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スレ一覧
┗1504.マチネの前夜(116-120/128)

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120 :童磨(鬼滅の刃)
2025/01/22(水) 19:47



🪭

あの娘の声が好きなんだよなあ。花の香りをふくんだ囁き、駆け回る犬のごとくはしゃいだ声、絹を引き裂く悲鳴、地獄の底から響くような恨み辛み……ああ!耳慣れた声もまだ俺が知らない声も、ひとつとして零さずに聞いてみたい!
君の声ならばどこにいても聞き分けられる自信があるよ。たとえば夜祭りの、物売りの声や荒れ狂う山車の音、瓢の酒を呑み交わすさざめきがどれだけ五月蝿くても、君の声だけがはっきりと俺の耳に届くだろう。

寝物語にお伽噺を聞かせてくれるって話、楽しみを取っておきたくて好機を棒に振っちゃったから、それが叶うまで俺は眠れないんだ…。きっと夢のような心地だろうにねぇ。
まあ眠るといっても目を瞑るだけなのだが。早く、早く君の声で寝かせておくれ!

🪭 ・・・・・・・・・

そろそろこの日記をよいしょっと上に放り投げようと思うんだけど、良いかな?



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119 :アベンチュリン(崩壊:スターレイル)
2025/01/21(火) 19:29


彼女の手でベッドの横に揃えられた靴が好きだった。床に転がっていた時とはまた違ってサイズの差がよく分かるのも、ちょっとした笑いを誘うようだった。
散らばった服を集める仕草とか、歩くたびに弾む踵に、そっと埃を払う指…。そんな小さなひとつひとつが、今はこんなにも特別に見える。

「仕方のない人ね、アベンチュリン。わたしの前では…いつでも、赤ちゃんなんだもの。」

あれこれと動き回るのを全く苦に感じず、心から楽しんでるのが分かる。だから素直に甘えられたのかな。ローブを脱がせてもらう時も、シャツを着せてもらう時も。
たとえば僕が、二人だけのディナーの席でなにかを落としたとして、身体に染み付いたマナーを振り払って自然に手を伸ばそうとしてくれる。今の彼女を見ているとそんな気がするよ。その手は、きっと僕が宙で絡め取ってしまうけど。

一番上のボタンだけ閉めない。その小さな気遣いひとつが、なんだか嬉しいものなんだね。



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118 :アベンチュリン(崩壊:スターレイル)
2025/01/20(月) 19:40


オペラ歌手として彼女がもっとも輝けるのは、広い舞台と、眩しいスポットライトの下だろう。それでも、心から楽しそうな彼女の笑顔を見たら…あの狭くて床板の軋む部屋がずっと僕らの城であるようにと、そう願ってしまう。
メイクのない顔はとびきり可愛くて、安物のバスローブは、どんなに上等なドレスよりも美しかったから。

『あのこと』は絶対に誰にもばれないように!この約束を破ったら尻叩きという話になったんだけど、これ、決まりでいいかな。これに関しては僕も甘い顔は見せられなくてね。
でも、罰を聞いた時の仕草にどきっとしてしまったよ。口元や胸はともかく、彼女に両手でお尻を隠させるなんて……中々ないこと、なんじゃないのかな?



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117 :メディスンポケット(リバース:1999)
2025/01/18(土) 17:02



💉

なあんだ、おまえ随分懐かしいこと話してんじゃないか。あー、そうそう!おまえの思い出話に刺激されてオレの記憶も蘇ってきたよ!

ちょーっとした【うたた寝】の時はオレがうずくまって寝るの、知ってるか?けど、おまえを乗っけた時は腹を丸出しにしたティーケトラーさながらでさ。熟睡して珍しく寝過ごしちまったよ。枕を抱いて寝るより重いのに…ちぇ、不思議なこともあるもんだな。

それから…、ああ……ああ、思い出した、思い出したぞ。忘れてないだろうな、オレの断末魔!あの【叫び】を!二の腕に痕がついた!!くそっ、おまえは人をつねる習性でもあんのか?
ま、【髪】がふかふか当たんのが気持ち良かったから、あの時書いた研究報告書はばら撒かないでおいてやるよ。
…いや、あの時だけじゃない。やっぱ今までとこれからの全部だ。おまえに関する研究は、誰にも邪魔されたくないからな。

ほらよ、次は【魔法】【一月】【花】だ。やってみな!



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116 :アベンチュリン(崩壊:スターレイル)
2025/01/17(金) 22:45


引き出しの中にあった、ぶなの木のブラシ。色が薄く、可愛らしい丸みもあって、彼女の黒い髪に添えるととてもしっくりくる気がした。お互いの髪を梳かし合う間、ずっと『なんだか擽ったい気持ち』だったよ。
僕の髪をとかすだけなのにバスローブの袖を捲る仕草が、なにか、今にも大変なことを始めそうでさ。おかしさと愛おしさが溢れて仕方なくて、跪いたまま、ずっと彼女の膝に甘えていたかったんだ。

「狼みたいな襟足がとても好きよ。」

僕の頬を包んだ指に撫でられた瞬間、皮膚と肉の下にある頬骨が溶けそうだった。トーストの上のバターみたいにね。
そうして幸せな時間が終わって、彼女が言ったのは「立って」でも「顔を上げて」でもなく…キスをして。だめだよ、獰猛な狼にはなれそうもない。 かわいい兎に翻弄されちゃって、できるのはキスと甘噛みくらいさ。



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