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┗1065.ラストノートがわからない(81-85/188)
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85 :
ニィロウ
2024/04/23(火) 01:22
🪷💃🏻冬を食べる春の日、ふたり
カーヴェさんの修羅場の日にアルハイゼンさんが逃げ込むためのセカンドハウスで同棲し始めてそこそこ経ったのかな。
元から二人の家を行き来して仕事がなければ寄り添って眠る、を守ってきたから今更ではあるんだけどいつ振り返っても自然と心が跳ねるんだ。
冬の日に二人で果物を選んで、季節を一つ超えた先に沢山の幸せが甘くあればいいなと思ってしっかり守ったレシピで保存していた梨と柿のジャムを水切りヨーグルトで二人で食べたんだけど、改めてタイムカプセルみたいだなってにやけちゃった。
あの頃よりアルハイゼンさんはくっつき虫になって、わかる人には分かる笑顔の種類がちょっぴり増えたのかも。時々思い出し笑いをするみたいに口許を隠す笑い方は今とそんなに変わらない……かな?どうだろう?
水彩絵の具に水を少しづつ足して朝焼けの空を、或いは夜更かしの海を作るみたいに移ろっていく好きの種類が好き。
春の日の匂いにアルハイゼンさんが気に入って使う湯上りのオイルの香料を重ねて、私が愛おしく思ってほしい香りの種類も重ねていくちょっぴりの独占欲が可愛いんだ。
週明けから頑張って私は全身を、アルハイゼンさんはデスクワークのための頭と手を寄り添わせて甘い時間で労り合う幸せは最近また一つ進んだみたいで、限りのある時間で限りのない愛情を確かめて手を取る日常が私たちの大切な宝物。
羽を休め合う場所を幸福と称してくれた想いの厚さに頼りっぱなしなのが申し訳ないけれど、謝る代わりに花を一輪添えたいな。
どんな時でも私を思って、って上着を掴む私の手を柔らかく握って時には私の小さな小さな不安を突っぱねずまっすぐと向き合ってくれて、自分の中で定めた安寧や幸福を自分から絶対に揺らがせないアルハイゼンさんの強さにいつも助けられてるんだ。
明日も頑張ろうね、アルハイゼンさん。おかえりを言ってくれる時間の日も久々だなぁ…。
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84 :
タルタリヤ
2024/04/20(土) 16:37
🐳🏹浮揚と微睡み
改装!完了!デザインボードだけ俺が起こした後大天才書記官の友人が二日くらい(意地と善意を)掛けてこんなに綺麗に仕上げてくれるとは思わなかった……!
様々な微調整と原因不明のエラーに悩ませて俺も不慣れなのに余計なことをしたせいで予想以上に疲れさせた自覚がある。教令院って教え方すら優秀さが求められてるんだと驚愕もした。
過去の記事を分けて一つずつ手作業で直しては生じたトラブルに二人で悪戦苦闘しながら手伝ってくれた鍾離先生も勿論労りたいけど、改めて彼にもこの場でお礼を言わせて欲しい。
ありがとう、アルハイゼン。鍾離先生。形の違うありがとうを抱けるのは中々どうして悪くないみたいだ。
言い方と出力のやり方を多種多様に揃えているだけで俺は根本的に我儘だ。自分が納得出来ないと、良いと思えるものでなければ心底から協力は出来ない。
滅私奉公なんて受けるのも授けるのも無理で、人型を取っている以上何処かで利を取って欲しいと思っている。考える頭と感じ入る心と資源を消耗して生きている証左足り得て欲しいからだ。
だからこそがむしゃらに向き合い自分自身と戦う姿は老若男女、盤上問わず美しいと思う。研磨を楽しんでくれるのなら尚のこと良い。
