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スレ一覧
┗1509.DOORS(6-10/120)

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10 :イゾルデ(リバース:1999)
2024/10/07(月) 23:57


「君が、子供じゃないってことを証明してもらう。もちろん目の前の男を相手に。…乗るかい?」

🦋

簡単なゲームだとおっしゃるけど。
ああ…、なんて騒ぎなの、わたしの心臓…!あの人の手のひらで、指の上で、あんなに転がされて。可哀想な程に弄ばれているのはピアスじゃなくて、わたしの心臓だわ。

右か、左か。目を開いていても欺かれてしまうんだもの。どうせ見えやしないなら、盲目の王女を演じて、あなたに選んでもらおうと思ったの。それなのに、天運に任せることすら許されないなんて。

『あってほしい?なければいい?』
愛の奴隷のように跪いて、空っぽの右手に縋りついたのはわたし。あなたがわたしに、選ばせたのよ。



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9 :イゾルデ(リバース:1999)
2024/10/07(月) 23:57


「けど、君が知りたいのはそんなこと?」

🦋

ある日、彼はわたしの前に現れたの。
空っぽのグラスに明るい色のジェリービーンズがひとつ、ひとつ、落とされていくみたい。邪気を払い、悪を退け、わたしを抱き締めてくれるあの人は、…ローエングリン!幼なじみが彼のことをそう言っていたのを思い出したわ。とても意味深にね。わたしのことは、エルザと呼んでいた。いつもの調子よ。

白鳥の騎士のお話なら悲恋。その素性も、秘密も、暴いてしまえば全てが終わる恋だけど……わたしはちゃんと教えてもらったもの。彼の夢も、行くべき場所も、為すべきことも。だから離れたりしないのよ。どこまでも、一緒に行くの。呪わしい容器はすべて捨てて。



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8 :イゾルデ(リバース:1999)
2024/10/07(月) 23:56


「そうだよ、僕たちはひとつ。」

🦋

ひとつ、ひとつ、摘み取っていくわ。
芽を出して困るものなんて、初めからなかったのね。わたしの心に咲いた、幸せなお花たち。毎日たくさんの愛情を注いでいるから、こんなにも大きくなってしまったの。あなたという光がなければ、直ぐにしおれてしまうけど。枯らしたりはしないわ、絶対に。

共有する時間と、思いやりと。魔法のことば。わたしが何より大切にしているものよ。



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7 :イゾルデ(リバース:1999)
2024/10/07(月) 23:56


「君はこの世でもっとも美しいレディになってくれて構わないよ。」

🦋

あなたは屋敷にお迎えしたお客様だもの。
片手で帽子を回しながら、笑って「じゃあね」が言える人。でも、わたしはそんな時、ただ悲しい気持ちでお見送りするしかないのかしら。

だから、先にお部屋を出る時には決まって扉の前で振り返ったの。あなたをじっと見つめた。「必ずいらしてね」口には出さないけど、そう願いを込めたわ。…わたしは知ってるの。あなたはとても優しい人よ。わたしはその優しさにつけ込んでも、あなたが欲しい。



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6 :イゾルデ(リバース:1999)
2024/10/07(月) 23:47


「嫉妬は決して君を醜くはしないよ。より美しくするだけ。」

🦋

あなたは、甘い甘い蓮華の花。
きっと可愛い蜜蜂も、たくさんいらっしゃるんでしょうね。論理的で誘惑的な羽音なら、わたしがその耳を塞いでしまいたいわ。それより、ああ…、どうしよう!

あなた好みの幾何学模様、とっても綺麗なアゲハ蝶がまるで音もなく、忍びやかに飛んできたなら…?



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