい姿の為には必要な事だったから。
だから、わたしに貴方を勉強させて。アルハイゼンさん。
立ちすくんで雨宿りしか出来なくなりそうなら傘でお迎えしに行って、絡んだ毛糸玉が心の中で置き去りになってしまわないように、スメールシティで吹く風の中のパティサラを思い出せるように。
大好きな、わたしのたった一人の貴方へ。不束者だけど、よろしくお願いします。大好きだから、傍でわたしを見ていてね。
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156 :
リオセスリ
2024/10/05(土) 23:21
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆🐺⛓️添う影二本
ヌヴィレットさんの龍体は俺の場合、眠りの中で見られる。どいつもこいつもやれてる訳じゃあないと思うが、気紛れに見られる文字通りの夢心地がいつの間にか癖になっちまってる。
陸の上にいるヌヴィレットさんはそりゃあもう嫋かで恋人を抜きにしても美人でつくづく感心するが、俺の夢で逢えるあのひとは文字通りの外側の美しさってのを実感する。
髪は鬣に変わって嫋かな身体が伸び、水龍とはわかれど新雪を思い出す純白にあの人の精神性の気高さを思い出す。瞳の移ろいはビー玉か泡の揺らめきの類か。
ヌヴィレットさんも夢の中で見る俺を、「今の君の手は大きく感じるのだが、夢の中で見る君は小さな手で一生懸命撫でるのが愛おしい」と微笑んでくれる。
平均よりはデカい俺を捕まえて愛おしい呼ばわりしてくるのも慣れちまって、恋人の贔屓目に見ないとしても穏やかな笑みで渡される愛情はガキの頃には想像してなかったものだ。
俺を裁いたあの人が、俺を愛してくれている。二つ桁が違うのも気にせず差し出す清らかさが恋しい。
甘え甘やかす幸福ってのを千年と少し後に知った尊さは俺があの人に許される限り守っていきたい。
愛してるぜ、ヌヴィレットさん。
……しかしあんな態度を見てると恋愛事は俺とが殆ど初めてになる事実は……魔性だな…。
🐺
鍵をなくしちまったなら仕方ねぇな……と思っていた帳面が復活していた。ひっそり本棚に入れ直したぜってヌヴィレットさんやシグウィン看護師長に言っておくか。おかえり。恙無く幸せに過ごしてくれ。
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155 :
綺良々
2024/10/01(火) 20:39
🐱📦今日のお届け:稲妻土産の詰め合わせ、特大と大と中!
>>151-152 で「公子」さんと鍾離さんの稲妻旅行記を書き終えたよ!あんな大口注文、個人ではだいぶ久々だったからびっくりしちゃった!
千織お姉さんは優しくてあったかくて、真面目さんですごく立派で、真っ直ぐ立っていられる人なんだ。自分では私のことしか考えていないだけよ、なんて言うけどそれが事実だったら、わたしはきっと千織お姉さんにこんなに懐いてなかったと思うよ。
共感の代わりに、同じ痛みや負に引っ張られないからこそ隣で傷を見て、休む場所をくれて、どんな触れ方と応急処置ならわたしの痛い思いが少なくなるかを考えて、傍にいる事をやめようとしない素敵なお姉さん。
「今のわたし」が痛かったり疲れちゃったり、苦しい思いをしないように済むように撫でてくれる手が優しくて、包んでくれる布が綺麗であったかい。おばあちゃんの手ともちょっと違う、昔昔に撫でてくれたお母さんをちょっとだけ思い出す真っ直ぐな気持ち。
軽く見ないからこそ渡してくれる心配が申し訳なくても嬉しくて、へこたれちゃう時を隠さなくてもいいのかなってついつい考えちゃう、千織お姉さんの人とはちょっと違う心配のかたち。
ねぇねえ、千織お姉さん。わたしね、ほんとに千織お姉さんが大好きなんだよ。あと何本綺麗な箱にリボンをかけたらわたしの気持ちとして正しく表現できるんだろ?
猫又と人間の寿命は全然違うけど……いつか、この気持ちが千織お姉さんのあったか毛布になって、逆の立場の時に安心に繋がってくれたら嬉しいなぁ。
めためたなちきんの話!
「千織お姉さんっ!今日、チキンにしない?」って何となく言いたくなっちゃった私に「綺良々。今日、チキンにしましょ」って返してくれる千織お姉さんが好きすぎるよぉ……!一緒に食べられたの、嬉しかったなぁ。鶏肉は猫的にも気になるご飯だからね!軟骨もバリバリ食べるよ!
千織お姉さんも新しい風の翼を見ていんすぴれーしょん?が湧いて色んな人に試着をお願いしてはスケッチしていたのも可愛かったんだ。……私にも赤い翼が似合うやり方、あるのかなぁ?
🐱
白1049の呪術師の君!本棚に入れてくれてありがとうっ。私ってば思いっきり恋愛とかしちゃってて大丈夫なのかな…?君にうるさいとか思われなかった?でもでも、君は君なりの幸せがあって楽しいならそれが一番!君らしい幸せがたーくさん、運ばれてきますように!
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154 :
八重神子
2024/09/23(月) 23:13
🦊⛩️その日咲いた櫻
「結局は不器用なのです」と恋人に打ち明けられる者は少ないと、ゆめゆめ忘れるでないぞ。影。
愛おしい妾の稲光。真面目過ぎるきらいがありながら、「神子すき」に収めたい時もあると言える者も更に少ない……と知っておいて損は無いやもしれん。
分かっている事じゃろうが、妾は変わらずに汝の絡まりが解けるまで、対面に用意された座布団の上で座して待ってやろう。
言葉を渡すために躊躇う唇を唇で塞いで其れを愛としてやるのも悪くは無い。さて影よ、汝が愛した女は斯様に愛し寛容を以て妾が面白き事と定めたものしかやらぬ女じゃ。尻尾や耳の毛羽立つ瞬間には特に敏感に事象を見定めておる。
特筆して、忘れぬように。二人で選び寄り添う幸せは、妾と影とでしか成り立たぬ事なのじゃから。
尚、喧嘩もすれ違いもなく此れは影に時折訪れる雲を払う為の補足事項じゃ、奴の顔へも真っ直ぐ見つめて宥めておる。気落ちを気落ちと認められる素直さ、まこと可愛らしいのう。
若干夜泣き扱いしているのは否定せぬが。夜泣きでもいいですよ、と零す影のくふくふとした笑みは、妾だけがもう暫し。
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