鍾離先生に限って言えば凡人らしいだろう、って一々ドヤ顔してきたり食卓とは別の折りたたみテーブルで小さなお茶会を楽しむその横顔に惹かれる。
写真一つで無邪気に笑うようになったのか何時からかは分からない。でも、それは出来る限り長くあって欲しいと思う。
先生の長い余生の中に置かせてもらった俺がもし仮に依存の類だとしても、御していく俺が違えなければ二人の不安には繋がらないと信じている。
俺達二人が一緒に幸せになる為の足掛かりの一つがこれになればいい、と真新しい装丁を撫でながら考えていた。
だからといって突然浮かんでくる形が菱形から結晶に変わったら流石にビビるぞ。
(犯行動機:実験してみたら成功したので君達に押し付けた)(形は可愛らしいし貰いはするけども)(けども)
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83 :
千織(乱入)
2024/04/18(木) 18:19
✂️👘4/24
本当はもっと早くに追記する予定だったんだけど、ここの改装や急ぎの依頼が立て込んでいる間に書きたいことが増えたから丸ごと書き直し。
そう言えばあの子、私が冒険者協会に登録する前からここに来て私の話をしていたみたいね。それからすぐ、内緒で申請書を出しておいたらどこで嗅ぎ付けたのか素振りまでしていたなんて……あの夜は鈴の音がちゃりちゃり煩い日だったの、日記を読んで答え合わせができたわ。
私は自分のブランドを慕ってくれる人に媚びたりはしないけど、それは大切にしていないって意味じゃない。華やかなパーティーに行くため、舞台の上で鮮やかにショーをするため、自分らしさや自分の身分を表すため……クライアントによって要望は様々。あの子の仕事着を仕立て直したのは私と彼女が特別な関係になる前。当時よりもあの子の魅力が分かる今ならもっと良い衣装を生み出せると思う反面、露出をもう少し抑えた服にしたいとも思うの。だけど狛荷屋の配達員としてあの衣装で認知されているところもあるし、会社の都合を考えてもリニューアルは現実的じゃない。
そこで考えたのは、あの子の私服をデザインすること。デート用の服って言った方がいいかしら?私だけが知っているあの子の魅せ方を表現できる形、生地の材質と色、それからアクセサリーや小物類、ヘアメイクも含めてフルコーディネートするの。あの子を一番輝かせることが出来るのはこの私よ。自分の作る服に対する自信もそうだけど、一旦プライドは手放して服を脱がせたって、私に見せてくれる顔が一番可愛いんだから。
……こんな話をしてたらアイデアが降りてきた、早速案を描き出して作業に取り掛かるわ。今度配達に来る時は少しお茶出来るくらい時間の余裕を持っていらっしゃい、色々とサンプルを用意しておくから試着も兼ねてね。
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82 :
ニィロウ
2024/04/16(火) 01:25
🪷💃🏻夏紛いと移ろい、ふたり
太陽がサビを飾るスポットライトみたいにギラギラ光って建物に反射した熱を溜め込んで、あれれ夕方なのにまだ暑い……?ってアルハイゼンさんと首を傾げた日だったね…。
夜に吹く風がまだ多少冷たいのはスメールらしいけど、それでも野外ステージでバミリを確認しつつタンバリンや扇を使いながらつま先立ちで着地して跳ねて広く舞台を使う演目の練習をしたら十分熱中症に近付いてしまうくらい危なかった昼間。
練習スケジュールを変えるついでに水分補給をしていたら、偶々アルハイゼンさんがバザールまでフィールドワークの息抜きに来てくれたんだ!
夕方に会える時間は殆ど毎日意識して確保しているんだけど、午前中に逢えるのは本当に貴重で……アルハイゼンさんが(私にとっては)いつもの顔で両手をブンブン振っていたのも可愛くって。
昨日眠る前にしっとり過ごしていた時に聞いた言葉、「俺は何年経っても口付け一つでときめいて、もどかしくなる初々しさを持ち続けたい」をこんなに早く体現して貰えると思わなかったの。
小粒の楽しいを宝物みたいに受け止めて、大きな幸せに躊躇わないで私と一緒に持とうとしてくれるアルハイゼンさんの気持ちの置き方が私は本当に大好きなんだ。
恋に恋をしても抱き締められないって分かっていて、その気持ちをきちんと私に向けて二人で恋をしたがってくれるアルハイゼンさんなりの恋の表し方に私の心は何度浮かんで、何度温かい灯火を私に灯してくれたんだろう。
今日もお疲れ様、アルハイゼンさん。夜更かしさせちゃってごめんね。でも付き合ってくれてありがとう。
作っておいたアイスはアルハイゼンさんと私がたっぷりシェアできる量だからまた明日食べようね。「実のやつ」も明日入れておくよ。
……二人で過ごす真新しい季節が、また一つやってくるんだ。めくるカレンダーと天気予報が後押ししてくれる愛情を噛み締めてゆったり抱っこしながらおやすみなさい。また明日。
余談
日記のデザインを新しいのに変えたくて色々勉強してみた、けど、う……うぅん……むつかしい…カーヴェさんもこういうのは専門外だろうし…もう少し自分で頑張ろう…。
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81 :
クレー
2024/04/14(日) 00:35
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆🍀💣ドカーンじゃない日!
アルベドお兄ちゃんが「たまにはクレーも日記を書いてみないかい」ってこの前クレーにいつもとちょっと違うスケッチブックと色鉛筆をくれたんだ!
クレー、どうしてもお外で遊ぶことが多くて、反省文とも違うからもしかしたら読みにくいかもだけど、アルベドお兄ちゃんが気に入ってくれたらクレーはすっごく嬉しい!
アルベドお兄ちゃんの実験室の扉が「いいよ」になってるタイミングはクレーにとって特別なんだよ。ノエルお姉ちゃんにクレーが走っても中身がばしゃーってならない水筒に紅茶を入れてもらって、扉の「いいよ」が変わらない内に走って美味しいお菓子と一緒にお疲れ様って言いに行く夕方の時間が大好き!
スクロースお姉ちゃんと一緒にお仕事してる時は絶対ジャマしちゃダメって分かってるから、ドドコといっしょにお外で遊ぶ時が多いんだけどね、今日は何をして来たんだいって言われるのはなんだか珍しくてちょっと笑っちゃったんだ。
新しい爆弾を試したり(スズキはドカーンしてないよ!)レザーと一番大きなググプラムを探しに行ったり、邪魔してきたヒルチャールに爆弾を投げたり、フローラとお花の冠を作ってきたり、果物パズルでスイカが全然出来なかったり…。
果物パズルはアルベドお兄ちゃんもおやすみ中にやってるみたいで、クレーすっごく嬉しくなっちゃった!コツもちょっとだけ教えてもらったし、次からは柿が降ってきた時に飛びつかないように頑張る!
アルベドお兄ちゃんのお膝に乗せてもらいながらあれもこれもそれもっていっぱい話してると、すぐ時間がなくなっちゃうのはなんでなんだろ?おんなじ一時間なのに反省室にいる時の方がいっぱい残ってるのはなんで?
嬉しいとゆらゆらしちゃう足をアルベドお兄ちゃんが一緒に合わせてくれるから?「クレーの嬉しいはなんだって聞いてあげるよ」って優しく笑ってくれるから?
魔法使いと錬金術士は違うってちゃんと分かってるのに、アルベドお兄ちゃんはクレーに嬉しくなっちゃう魔法をいっつもかけるんだよ。
早く会いたくなってジン団長から叱られた後でもにこにこしたくなっちゃう、アルベドお兄ちゃんだけが使える特別な魔法。クレーにしか使わないんだよ、ってちょっぴり恥ずかしそうな笑顔がクレーは大好き!
もっと書こうかな、どうしようかな、って考えてたらアルベドお兄ちゃんが帰ってきそうな気がしてきたからこれだけ書いてクレーはスケッチブックを返すね。
アルベドお兄ちゃん、クレーはいつだってアルベドお兄ちゃんの一番最初にお疲れ様とおかえりなさいを言いたいくらいだい、だい、だーーーいすき!スケッチブックを渡してくれてありがとう!
明日は一緒に遊べる日だし、クレーの好きな映影の話もいつかは教えてあげられたらいいな。
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